もうね、
我々夫婦、朝から気合いが満タン！
二人共5時半に起きてストロベリーちゃんは弁当作り、
私は店に行って溜まった網あらいと仕込み、
8時半に家を出る。
明大前の駅に向かう途中にストロベリーちゃんが肝心の弁当を家に置き忘れた事に気が付き家に取りに戻る、この時点である予感はした私。
ストロベリーちゃんの先導で新宿につきホームで埼京線を待つ。
新宿駅の線路に人が降りたことでダイヤが大幅に乱れたと構内アナウンス。
事件はここで起こりました。
ホームにオレンジのラインの小金井行が滑り込む、
「これに乗る」と言うストロベリーちゃんに「小金井行でいいの？」という私の問に「これでええねん」と断言するストロベリーちゃんに「そうなのかなぁ」と私は疑念を押し殺し従う。
新宿を出発した電車が一駅も止まらない事に気がつく、
車窓を除くと東十条駅を通過しているではないか！
「オンマ電車間違えてる」
「あってる」
「絶対に間違えてる、だって東十条通過している、東十条は京浜東北線で十条は埼京線で路線が違う」
「これであってんねん！」
「絶対に間違ってる！それに電光掲示板に総武中央線ってかいてる！」
「これであってる！」
「東十条から十条に直通する路線なんてないよ！
オレは千葉だったからわかるけど千葉、第一、第4、第5は東十条で降りて朝高まで徒歩、それ以外は十条から徒歩だったから！絶対に電車間違えてる！」
「それは38年前のアッパの記憶違いや」
もうね、
え〜！え〜！え〜!って感じ、わかる？
3年間東京朝高に通った私に対して東京朝高に通ったことの無い神戸朝高出身者のストロベリーちゃんが私に対して「記憶違い」とは？！
こんなに억울한私の心境わかりますか？ってくらい억울한わたし。
電車は無情にも赤羽に付きました。
「4番線のこの電車で間違いなかった」と強弁するストロベリーちゃん、
「いやいやいやいや、今我々は何処にいる？赤羽にいるんだよ！間違ってるでしょ！目指してたの赤羽？十条でしょ！それに隣のホームは７番８番ホームだったし！」
「ちゃうわ！アッパの記憶違いや！」
もうね、本当に억울해 죽했소！
本当に隣のホームは７番ホームだったって！
どんだけオレの記憶力の評価が低いんだっつー話じゃん‼
スマホで調べたストロベリーちゃんが言う、
「判った、乗ろうとした４分前の電車にのったからこうなった、でも、４分後の電車に乗ってたらこうならなかったし明らかに４番ホームだったから私は正しかった、アッパが見たホームは5番ホームの間違いや」
「絶対に７番ホーム！それに今、我々は赤羽！今ここ！十条じゃない！って事は間違ってるでしょ！」
「それは４分前の電車に乗っちゃったからで、４分後の電車に乗ってたら間違えてなかったから私は間違って無い！」
な、なんでしょ？その理屈？
頭がクラクラする、
安倍晋三と議論してるみたいではないか？
目的地の朝高までお互い無言になったのは言うまでもないありません。
昼食後の各部活の行進。
胸を張って顔を上げて腕を高く上げて行進する子供達、
日帝時代、義務教育の無かった朝鮮半島、学校の門の前にすら行けなかった多くの朝鮮人達、
朝鮮解放直後から今日まで一貫して朝鮮学校を迫害している歴代日本政府の下、青い芝生の校庭で胸を張って行進する子供達の姿は本当にドラマチックだ、
朝鮮半島が終戦宣言をすればこの迫害の終わる、あともう少し、ガンバレ朝鮮学校！
日本の良識が問われる朝鮮学校は日本の財産だって事をみんな忘れてる！
帰り道、あまりに納得が行かないので新宿駅をチェックした、
我々が乗ったホームは確かに４番ホームでストロベリーちゃんに軍配、
でも、新宿の5番ホームは短くて途中で切れている！
進行方向最前列の４番ホームから見えた隣のホームは明らかに７番ホームで間違いなかった！
それを記憶違いとは！
どう思います？
私はいつもそうやって生きています。
おわり