大阪2日目は、ホテルで涼しいうちに着姿を撮影

歌舞伎仲間さんは、お母様の紋紗の着物をお手入れして大事に着ています。良い着物を大切にする素敵な文化です。


帯は金魚の絽綴れ上品で可愛らしい名古屋帯


私は夏の大阪では必ず着ている

波の小千谷縮、波っぽい絽綴れ 千鳥の帯留め

浪速の難波で島流の俊寛ですから


襦袢はアンティークのドロンワークの麻襦袢、このセットですと持ち運びが軽いのです。そして1番暑さを凌げます。


天神祭りが見たかったけど暑いので

近くの船場センタービルへ
和装小物のことぶきさんで、足袋やら衣紋抜きなど

昨年お手ごろ価格だった無地の小千谷縮み半衿、

今回は見つけられんかったけど、今年はあの半衿のおかげで猛暑も乗り切っています。
和装のお店やリサイクル店が色々あるので寄り道しながらぶらぶらと


三品さんへ 麻の半幅帯が色々


お仲間はお買い得な帯締めを

おじさんは接客中で、おもろい話しは封印でしたが、スタッフさんにつむぎに合いそうな帯など見せてもろて楽しいひとときでした。

大原女とゆうブランドの大黒帯、タレにも落ちた小判があって洒落てました




さてお昼も周り

ランチがわりにホテルの下のハナフルでアフヌーンティ 


マスカットのケーキが美味しかった

期待していた桃は、皮を剥いてシロップ漬けにしてあるので見た目は綺麗だけど本来の味にちょっと違和感

でも、下のアイスとの相性はよく、ベリーソースで美味しく頂きました。

この週は前半ハノイで原種の桃を食べていたので

シンプルな違いを感じたのかも


最初にこれが出てきて

しょっぱい系もついていて大満足、

これから7時過ぎまで食事は無いのでしっかり

いただこうと思いましたが、流石に半分くらいで十分

ホテルに買い物荷物を置いて


奈良のwakoさんの待つ松竹座へ

先日京都アンティークフェアで見つけた帯と同じ頃ご紹介した宮古上布で来てくれはりました


あら、バックもベトナム土産使ってくださる優しい方

でもいい組み合わせ!この帯、あのスッキリしたでも凝った絣模様の上布に合う!!


エスカレーターで後ろから見ると

お太鼓の模様が窓の光に透けて本当に綺麗なんです。

ほーっと見惚れる。知らない方でも思わず二度見してしまう...


歌舞伎仲間さんといい、今日はめちゃくちゃ私好みの着物を着たお二人とごいっしょできてテンションが上がったところに、仁左衛門丈の俊寛

今回花道のスッポンを使った俊寛が波打ち側で船を追うシーンでは半身を波に沈めたにざ様がこちらに手をのばして苦悶の表情(下記はイメージ)半身はスッポンに入っていました。




近い席だったので 「きゃー にざ様〜」(心で)叫んでその手を取って引き上げたい気持ちでおりました。

隣のwakoさんを見ると、うんうんと


どこまでも切なく美しい俊寛でした。

俊寛は悲しい演目ですが、演じる役者の違いを楽しめる演目です。吉右衛門さんの印象が深いのですが、

大阪でにざ様で見られて幸せでした。


2部は幸四郎、米吉の 吉原狐

明るくて楽しい、惚れっぽい芸者の米吉に隼人の若旦那(大富豪同心感は無かったけど)染五郎の若様、男虎の父の恋人が絡んで

本当に楽しい演目でした。


そんな話をしながら、7:10終演なので夜の難波へ

wakoさんが予約して下さった、近くの民藝居酒屋 牧水へ、雰囲気もメニューもスタッフさんも三拍子揃ったお店でした。お値段もお手頃!


つぶ貝の煮付け

アオリイカやタイ、ヒラメ 


夏の関西で頂きたい

水茄子に鱧


他には、すき焼き、里芋団子とどれも丁寧なお料理でした


日本酒のいけるwakoさんと私の最近好きな

雪の茅舎で乾杯!

歌舞伎を楽しむメンバーでの

観劇後の一杯は最高ですね




wakoさんとお別れして


法善寺へ ただ感謝のお参りでした。


あ、帯留めズレてる


この着物、古いのを見つけて自分でリサイズして着ていますが、今回生地が痛んでいる所を見つけたので

自分で繕おうと思います。

お仲間のように大事に長く着られる様にしたいです。