こ、これが話に聞いていた「熱烈歓迎」か?!
全身に感激の鳥肌が立つ
と共に、や、ヤッベ〜!
絶対に失敗は許されないぞこの雰囲気は、
絶対に子供達の期待を裏切ることがあってはならない!
ああ〜プレッシャーがパネー‼️
まさかの「6千トンプレス」(70年代当時北朝鮮」自慢の大型機械、千里馬と共に当時の躍進朝鮮の代名詞)ここで来た〜‼️
今回カンバンソク高等中学校に配置された実習生は18人、各2名づつ中学一年生のクラスを受け持つ事になる。
中学校一年生のクラスだけで14班‼️
もうね、まだ教室にも入っていないのに「マジか?!」の連発、
※以前「北朝鮮」通と知られているあるブログの「北朝鮮」の中学校訪問の記事を読んだ、彼女はその記事で「中学校一年生のクラスを見学したが日本の中学校一年生と比べて北朝鮮の子供達は全体的に身体が小さい様だ、おそらく厳しい食料事情の影響がここでも見る事が出来る」と書いていた。
もうね、バカなの?
DPRKの学校制度は幼稚園1年、初級部5年、初級中学校3年、高級中学校3年の12年義務教育となってるワケ
だから朝鮮の「中1」は日本の小6と同じなワケ!
この年頃の子供達は学年が1年違うだけで体格に大きな差が出てくるのは当たり前の事、
てゆーか現地の学校訪問するのに現地の学校制度さえ調べなかったのか?
おそらく現地の教師達は絶対に自慢の義務教育制度を説明すると思うけど話を聞いてなかったのか?朝鮮語がわからなかったのか?或いは敢えて歪曲したのか?
一体何だったのか?
この話一つとっても
日本にある朝鮮学校が日本の学校制度をベースにしていて「北朝鮮」の学校制度とは全く異なるという事がわかろうというものである。
朝鮮学校が「北朝鮮」の学校というのはお門違いである。
朝鮮学校制度と「北朝鮮」の学校制度の違いは京都朝鮮学校裁判での板垣竜太教授の「意見書」に詳しくわかりやすく書いてあるので是非参照して下さい。
※校名からもわかる通りカンバンソク(故金日成将軍のご母堂)高等中学校はおそらくビョンヤンでも有数の名門校で間違いないと思われる、卒業生の3分の2が金日成総合大学に進学する。
僕は同じ工学部の女子とペアになり中級部一年5班を受け持つ事になる。
まずは担任の先生と打ち合わせ、
担任の先生はベテランのお母さん先生、
「総連朝鮮大学生を熱烈に歓迎します、
子供達も先生達がウリハッキョに来るのを楽しみに待っていました、
今日からの1週間、一年5班はあなた達のクラスですからあなた達のやりたい様に自由にクラスを運営してください、
何かあった時は何時でも何でも私に相談してください、失敗を恐れないで、
さ、じゃあ教室に行きましょう、先ずは子供達に先生達を紹介しなければね、子供達が首を長くして待ってるから」
え?縛り無し?マジで?!
担任の先生の後について教室に入る
大きな拍手で迎えられる
また感激の鳥肌が、
教室には大元帥と将軍の肖像画が飾られている
先ずは先生が僕達2人の紹介
「日本から遥々我が校にやって来た総連朝鮮大学校(向こうではそう呼ぶ)で学ぶ実習先生です。
今日から1週間みんなと一緒に学びます。
先生達は祖国から遠く離れた日本で生まれ育ちました。
それでも先生達在日同胞は異国の地日本で朝鮮の言葉と文字を学び民族教育を守り、、、」
もうね、
この時点で生徒達の目がウルウル、
もうね、純粋すぎ‼️
朝鮮大学校の実習先生初めてじゃないのにもかかわらず、
その生徒達を見てこっちがウルウル来そう
や、やばい、マジやばい、
てゆーか担任の先生「語り」がうますぎ
担任の先生の話がづつく
「特に金先生のひいおじいちゃんは革命烈士です、植民地時代祖国光復の為に命を投げうって闘った抗日武装闘争の勇士でした」
60の瞳が明らかに尊敬と憧れの眼差しにシフトチェンジ、
僕を見る、まるで偶像を見る様な熱い眼差しで、
てゆーか、
お、おれ、大した事何もしてねーし、
大学で委員とか何にもしてないただのヒラなのに、こんなに持ち上げられちゃって
そして実習先生達の自己紹介
最後にここは掴みも必要だと思い
「先生はスポーツが大好きです、ダンスも好きです、例えばこんな風に踊ります」
とムーンウォークを披露する
、、、、、
ドッカーン‼️ドッカーン‼️
まさにドッカーン‼️ドッカーン‼️
って感じで大ウケ‼️
え?こ、ここまで受ける?
チャイムが鳴り教室を出ようとすると生徒達が一緒に駆け寄ってくるではないか、
「ソンセンニン!もう一度お願いします!」
「ソンセンニン!私にも教えてください!」
「ソンセンニン!さっきの踊りなんと言うのですか?」
「う〜ん、そうだなぁ달걷기タルコッキ(ムーンウォーク)」
そのままじゃん?!
「うわーカッコいい素敵な名前!」
え?そんなに?
「ソンセンニン!정말 멋있어요!(本当にカッコいいです)」
え?普段あまり褒められたことないからマジ戸惑う、
でもこんなに嬉しい戸惑いは初めて、
でも、こんなにウケてなんか申し訳ない気がする、、、
吉本のみなさんになんか申し訳ない、
次回のビョンヤングラフティ実習先生編は
「涙のドッジボール選手権」です。