4.手術当日 | 心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

3人の母です。

次男と三男は心筋緻密化障害(心筋症)をもって生まれてきました。

次男と三男の闘病記録と、亡くなった後の私の日々の気持ちを書いています。


10月16日(月)

帝王切開の予定まであと1日

朝からお腹の張りが10分毎に出るようになり、念のため朝食は中止し、NSTをつけてしばらく様子を見ることになりました。

元気だった胎動もあまり感じなくなっていましたが、動いているのは動いていたので、特に何かを言われることはありませんでした。

脈拍が少し落ち着いたので、ルテオニンの点滴を22から25に増やしましたが、お腹の張りは治まらず。その後脈拍が120を越えたので、もう点滴を増やすことができないと言われました。

赤ちゃんの肺の機能を助ける薬が完全に効くのは夜以降。先生たちはいつ帝王切開をすべきなのか話し合っていたようです。

9:00
明日まで待つのは危険と判断され、15時からの帝王切開が決まりした。すぐに仕事中だった旦那に連絡。
私はそのまま絶食となり、手術に備えてバタバタと検査や準備に入りました。

・心エコー
・レントゲン
・心電図
・胎児エコー

全身麻酔になるので、赤ちゃんが眠ってしまわないうちにまずは赤ちゃんをお腹から出し、救命を優先すること

多量の出血が見込まれるので輸血になること

あまりはっきりと覚えていないのですが、助産師さんから手術の説明がありました。

15:00
旦那に見送られ、手術室に入りました。

手術室はテレビで見るようないかにも手術室という部屋で、緊張感が漂っていました。手術の前にラインをとったり等、処置があったのですが、私の血管は細くうねっているため、痛み止めの注射をしているにも関わらず結構痛くて、時間がかかりました。

産科医2名、麻酔医1名、オペナース1名、小児科医1名、助産師1名が挨拶を交わし…

いよいよ手術開始。

麻酔のマスクをあてられ、深呼吸を繰り返すと3秒くらいですぐに眠りました。



次、目を覚ました時には赤ちゃんが生まれてるんだ

母子ともに無事に出産できますように

その思いだけでした。