2021/5/22
Domaine du SauvageからAumont-Aubrac (オーモン・オブラク) 28.8km
今回、歩いた距離が最長の日なのに、疲れで記憶がなく、内容が薄くなって1回分の記事におさまりそうです。
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この日に合わせて調整してたのに、昨日、足裏にマメ(? 赤黒い1円玉大のもの)ができてしまいました。
しかも、部屋の暖房を高く設定したせいか、何度も起きてしまいました。
ただ、巡礼中、毎日、22時から朝2時まではぐっすり寝て、それからたびたび目を覚ましていました。体が戦闘態勢だったのかな。
翌朝、幸い、疲れはとれていました。
この日、一番乗りで朝食を食べに行きました。
食べ終わった頃、テント泊の人たちはテントを干していました、ただ、大雨で眠れなかったみたいです。
早く出ようとするも、ピクニックの受け取りやスタンプを押してもらうのに手間取り、出発したのが9時半になっていました。
立派な建物をしみじみ見て、林をすぎます。
相方は、数回、赤いリスが横切るのを見かけていました。
毎回、「見て!」と言われ、見た頃には、すばしっこすぎて、いなくなっていました。
オブラク(オーブラク)牛を見て、la Chapelle de Saint-Rochとそばにある避難小屋を見てみます(どちらも扉閉まっていた)。
ここから、地方(région)が、Auvergne-Rhône-Alpesから、Occitanieになります。
写真の向かって左から森の中を歩きます。
5年ほど前に、地方が再編成されたので、相方も訳わからないそうです。ちなみに、régionは、複数のdépartementからなるそうです。そして、départementは郵便番号の上2桁に対応しています。
道を降ったところで、木に腰掛けて、足を点検しました。
大丈夫そうですが、相方もマメができたみたいです。次の大きな町で薬局に行こうと決めました。
歩きます。
馬の家族。
この辺りからドロドロの道になりました。
しかも、泥の巡礼路を、10台ほどのモトクロス?が駆け抜けました。
Le Rouget村を通ります。rougetって、魚の名前です。シーフード食べたいなあ。
これは、ジットかな?
牛さんを小屋に戻すためにロープを張ろうとしている最中。
これが始まると5分以上待ちます。今回は、牛の横を通してもらえました。
巡礼路では都会にあたるSaint-Alban-sur-Limagnoleに着いたと思ったら、
GRの印に従うと町をぐるりとまわらないといけません。
しかも、アスファルトの下り道は、特に足裏に響くので、100メートルでさえ辛いときがあります。次回があるなら、地図見て、ショートカットしたいです。
施設?
シャトーがあったみたいで、相方が見に行くと登ってしまいました。私は興味がないので、下で待っています。
ここで時間をとってしまったため、薬局を見つけたときには、5分前からお昼休みに突入してました(12時半から休み)
レストランも数カ所あるので、巡礼者が大勢テラス席にいます。
うちらは出発が遅かったし、ピクニックを持ってるので、次に進みます。
ただ、公衆トイレが見つからず、後で困りました。
しばらくはアスファルトのつまらない道です。
そういえば、事前にGoogle マップを見て、町外れにSPARがあると思ってたのですが、閉まっていました。
翌日の食料を調達しようと思ってたのですが、結局、十分持っていたし、翌日少し買えたし、杞憂でした。
そのうち、林を上り、Saint-Alban-sur-Limagnoleを「あーあ、薬局行きたかったな」と言いながら、写真におさめました。
イヤミーです。
ここから、中央が大きくえぐれている急な登り坂になりました。
はじっこを歩くことになります。
写真はまだ序の口の場所です。
はじっこ、えぐれてない部分も狭くなり、平均台を歩くように片足ずつ置いていくか、斜めのまま進んでいくかで、足に変なひねりが加わります。
歩ける状態ではないし、GRの印もずっとないので、ここで合ってるのか不安になります。
前にいた巡礼者に追いついて、この道変だけどまちがってないと話します。
Cabanes-Planesでお昼にしました。
ピクニックには、レンズ豆とドレシング、大きなパン、ソシソン、チーズ、りんごが入っていました。1人分だけど、2人で分けてちょうどよかった。
私は持ってきたお味噌汁も飲みました(お湯は、今回は部屋にポットがあって、沸かせました。なければ、宿で入れてもらえます)。
靴下をぬいで足を乾かします。猫が足に興味津々。。
風が強くて、そのうち寒くなり、出発です。
このLes Estrets村へ降りるところも、ちょっといやだった。
坂の終わりが急で、こけそう。。
この辺りにあるGîte de Gévaudanの案内板にfermé(営業してない)と書いてありました。
Les Estrets村には、ガイドブックを見て、カフェもあると思ったのに、閑散としています。巡礼者がコロナでいなかったので、閉店したのかな。
屋根は石を重ねたもので、うろこみたいです。
すぐ隣にあるLa Truyère村です(村名だと思ってたけれど、Miam Miam Dodoでは青色の文字で書いてあるから、川の名前だったのかも)。
到着予定のホテルが、19時から夕食、21時には受付が終わります。
(このときは、コロナで21時から外出禁止令が出ていました。)
到着が遅くなりそうなので、電話で連絡を入れます。
村の周辺で電話をしておかないと、電波がないのです。実は、携帯がSFRがプロバイダーだと村からでもつながらず、Free社のを使いました。
この後、また森の中を登って行きます。
汗をかくと、トイレの頻度も5時間に1度でいいのですが、涼しくなると困りました。
この次のBigoseという村に着くなり、「公衆トイレありません」の看板がご丁寧にあります。
いや、カフェがあるはずなので、注意して見てみると、ありました
民家の庭に、カフェが
ショコラショ(ココア)を頼み、相方はコーラ。トイレを借りて出発です。
あと6kmか
巡礼者が誰もいなくて。。。多分、今日の最後にここを通る巡礼者が私たちかも。
こういうとき、相方と牛さんがいてくれて、よかったと思う。
ゆるやかな登りです、小雨と風が。
しばらくすると、Aumont-Aubracのパネルがあって、着いたと思いました、が、ここからが疲れた足には遠かった
脚が重くなっているし、足裏を地面に1日中叩きつけてるわけですから、足裏全体がひりひりします。しかも、道がアスファルトになりました。
薬屋を見つけたけれど、営業してるか分からなくて、相方が見に行ってくれます(私は10メートル歩くのもいやだった)。
思ったより早く進んでたらしく、まだ18時台だったので、薬局で絆創膏と靴敷が買えました
ホテルにも18時半すぎに到着できて、ディナーにも間に合いました。
ディナーは、巡礼メニューだけど、それぞれ選べて、私は、エビとアボカドのサラダ、ソーセージとアリゴ(じゃがいもとチーズを混ぜたこの辺の名物)を食べました。
デザートはお腹いっぱいで食べなかった。。
相方は、スープ、メインは同じ、デザートは栗のケーキを食べていました。それに、アペリティフと赤ワインも。。私はキネの先生のアドバイスに従い、ずっと禁酒です。
無事着いてよかった。エビ好きなので、ひさびさのエビでも生き返った。
ちなみに、ホテルは親切で、予約時に小切手も送る必要がなく、コロナ禍の間は当日キャンセルになっても大丈夫だよと言ってくれました。
5/23につづく……