勝てない
そして勝てない…
息子よ
辛いのは見ている方も辛いぞ。
でも、上しか見えない状態って悪くない。
希望しかないじゃないか。
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息子のジュニア時代の元チームメイトで、
作られたレフティが2人いた。
一人は2つ年上。
センスだけでサッカーする天才タイプ。
もう1人は同い年。
大人しいけどクレバーな選手。
彼らは元々、利き足が右。
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年上の彼は、
お父さんが左でやれ!!
と無理矢理左を使わせたとのこと。
周りが何にも言わないと大活躍する。
左のキックがとんでもない威力で、
これでシュート打たれたら頭が吹っ飛ぶぞ。
くらいのインパクトだった。
考えさせたり、チームプレイを意識させると子猫ちゃんに早変わり。
おいらの息子にスタメンを取られてしまい、お父さん大激怒だった。
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結局中学生で、近場のクラブチームに入ったが、重宝がられていたようだ。
レフティは有利。
出番はそれなりに与えられていた。
高校はそこそこ強い県立高校の推薦を貰えるはずだった。
先生が怖いから行かない!
と、拒否。
結局サッカーを辞めてしまった。
勿体ないけど、
本人がやりたくないなら仕方ない。
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同い年の彼。
前所属の少年団の監督に、
左でやれと強制
いや、
矯正されたらしい。
ジュニア時代の六年生から出番が無くなり、ジュニアユース昇格ならず。
中体連は本人の考えに合わず、
クラブチームで大活躍。
ジュニア時代はディフェンスだったが、ジュニアユースではトップ下。
楽しそうにプレイしている姿が印象的だった。
この頃にレフティの仮面を外した。
本来の右利きに。
高校は野球が強くて有名な学校のサッカー部。
ボランチ希望も監督の意図でセンターバック。
キャプテンをやっていた。
で、
大学生の今は関東大学リーグに所属。
トップにはいないが、社会人リーグで頑張っている。
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サンプルが少ないけど、
レフティを貫いた彼はサッカーを辞め、
レフティを捨てた彼はまだまだサッカーを続けていく。
結論。
好きにやってみたらいい。
そういえば、
あ、安部礼司の
御手洗到来があんまり出てこないなぁ。
寂しいなぁ。