私ね、こう見えて、キリスト教系の姉ヶ崎幼稚園を出てるんです、だから幼い頃から毎週土曜日は必ずイエス様の物語の絵芝居があって、毎年12月になると必ずクリスマスキャロルを習ったわけなんです、だからクリスマスキャロルには並々ならぬ思い入れがあるわけなんです。
ちなみに君が代もここの幼稚園で習いました。
まぁ、その頃からうちの両親は常日頃「お前は朝鮮人だぞ、朝鮮人は賢いんだぞ」と教えられ、キムチが食べられないと「お前はそれでも朝鮮人か?」と言われて育ったワケなんですが、今となっては何て、ラッキーな家庭環境だったのだろうと思わずにはおれません、おかげで現在でも「オレたちって日本ではめっちゃレアな存在じゃん!すげー!
馬の群れの中にたまに居る白馬のような貴重な存在じゃん!
通わせてる子供達の学校も慣習もめっちゃレアだし、絶対に保護の対象じゃん!いずれ在日朝鮮韓国人は世界遺産登録間違い無し!」と前向きにいられるわけなんです、マジで。
クリスマスキャロルの話、
もうね、今年もあっと言う間に街にクリスマスキャロルが流れる季節になりました、もうね、あっと言う間!ちょっと前に신년사読んだばかりなのに!
それでは行ってみよう!
クリスマスキャロルとウリノレ!
もう在日の皆さんはすでにご存知だとは思いますが、てゆーか、知らないなんて言わせません!朝鮮民主主義人民共和国のジングルベル、もろジングルベル!だから!
♫종소리울려라 종소리울려
でも、歌詞にサンタハラボジが出て来ないのが、さすがブレない朝鮮!或いは、あれっ?と意見が分かれそう、
クリスマスキャロルの定番といえば「樅の木」
お〜タネンバウム お〜タネンバウム、元々ドイツ民謡、
英語版では
オ〜クリスマスツリー、オ〜クリスマスツリー、
ウィーン少年合唱団、正に天使の歌声ですなぁ、声変わりが始まると無条件引退、う〜ん、現実は厳し〜い!
韓国語版
오 소나무야
なぜかモミの木が松の木に!
国の木だから?
とか思ってたらクリスマスツリーって本当はヨーロッパトウヒという木で日本はずっと昔に樅の木と間違えたまま今日に至るらしい!もうね、驚き!
ちなみに中国ではヨーロッパトウヒの代りに姿が似てる蝦夷松を代用してそれが朝鮮半島に伝わったからクリスマスツリーは松の木になったらしい、それぞれにはそれなりの事情があるんだね、知らなかった、
そしてこの「樅の木」が元歌で日本経由で伝わった有名な朝鮮の革命歌がこれ!
「적기가」(赤旗の歌)!
♫민중의기 붉은기는〜
本当だ、まさしくオ〜タネンバウムじゃん!
クリスマスキャロルだったのね、
イギリスの労働党の非公式の党歌も「赤旗の歌」らしい!
どうよ?今年のクリスマスシーズンはちょっとしびれるでしょ?
そしてやはりなんと言っても「もろびとこぞりて」
姉ヶ崎幼稚園の時は
「シュワッキマッセリシュワッキマッセリ〜シュウワ〜シュウワ〜キマッセリ〜」とウルトラマンとシュワルツェネッガーが合体したような、意味も分からず歌っていたけど
Joy To The World、喜びを世界に!
迫力があるよね、
これはあくまでも私個人の感想だけど、何の根拠も無いけど
朝鮮の「인민공화국선포의노래」(人民共和国宣布の歌)は、このJoyToTheWorldがどうしてもヒントになってるんじゃないかなって思わずにはいられないわけなんです。
この迫力!歌詞もいい!
いわゆるマン渋!
백두산천지에서 제주도끝까지
새기발 높이여 삼천만은 나섰다
산천도 노래하라 이날의감격을
조선은 빛나는 인민의나라다
아 자유조선 인민공화국
해와별 빛나라 조국의앞길에
白頭山天池から済州島の果てまで
新旗掲げて3千万は立ち上がった
山河も歌えこの日の感激を
朝鮮は輝く人民の国だ
ああ、自由朝鮮、人民共和国
太陽も星も照らせ祖国の未来を
山河も歌えこの日の感激を、の部分 とか、太陽も星も照らせ、の部分とか正しく
And heaven and nature sing
(天地も歌え!)
或いは
Let men their song employ
while fields and floods rocks hills and plainsとか、
(歌声を響かせよ野や丘や岩や山河ヘ)
JoyToTheWorldの歌詞(英語版歌詞)と雰囲気に酷似してると思うのは私だけでしょうか?
(えっと、ワタシ、音楽は全くのド素人ですから)
いつもそんな事を考えながらクリスマスシーズンを過ごす私に対し
「アッパめんどくさ!」
と今年も家族達の冷たい視線にさらされております。
姉ヶ崎幼稚園を卒業して千葉の朝鮮学校に入学したその年の2学期の終業式の日に蘇我の趙君に「サンタクロース?お〜いみんな!こいつんちにサンタクロースがプレゼント持って来るんだってよ〜!」
と言われヨン少年のクリスマス信仰が音を立てて崩れたその日の事が今でも생생히頭に浮かびます。
今思えば、あの出来事は私にとって大人への階段を登る「洗礼」だったのでしょうか?
내 여러분 즐거운 하루 되세요!
アンニョ〜ン!