そのUCCがAランクと認めたスペシャリティー珈琲が、イベント会場で振る舞われていた。
しかも一杯200円という価格で。
飲んでみると、豊潤で濃厚な香りが広がる。
砂糖やミルクでさえも不純物となりそうな程の素晴らしさ。
ブラック無糖が苦手な人でも飲めそうな味だ。
その珈琲を提供していたのが、cafeシャトレの元オーナー夫妻。
京都御所から今出川通りを西に歩いたところにあるカフェだ。
38年ほどやっていたものの、色んな事情で店を閉めたそうだ。
しばらくはノンビリとしていたのだが…
夫妻の手元には、UCCから認められた珈琲が残っていた。
京都で唯一のAランク珈琲だ。
「その味を絶やしてはいけない」
その思いから夫妻は活動を開始した。
その起点として、このイベントで珈琲を振る舞っていたのだ。
浮世似顔絵では、オーナー夫妻のうち奥さまの方を描かせていただきました。
珈琲を普及させる思いを、写楽のポーズに込めております。
と同時に、奥さまから滲み出る優しさもほんのりと。
似顔絵で交差する人生物語。
紙に残るはその軌跡と未来だ。
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●イベント情報
▽ AUN ヒーリングフェアin SAKURA CAFE
日時：5月23日(火)10時半～15時
場所：SAKURA CAFE
住所：京都府京都市左京区下鴨北園町１１０-５
▽ 第６回小さな商店街ほっこり東大阪
日時：6月4日(日)11時～17時
場所：クレアホール布施
住所：大阪府東大阪市足代北２丁目１−１３