今日は長男を連れて亡くなった私の母の墓参に京都まで行くつもりでいる。

本人は亡くなった私の父の相方が、自分たちと血の繋がっていない他人である事をまだ知らない。

私なりにずっと悩んでいたが、就職で家を離れて行く長男には事実を伝えておこうと思った。

父の相方は五月の連休過ぎに手術をする。 後縦じん帯骨化症という病気なのだ。

この病気になると、固くなったじん帯が首にある神経を圧迫する為、手が痺れたりするが、酷い時には神経を切ってしまい、半身不随になる事も有ると言う。

私の勧めでなんとか2年ほど頑張ってもらったがとうとう本人が根をあげたようだ。

父を手術の医療過誤で亡くした為に、私は手術に対して変なトラウマを持ってしまったようだ(笑)

もし、今回の手術が不幸な結果に終わってしまった場合でも、彼には我が家の長男として冷静に行動して欲しいと言う私の願いから京都行きを決めた。 逆に私の身に何かあった時にも彼にはそれなりの責任が生じる訳だ。

後になってから「なんで教えてくれなかった」とは言われたくは無い。

私が昔、亡くなった父をそうやって責めた事が有ったからだ。

真実を伝える事が常に正しい事だとは思ってはいない。 だからこそ今まで子どもたちには父の相方を「おばあちゃん」だと呼ばせている。

親元を離れて行く長男には、いつか真実を伝えなければならない時が来ると思っていた。

それがいつになるかは私にも分からなかったし、今がその時なのか自信もない。

けれど、もう決めた事だ。 昔の事でも有った事は事実なのだ。