正月に短い休みを満喫して帰って行った次男だが、営業不振で勤め先の社長が交代するといった騒動に巻き込まれ、店は潰れなかったものの色んな条件が変わり仕事にでなくなっていたが、他に仕事を見つけるでも無く親のアドバイスにも耳を傾けずにいたようだ。

そして、あれだけ京都で就職先を見つけろと言っておいた次男が突然家に姿を見せた。

たまたま自宅にいた私には流石にすぐには口が利けなかったようで、何か云う事があるのではないかとこちらから促すと頭を下げて謝ってきた。

何か話す事が他にもあるのではと云うと、何かが気に入らなかったようで急に帰ると言い出す始末。

母親はそれを止め、それでも愚図る次男に私が取り敢えず中に入れと言っても全く聞く耳を持たない。

すぐに帰るのに重くて大きな荷物は必要ないのに、こんな所まで来て要らぬ意地を張る馬鹿がいる。

「こんな所にはもう帰ってこない」・・・・・というので、こちらも「二度と帰って来なくていい」とつい言ってしまった。

男同士というものは例え親子でも意地の張り合いから逃れられないものなのだろう。

こういったボタンの掛け違えから不幸になった父子も身近にいた事を知っているが、私たちも案外そうなるのかもしれないな。 それでも今回は子どもには甘い顔は出来ない。

この試練に立ち向かい、自分で解決出来なければ彼の未来は無いだろうと思うからだ。