先日も高校生がウオークラリーで歩道や横断歩道を歩いていて、自動車に轢かれて数名の死亡者や怪我人の出る事故があった。
「可哀想に」と思う気持ちも有るが、同時に、何故沢山の死傷者が出たのかとも考えた。
それは集団で行動していたからに他ならない。 単独行動していればあんな悲劇には巻き込まれなかっただろうと思う。
人の列や人が固まっている所へ自動車が突っ込めば死傷者が多くなるのは当然の事だ。
小学校に変質者が乗り込んで、手当たり次第にこどもを刺したり殴ったりできたのも、子ども達が学校という場所で集団行動しているからだ。 石を投げれば必ずこどもに当たるほど沢山のこどもは学校にいる。
そうなると、集団登校は危険だという事になる。 しかし、その反面、単独行動では変質者の恰好の獲物となりかねない。
現代では、普通の生活を営んでいても人は安全ではないのだ。
妻は毎日、三男を自家用車でJRの駅まで送迎する。 その後、彼は電車通学し自転車を使って登下校している。
「自分が送り迎えして事故にあったら諦めが付く」のだそうだ。
その考え方に賛同できる自分がいる事に驚きを感じるが、この社会で暮らしていくにはそのくらいの諦めがあっても許されると思う。