朝の名瀬港を見ながら



ホテルの食事は

和、洋、ミックス、パン
から選べる定食 和定食はお魚フライが美味しかった





初日に美術館と大島紬村に行ったので今日はのんびり自然を見に行くルートです。(予定では)

雨の中、大浜海浜公園へ
この日はお仲間がドライバー
もんぺ着用に靴で運転してくれました。


海には急な坂を降りて公園の駐車場へ 向こうに海の気配、先ずは海へ〜

近江縮に博多紗献上の帯に久留米のモンペ

バッチリ可愛いお仲間


白い砂と透き通る穏やかな海

雨が止むと丁度いい曇り空


私は雨に強い古い小千谷縮 透け感が無いので浴衣できています。

紗の半幅帯に、昨日からよく見かける烏揚羽の帯留め

別のを持って来たのですが豊富な🦋が飛ぶ島なので


雨でしまった砂地も歩きやすい

しばらくサンゴを拾ったり、ヤドカリと遊んだり

プライベートビーチを楽しみました。


公園の為か

ゴミも無い綺麗な海岸でした。(管理の方ありがとうございます)


公園内の水族館へ行きました

近海の魚の展示ですが、どれもカラフルで綺麗な熱帯魚

昨日頂いたハリセンボンも・・


入場了解700円に、海亀に餌やり体験がついています。


寄って来る亀さん 可愛い 餌はレタスです


奄美の海の映像上映を見て一休み


また外に出てイベントスペースなども散歩

この時、田中一村美術館で見たツマグロヒョウモンに遭遇! なんて綺麗!写真は取れなかったけどこの絵の蝶です。



表は海 裏は山


奥が水族館 右はステージ


ここから、しばらく海辺をドライブして、山の85号線に入って島の対岸にぬけるコースを設定したのですが、


この山のコースが険しいジャングルで!!

大雨の後の枝や石、一部工事中もありどんなアトラクションよりスリリングでした(ごめなさーいい)

大変すぎて画像無し 美しい巨大なシダ類多数でしたがそれどころじゃあない!土砂崩れの匂いもするし!?

(薄いガス漏れの様な匂い)


なんとか宇検村に出てからは、穏やかな道

奄美大島世界遺産センターに到着!ホッとしました。


隣の道の駅、レストラン マングローブで遅い昼食

奄美は近大マグロの生産地 本場です

この日のおすすめメニュー 近大マグロの漬け丼 モズク天付き定食 1180円 マグロたっぷり〜


モズク天は表面パリっと中もっちり、油っぽくない!

美味しく、リーズナブル!

こちらはマグロ丼 さっぱり美味しく頂きました。

1380円なり


同じ建屋の道の駅で地元食材の小袋などを購入

ここにもパッションフルーツありました。2個入りで試しやすいですね。最初のスーパーは最小単位が大きいので、買いづらいかも 大きい実が美味しいですね。

ベトナムより断然美味しい実でした。


お仲間が地元のおばあさんに、もんぺが懐かしいと話しかけられてほっこり、昔、雨のお呼ばれの時、お仲間の様に着物の裾をもんぺで庇ってお呼ばれに行ったのよ。と、



お母さんが縫ってくれたもんぺを今も大切にしまってあるそうです。白髪の可愛い方でした。お元気で〜


一息ついて

世界遺産センターへ こちらは入場無料

動植物の固有種を模型と画像で案内する施設



アマミノクロウサギも


種類や生息環境を知ったら、受付で観察ツアーやガイドツアーの紹介をしてくれます。

次回は参加してみたいです。


出口におしゃれな売店があって、泥と藍染のTシャツを

お土産にしました。胸にはクロウサギ

茶泥だわ


ホテルに戻って、


この日はお仲間の伝手で、奄美の引退した大島紬の会社の方とそのお友達と飲み会です。


名瀬の飲み屋街の亜子さんへ

しっかり者で優しいママさん 初めてですが緊張しないで受け入れてくれます。

最初に 粒味噌のゴーヤ炒め 島きゅうりのイカ和え

どちらも焼酎にピッタリ、具合を見て出してくれたのが

カンパチのあら煮、これも薄い味付けなのに旨みたっぷり、島ざらめの優しい甘さ


お酒は地元民おすすめの三年寝太蔵

喜界島の黒糖焼酎です


元紬会社の方に、大島紬の繁栄と衰退の歴史を伺い

生い立ちなもポツポツと


最近テレビで見たイカ墨汁の話になった時、お友達が、ウチにアオリイカがあるから良かったら明日帰る前にウチでご馳走するよと声をかけて下さいました。



聞けば、お二人は幼馴染でご近所だからみんなで11時に集合となりました。


翌朝、奄美のイオンで手土産を買って、お邪魔しました。


行った住所は普通の住宅地ですが、通されたお座敷が、

なんと折り上げ格天井、お友達が奄美に帰ってから立てたお家だそうです。

そこで頂くイカ墨汁 中に柔らかいいかのみが入っています。味付けはイカ墨と少しの味噌だけ

スッキリした味わいです。奄美黒米のおにぎりと頂きました。因みにテーブルも奄美の一枚板、昨晩、膝が痛いと言ったので、お座敷椅子がセットしてありました。ありがたい

他に時計草 (パッションフルーツ)も出していただいて

良い香りに包まれました。ありがとうございます。


昔の奄美の生活、今の街内は畑や田んぼだったこと、

家畜や野菜、米も作って、母は機織りをして居たと

聞けば聞くほど、戦後の日本、どこも同じ暮らしでしたと

私も田舎を思い出しました。友人の家では養蚕をしていたし、家の前にはの紡績工場がありました。


ひょっとしたら福島の絹も奄美で大島紬になったのかな?今はどちらにも面影は有りません。


そして、田中一村の終焉の地が近かったので聞いてみると



お二人とも老人の一村を覚えて居ました。ステテコ一枚で歩く痩せた絵描き。

力強い自然の力の中で暮らす人に支えられたことも多かったのでしょう。


お持たせのおにぎり、オヤツに頂きながら帰りました。

奄美の素朴さに癒されました。


羽田に近づくと都内上空を飛ぶのでびっくり!
現実に戻されました。

奄美は梅雨明け、関東は梅雨入りと聞きました。


最終日は名古屋帯に変えて襦袢も着て

帯留めはやっぱり蝶


いつか奄美の蝶も作りたいです。