THE PAGE 11月6日(木)12時48分配信
「私が子どものときは、面白い遊びを教えてくれる大人って沢山いたと思うんですけど、最近はあんまりいない気がして」――YouTubeのテレビCMでそう熱く語る男の名前は、マックスむらい。現在、日本で最も人気が高いゲーム実況者の一人だ。
――動画制作で気をつけていることはありますか。
動画のエンターテイメント性はとても意識しています。You Tubeの管理ツールはとても充実していて、動画を見ていたユーザーがどの部分で画面を消したのかが秒単位でわかるんです。
あるとき、機嫌が悪い状態で放送をしたことがあります。あとでツールを見たら、舌打ちやそういう表情を見せるたびにユーザーがどんどん減っていました。「ああ、次回からやめよう」と思いましたね。逆に、視聴者が繰り返し見る場面などは、その箇所だけぐわーっと伸びたりします。それを見ると「もっとこうしよう」と思います。私はこの1年半で1800本の動画に対して、これを繰り返してきました。
――人気ゲーム『パズドラ』のゲーム実況などでマックスむらいさんの「魅せるプレイ」が話題になります。
(私がゲームをやると)なぜ毎回、手に汗握る、最後まで目が離せない勝負になってしまうのか――ぶっちゃけて言えば、自分でもわかりません。あるスタッフには「ご都合主義」と言われ、ネットでは「主人公補正」(※ 物語の主人公のように運がよい人物などに使われるネットスラング)と言われます。あまりに運よく事が運びすぎて、いつまで続くのかと不安になることもあるくらいです。
かつてプロ野球選手の王貞治は「ここでホームランを打つべき」という場面で、連続で空振りをしたことがあるそうです。そのとき、彼は求められている王貞治との間にギャップを感じて、引退を決意したそうです。今はこういう状態が続いていますが、私にもそういうシーンが来たら……と思うことはありますね。
――経営するAppBankでは、動画以外にどんな仕事をしていますか。
社長としてお礼状にサインをしたり、稟議にハンコを押したりしています。もちろん、取締役会に出て、議事進行だってしますよ。パフォーマーとして注目されていますが、営業マンや社長業をやっている時代のほうが10倍以上は長いですし、それが本業であると思っています。