リックとイルザとラズロ、
決してイケメンじゃあないけれどリック、カッケ〜
昨日の晩はなにしてたの?
と聞かれて
「そんな遠い昔の事は覚えてない」
今夜は会えるかしら?
と聞かれて
「そんな先の事はわからない」
ってカッコよすぎ!
これね、リック(ハンフリー ボカード)が言うからカッコいいんであって間違っても我々が真似してはいけません、痛い目に遭うから!
実際にイタイ目にあったものから言わせてもらうと、、、
イルザ(イングリッド バーグマン)も綺麗、21年前のうちの相方もイルザみたいだった、映画のなかでイルザはいつもメソメソしてるけど
、うちの相方のストロベリーちゃんはメソメソしない明るいイルザって感じでその時の彼女のくちびるがまさにイチゴのようだった、ホントマジ、初めて下北沢出会った時は映画「カサブランカ」のバーグマンみたいに紗がかかって見えたよ、いわゆるソフトフォーカス的な?ちょっとぼやかしてモワっとした感じ。
ほら、調子に乗って飲みすぎて家について便器の前で正座しながら「神様ごめんなさい、もう2度と飲みませんから、この苦しみから解放してください」と祈りながら口からアンビリーバボー連発する時って全ての光景がモワっと見えるでしょ?ちょうどあんな感じ。(特にイクラとか食べたあとって、ソフトフォーカス効果も手伝ってイクラが便器の中で散乱した宝石のようにキラキラしてるよね、イクラだけに産卵テキな!)。
そしてチェコスロバキア人の独立闘志のラズロ、リックの恋敵、でもラズロが勇敢でハンサムでいい奴なんだなこれが。
朝鮮学校卒業生の私はアメリカ人のリックよりも奪われた祖国を取り戻そうとするチェコスロバキア人(朝鮮語ではチェスコスㄹロベンスコって習った、ちなみにバーグマンの祖国のスウェーデンはスウェリイェ、チェコの隣のハンガリーとオーストリアはそれぞれウェングリア、オジリと習った)のラズロに感情移入するワケ、リックも好きだけど、お願いイルザ、ラズロと所に帰ってあげてって、
舞台背景が1941年だからもしもラズロが生き延びて祖国解放の英雄となった場合、イルザはチェコ版キム.ジョンスク女史(キム委員長の祖母)になるんだなぁと思うと感慨が更に深まる。
ちなみに私が初めてカサブランカを観たのは朝鮮大学校1年生の時の英語の授業。(小説朝鮮大学校物語では朝大のこの様な一面はほとんど削除されてるけどね、朝大でハリウッド映画なんて?!って思ってるんじゃない?ちなみにポール・ニューマンとロバート・レッドフォード主演の「スティング」も英語の授業で初めて観て大いに感銘を受けたものです。)
ラズロのこのシーンと朝鮮の抗日運動家の姿がダブったの私だけではないはずだ(あ、なんか、パクユハみたいな文章になっちゃったよ)
いろいろと疑問はある、例えばチェコスロバキア人のラズロがなぜフランス国歌を知っているのか?とか、フランスの植民地として抑圧されていたモロッコ人ミュージシャン達が本当に心からラ.マルセイエーズを歌ったのか?本当はフランスからも独立したいんじゃないのか?きっとそうに決まってる!とか、
そのような疑問を差し引いても、このシーンは映画の中で1番いいシーンだと個人的には思うワケであります。
いやあ、映画って本当にいいもんですよね、
アンニョ〜ン!
ちなみに私が以前相方の誕生日に
「君の瞳に乾杯」と言うと
「アホちゃう?」と返ってきました、銀幕のカサブランカから一気に日常の生活感溢れる関西弁に急転直下(関西の皆さんごめんなさい)!
皆さんもカッコつける時は慎重にね!