関電子会社が通話アプリ参入 電話料金値下げに「殴り込み」 | マルチニーズシステムのブログ

マルチニーズシステムのブログ

ソフトウェア開発、ホームページ制作、iPhone修理、小物雑貨販売のマルチーズシステムのブログです。
TEL:050-3692-8348
http://www.multeeds.com

関西の雄がいよいよ動きだす。関西電力の子会社ケイ・オプティコムが、スマートフォン向けの通話アプリ「ララコール(LaLa Call)」の提供を始める。「050」から始まる電話番号を取得し、一般の携帯電話や固定電話にかけられるものだ。

 特徴はコストパフォーマンスのよさにある。月額105円を支払えば、通話料金が携帯電話には1分18.9円、固定電話には3分8.4円と格安で済む。

 例えば、NTTドコモのスマホなら普通、通話に1分42円かかるが、このアプリを利用して電話すれば固定電話向けでは3分弱で、携帯電話でも5分で元が取れる。ケイオプが関西で展開する光回線サービス「eo(イオ)光」の加入者であれば、家族まで含めて月額料金が無料となる。もちろん、アプリ同士の通話はただである。

 つまり、スマホでの通話が多い人ならお得になる公算が大きい。光回線を利用した固定電話サービスも提供していただけあって、無料通話アプリ「LINE」などと比べると通話品質は高い。

 ケイオプの通話アプリ参入は、NTTへの対抗軸として、価格競争を促す可能性を秘めている。

● 法人需要取り込みに着目

 関西の光回線市場では一足先に、それが起こった。

 関電の通信設備を買い上げたケイオプは、2001年から光回線のサービスを開始。格安料金プランやテレビCMが奏功し、契約件数は右肩上がりに増加、現在約140万件に達している。近畿圏のブロードバンド市場では、「フレッツ光」を展開するNTT西日本に次ぐ、20%のシェアを誇る。


 独占を謳歌してきたNTT西もケイオプに引きずられて価格競争に突入、この夏も2割程度の大幅な値下げを実施するなど割引を繰り返している。これに対し、ケイオプも「業界最安値のブランドを守る」(藤野隆雄・ケイオプ社長)と対抗、9月2日には「3カ月無料」という異例の割引策を打ち出すなど一歩も引かない構えだ。

 同様の競争は、スマホの通話市場でも展開されるであろう。“戦場”となるのは、NTTグループだけで関連収入がそれぞれ2兆円弱に上る携帯電話と固定電話の巨大市場。スマホの普及で携帯電話料金の負担が増している中、節約ニーズは高いはずだ。

 特に着目すべきは法人需要。実際、NTTコミュニケーションズの「050 plus(プラス)」は、この2年間で180万ダウンロードを突破。好調の要因の一つとして、「050」の電話番号を取得できるため、法人用途にも対応できることがある。

 消費者向けでは関西限定だったケイオプも、今回のアプリ参入で地域を超え、一般利用者から法人需要まで応えられるものとなった。

 藤野社長は「携帯事業にようやく入っていける。まずは関西に広め、将来は他の光回線を提供する電力会社とも組みたい」と意欲満々だ。

 アプリの目標は3年間で60万ダウンロードとやや控えめだが、光回線のインフラ事業者が本格的な「全国進出」を果たすことで、局地戦から全面競争に移行するのは間違いない。

 (「週刊ダイヤモンド」編集部 小島健志)

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130910-00041434-diamond-nb