おおかみこどもの雨と雪 | 俺の夢ってなんだったけorz…  的な

俺の夢ってなんだったけorz…  的な

タダの日記なんだからね!!

「おおかみこどもの雨と雪」を見てきた。

「時をかける少女」、「サマーウォーズ」などを作ってきたスタッフが作ると言うことで、
見るのを楽しみにしてた。

中々見に行く機会が無くて、危うく1日1回上映する程度に放映頻度が下がっていた。
危ない所だった。。

映画を見た感想だが、間違いなく面白かった。

全俺が泣いた。

テーマとして家族が絡んでいたので、オッサンとしては確実に泣くことを約束されていた
わけだけど。

19歳にして狼男と出会って、子供を2人授かって、狼男は早々に死んでしまうという、
少し悲しい話だった。

母親はとても大変だっただろうが、子供たちも母親もとても楽しく健やかに成長していった。

俺は理系だからか何なのか、嫌な奴なのかもしれないけど、物事をプラスかマイナスで評価
してしまいがちだが、この親子の人生は確実にプラスだった。

父親が生きていたら、もっと楽しい人生だったと思うが、何もない生活よりは良いものだった
と思う。

母親がとにかく頭が良かった。
頭が良いというのは何が一番大切で、何をしなければいけないのかを良く理解していた。
はっきり言って凄いと思った。

オオカミと人間、子供に対して、どちらを選択してもいいと考えられたことは凄いと思う。
描画の中に訳も分からず叱りつけている訳でもなく、背中を見せてそれが子供にすごく影響を
与えていることがよく分かった。
絶対に投げ出さなかったし、投げ出すそぶりも無かった。

僕には完璧な人間に見えた。
これだけの愛情を注がれた子供がひねくれるものだろうかとすら思った。

田舎に行って生活しようとして何度も何度も農作物を作るのに失敗して、周りの人達に助け
られている姿が僕には生きているなと思えた。
人と関わることはやっぱり大切だと思える。
最近は僕も割と人と話すようになってきた。
昔は効率しか考えてなかった。面倒かどうか、プラスかマイナスかで話すかどうかを判断していた。
田舎では本当に色々と助け合って生きている。
あの描画はあり得る光景だと思った。

田舎で生活していくうえで、オオカミ、人間の両方の成長を促していくのだけど、
どちらに対しても、違うとか、みっともないとか、こうあるべきとか、否定的なことを
言わなかった。
どちらも肯定していた。とても凄いことだと思った。

雪は人間の道に進み、雨はオオカミの道に進んだことに対して、それぞれが決めた道に対して、
元気にやっていきなさいと言ったことには心が震えた。
オオカミの道に進んだ雨とは最後の別れだったかもしれない。

子供を信じてやることが一番成長していくことだと思う。
僕も大学がだるくなって1年間行ってなかったけど、親は何も言わなかった。
当時俺は、うちは放任主義だからそんなことは言わなかったって、適当なこと言っていたが、
それがとても凄いことだということに気付いたのはもっと先だ。
信じられると、裏切れなくなる。不思議なもんだ。

全くもって、この映画は中盤の幸せな状態でそのまま映画が終わってくれないかなと思った。

波乱とかそんなもん要らないから。

それじゃあ、映画にならねーなww
冷静に考えたら、母親の両親に頼るということが出来たんじゃないか(ry

最近の映画のなかだと一番面白かったよ。