『トータル・リコール』
監督: レン・ワイズマン
キャスト: コリン・ファレル/ケイト・ベッキンセイル/ジェシカ・ビール
人工的な記憶を植え付けることが可能になった近未来を舞台に、記憶を塗り替えられ謎の陰謀に巻き込まれた男が
本来の記憶を取り戻すべく巨大な敵に立ち向かっていく姿を描くSFアクション。
化学兵器戦争によって荒廃した近未来。生き延びた人類は
裕福な人々とそれ以外の貧しい労働者という二極化が進んでいた。
工場労働者のクエイドは、希望のない単調な毎日に嫌気が差し、巷で評判の人工記憶を試してみたいと思い立つ。
しかし記憶を植え付けようとした瞬間、突如警官隊の襲撃を受け取り囲まれてしまうものの、
無意識のうちに驚くべき戦闘能力を発揮して警官隊を圧倒するが…。
(allcinemaより)
期待半分、不安半分で観に行ってきたけど、やっぱ後者が当たってしまったーヽ(;´Д`)ノ
22年前とはいえ、まだまだ記憶に新しいシュワちゃん版『トータル・リコール』のリメイク作とくれば
どうしてもそれと比較して観られてしまう不利さはあるかもしれないけど
それを差し引いても…うーん…なんだかなぁ…(-"-;A
前作の“地球と火星”という設定を、同じ地球上の二つの社会という風に変えてるのはいいとしても
ストーリーに何の深みもない、前作の上っ面をただなぞっただけのフツーのSFアクションに成り下がってるんだよなー
ただひたすらアクションばっかやって、肝心の“自分探し”はほったらかしってどういうことよヽ(`Д´)ノ
前作を改めて観てみると、(22年前というのもあって)それなりに安っぽさを感じたりはするものの
それはそれでリアリティーがあって面白かったけど
(鼻から発信機を取り出すシーンとか、火星で目玉が飛び出しそうになるシーンとかね)
昨今の映画は何でもかんでも全部CGで済ませちゃうから、映像に説得力がありゃしない
そして女優陣にまったく魅力が感じられなかったのもイタイのよこれが orz
特に主人公の“妻”を演じたケイト・ベッキンセイル(↑)なんか、正体がバレてからは
ただひたすら主人公を追いかけまくる女ターミネーターみたいで、気持ち悪かったし…
前作で同役を演じたシャロン・ストーンはエロさと強さを併せ持ってて存在感もあったし
シュワちゃんの相手役として存分に魅力を発揮してたと思うけど、彼女の場合は…(;´Д`)ノ
とにかく、“前作を超えてやるんだー”的な意気込みが全く感じられない、
平々凡々(もしくはそれ以下)のタイクツーな118分でありました(/TДT)/
2012. 8. 11 大阪/TOHOシネマズ梅田にて