道が草で覆われて歩けないというブログの続きです。
ヴェズレー(Vézelay) からサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの巡礼路も、複数ルートがありますが、うちらは、Voie historique de Vézelay・南の道を小刻みに歩いています。
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Vézelay からの歩き旅日記を1)として、今回は18)からスタート。
通常なら、最後に見た道標に戻るべきですが、確認してこの道に入ってるし、この先に電柱も見えてるので、そこまで行こうと思いました。
前に歩いた人の跡が、この藪ゾーンから右にずれて麦畑に続いている気がして、うちらも、畑と藪の間にある隙間を進みます(必死なので写真なし)。
何かに左膝を刺されて痛い(多分、イラクサ)。
しばらくすると藪ゾーンが腰くらいの高さになったので、左に戻り進みます。
Mésangyの方向を再度確認し、とにかく電柱のところまで進みました。
道らしきところに出て、地図では右折のはずなので、右に進むと。。
幹に巡礼路マークが!
ほっとして、がんがん歩くのに集中。
草って、あっという間に伸びるんだろうな。
ここから余裕もバッテリーも減って、写真が少なめです。
この後、Mésangyの集落があって、地図と道標どおりに右の坂を降りました。
この直前あたりから、なるべくスマホを使わないように、ガイド本を見ながら歩きました。
どんどん、おなじみの泥の道になり、水たまりだらけになり、
そして、
川が溢れてる。しかも、渡れない深さだ 深さ2メートルくらいありそう。
道の左手は、腰の高さの薮(しかもイラクサ有)で、誰かが入っていた形跡あり。
行ってみると、左へずっと川沿いを歩いたようでした。
地図を見ると、そのまま行くと遠くに橋があるっぽい。
でも、そこまで歩いてしまうと、私が宿まで歩けなくなるかも。
さっきの集落で、誰かに頼み込んで、タクシーを呼んでもらうか、お金を払い車に乗せてもらうしかないかも。
集落に戻ると、ちょうど人がいたので、「冠水してて進めない」と言うと、
坂は下りきらないで、左にちょっと入ると小さな橋にたどり着くんだよ、雨が続いて草が伸びすぎて、道標に気づけないんだよ、とのこと。
相方は親切な人とかわいい犬に会えたので、なんか満足げ。
また、同じところを下ります←私の顔
↓草と泥がひどいので足元を見てると気づかない左折マーク
左に入る道は小さくて、ちょうど水たまりだらけのところにありました。
地味な道標もあった。
しばらくすると、、
ひっそり橋!
もうちょっと目立ってほしかった。
さっき、薮をかき分けて、もうちょっと探せよかったのに、気づかなかったのがくやしい。
橋を渡り、舗装道路になったところで、相方が電話で宿に到着予想時間をお知らせしました。
20時以降到着OK(夕食なしの宿)ということで、もともと予約してたのですが、何時でもいいとのことです。
多分、到着は21時すぎかな。村のピザ屋さんが22時までやってるはず
気落ちしてるからか、コクリコの赤が目に染みる。
牛さんに慰められてる気がする。
しばらくすると、ミャムミャムドド(2021版)の地図と道標が一致しない場所に。
巡礼マークと「Lurcy-LevisとLe Veurdre」という立札のある登り道で、民家が一軒あります。さらに進むと、薄暗い泥の道になり、不安で引き返して、二人で話し合い。
ミャムミャムドドでは、舗装道路のD1を歩くことになっています。
D1は、車で危ないのと、水しぶきがかかりますが、距離は短いです。
後日、宿で見かけた最新版ミャムミャムドドでは、D1は歩かず、クネクネと森の中を歩くようになっていました。ただ、今見ると、ネットの巡礼路の地図は、D1を歩くことになっています。もう訳がわからない。
相方は道標どおりに歩きたいらしく、うまく丸め込まれました
ミャムミャムドドで、これから歩く道の見当をつけて、巡礼路のマークに従って、森の中を進みます。
泥、草、蚊がすごくて、暗くて、どんどん奥に入っていく感じです。ピザも遠のく。
途中、二股に分かれる部分があって、Le Veurdreへ戻ることはないなと、ほっとしました。
もう少ししたらヘッドライトかなと思っていると、大雨になり、道標を探していられない、もう森はいやだと私がキレて、D1を進みました(Les Avignonsの集落のあたり)。
そして、虹
やっと、Lurcy-Lévis
21時すぎ、到着
宿泊先
Accueil de pèlerins chez l’habitant à l’ancien Presbytère de Lurcy-Lévis
https://lurcylevis.fr/tourisme-hebergement-se-restaurer
一部屋にダブルベッド2つとカウチベッドが1つあり。
宿泊客は私たちだけでした。
相方がまた出かけて、ピザを買ってきてくれました
靴はずぶ濡れ、新聞紙を宿の人がくれたけれど、明日までに乾かなそう。
残念ながら、この日の道は、村々は素敵だけれど、おすすめできない。
村周辺以外では、あまり巡礼路の管理に力を入れてないのかな?
Nevers後にある別ルートのほうが人気があって、そっちは管理いきとどいてるのかな??
そもそも、あの草ボーボー道は、正しかったのかな?
今思うとモヤモヤするのですが、翌日は37km歩く予定で、この夜は明日の心配ばかりしていました。
2日目へつづく
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