梅雨入り前の気温24℃

薪能とその前の解説講座に参加するため、岡崎に出張って参りました。


平安神宮フリマでレストランの順番待ちをしていたら、
天神様でお馴染みの大久保のご主人が声をかけてくださいました。


日向は暑いのでこちらへ、と涼しい木陰に案内され

奥様から冷たいコーヒーを出していただいて

ほーっとひといき、生き返りました。


私は初めての京都薪能、しかも平安神宮

悩ましい6月の着物、悩みましたが気温が23℃予報でしたのでキレイ目の単衣で


新幹線と夜までかかるので、しわになりずらい単衣のロウ叩きに洛風林の名古屋帯 襟は流水の染め

Kさんは、紫の単衣色無地に爽やかな藍模様の袋帯


松の木陰で大久保さんの奥様から、緑の山と爽やかな風の吹くこの場所が好きとお聞きして、

穏やかな雰囲気が大久保さんにぴったりと思いました。


くつろいでいたら

この日ご一緒するwakoさん登場!

wakoさんは単の塩瀬に和が織られた帯


6月にしては爽やかに単が着られるのは本当にありがたい、何度も天気予報をみていたので快適に過ごせました。夜はこれに紗の羽織りでちょうどでした。


桐の模様に瑪瑙に彫金の帯留め



お店をホリホリしていたら、ご主人から大きな団扇のプレゼントを頂きました。



大きい〜 でも素敵な絵 高島屋の文字が


夏のレモンイエロー


私は帯揚げ @800円なりをいただいてお暇しました。

本当に優しいお人柄のお店です。


連絡が来て京都パークプラザでランチになりました

お店も景色も料理も良かった

お二人は、鉄鍋に卵とチーズで覆われたハヤシライス

私は牛タンカレー

長丁場なのでしっかり腹ごしらえ、

次はゆっくりしたいです


そしてロームシアターへ
この日の薪能演目の説明や能の所作など
難解と思われる能を、初心者に寄り添って説明していただきました。無料のレクチャーがあるのはありがたい。
京都市えらい!

開演までは平安神宮にお参りして
神苑へ 
新緑の季節は初めてで、とても素敵でした


緑に包まれて、足元には清らかな水が流れています。


ちょうど菖蒲が見頃で森の中の風景が素晴らしい



広い園内の池の飛び石を行く着物民 



私は対岸でかわいいお二人を見物


こんなに晴れ渡っても、神苑の風は爽やかで


極楽のような午後のひと時

池の上でよもやま話

それにしても大きな団扇じゃ

記念撮影タイム


wakoさん姿勢も麗しい


京都薪能、お仲間のKさんが指定席をとって下さったので
良いお席で楽しめました。
(自由席は並ばないと良いお席が取れません)
まだ明るい6時開演なので西日がきついため、ゆっくり行けるのはありがたい。会場は立ち見が出るほど満員です。


演目の前に狂言師が演目の説明をコミカルにしてくれます。“光る君に便乗した演目”とかシレっと言うのも狂言らしくて楽しい

半蔀 (はじとみ)
3月に行った宇治川の神社で押し上げ式の窓をみましたがあれですね、夕顔を光源氏が覗き見した
能は儚く死んだ夕顔の幽霊が思い出を語る静かな演目

初めて音声ガイドもつけたので眠らずに楽しめました。

日が森に落ちたので次の演目の前に薪に火が入ります
京都市長が かみしも姿で点火、そしてご挨拶


夕暮れが進む中 風景に馴染んで素敵


葵上

六条の御息所が鬼女になる〜


能の観劇は、休憩が無いのが辛いのですが

次は狂言なので舞台転換の時に立ち上がって撮影

腰が固まってる!パイプ椅子で後半特に痛くなって来ます。前の席の方は座布団持参してる

なるほど、分かりますよ

お茶などもこの時に


狂言 熟女と光源氏の話のパロディで盛り上がりました


最後の 土蜘蛛は

同じく3月に天満宮宝物館で見た国宝 膝丸(鬼切丸)が出てくるお話、

歌舞伎でもお馴染みの演目、惟光は若い演者が能面をつけずに演じるのが鮮烈でよかった

漆黒の空に蜘蛛の糸がくっきりと走って

余韻が残る良い舞台でした。



終演後は路線バスで京都駅まで戻り、遅い時間だったので、駅ビルで開いているお店をなんとか探して

美味しいビール🍺で喜びを分かち合いました。

ありがとうございました。