あやかちゃん | ヨンさまブログ

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とある焼肉屋のおやじです。

うちのアルバイトの、
あやかちゃん、綾瀬はるかに似てる、
とっても礼儀ただしい19才、
たとえば、まかないを用意すると
「ありがとうございます、残さずおいしくいただきます!」

去年の大晦日なんて、
「おつかれさまでした、今年は大変お世話になりました、
来年は今年よりも仕事がもっとできるようにがんばります!」

わたしね、おじさんなわけ、50を過ぎた押しも押されぬおじさんなわけ、
おじさんとしてのポンコツ感もかなり様になってきたし、
なんていうかな、おじさんとして今、油が一番乗ってきてるわけ、
おじさん界の錦織圭なわけ、
自他共に認めるおじさんなわけ、だから、

あやかちゃんの、そういう礼儀正しさに感動しちゃうわけ、
とてもとても新鮮な感動を
あやかちゃんはおじさんにくれるわけなんです、

焼肉を愛するみなさん、ごきげんいかがでしょうか?
下北沢焼肉JUNのヨン様です、
東山紀之に似ています、
髪の毛はニッキよりはまだ残っています、イエイ!

そう、あれは去年の12月のはじめ、
アルバイト募集の貼紙を見て母娘が店にたずねてきたのよね、
お母さんが、いろいろと質問をしたんです、わたしにね、
その中にこんな質問があって、
「メニューに韓国料理が多いいようですけど、どうしてなんですか?」

わたしね、基本、毎日オドオド生活してるわけね、
いつもビビリながら生活してるわけ、森の小動物みたいに、
小動物のように震えているおじさんなわけ、
四六時中、猛禽類にいつ襲われるかも知れないって感じで生きてるわけ、

そんなわたしにね、
「韓国料理が多いいですが、どうして?」と問われると、
そりゃあね、というか、とうぜんね、
わたしのね、マイノリテイの警戒心?
あのデイズニーのライオンキングのミーアキャットみたいな警戒心ていうかね、
心のセコムがカチッと作動しちゃうわけなんですね、
かなしい性なわけなんです、

走馬灯のように脳裏にうかぶわけです、
今、書店には嫌韓本が平積みベストセラー、
(韓国、DPRK,中国の書店ではまずありえないですよね、)
オモテナシの国でヘイトスピーチ全開、

やはり、この母娘も在日に対して、そんなかんじかしら、と、
「あ、いえ、まあ、ハイ、深い意味は無いんですけど、
韓流の流れって言うか、、、」みたいな、なぜか自分の店のメニューの言い訳、
しどろもどろ感炸裂、、

「あなた、店長さん?おなまえは?」
「あ、はい、まあ、そんなかんじです、い、伊東と申します」
と、おもわず通名を言うわたし、ていうかいつものことだけど、
ネトウヨとか在特会がいたら、おそらくスゲー攻撃される場面、
かといって、本名なのっても、もっと攻撃されるわけ、なんなのこの不条理、

ふつーに本名使うって、日本では大変なわけ、
世界的には当たり前のことなんだけどね、
もうね、孫正義さんとかリャン・ヨンギ選手とかマジで尊敬する、

あ、通名使っても過去の犯罪とか消えませんからね、
わたし、学生時代に、
よそ様の自転車を失敬してお巡りさんに捕まったことがありますけど、
ちゃんと記録に残ってますから!
って、いばることではありませんが、
っていうか、なんでここで過去を独白してるわけ?

でもね、
店にいるとわかるわけ、在日だなと、
でもね、とりこし苦労だった、
彼女、韓国ファンだった、
高校時代第二外国語、韓国語選択してた、
彼女のお母さん、大の韓流ファンだった、

ストロベリーちゃんと子供の学校の話しをする、
「ソンセンニンがな、、、」とストロベリーちゃん、
すると、
「ソンセンニンて韓国語で先生という意味ですよね?」
もうね、私もストロベリーちゃんもとても嬉しい、

「最近ヘイトスピーチとかはやってるからねえ、
だって、流行語大賞だからね」とわたし、

「ヘイトする人、ほんの一部だけですよ、キモイです、ああいう人達」
と、あやかちゃん、

そんな感動をくれる、あやかちゃんに会いたい方、
焼肉JUNで待ってます!



焼肉以外も充実!
おまちしております!

、、、、、

わたし、じつは、思い込みが激しいんです、
強烈に思い込みが激しいんです、

つい最近まで、
「常夏の島ハワイ」を「ココナッツの島ハワイ」と思っていました。

「台風一過」を「台風一家」と信じて疑いませんでした。
台風一号がお父さん、二号がお母さん、
なので、台風13号上陸とか聞くと、
台風は毎年子沢山だなあ、日本もそうあるべきなのになあ、
と感慨にふけっていたものでした。

ある日、あやかちゃんが私に言いました、
「マスター、愛持ってきました!愛!」

わたし、もうドッキドキです、
もう、のどがカラッカラ、

え!?まだ、会って間もないよ!?
い、いきなり、あ、愛、だなんてコクられても、
し、しかも、こ、ここで!?
お、おじさん、こ、こまっちゃうなあ、

山本リンダかよ!

真実の愛が凍ったアナを溶かすのに、
愛で凍る私を見てきょとんとする、あやかちゃん、

「マスター、履歴書、ハイ、持ってきました」

ああ、
ハイ、を、愛、に聞き間違えたのね、

だ、だよねえ、、、

PS

19才のあやかちゃん、

冷麺出る時、私が言う、「イカリヤ長介持っていって」

はあ?みたいな表情の彼女、

「ほら、おいっす!おいっす!おす!お酢、、、」

もうね、「かとちゃんぺっ」とか、「どうもすんずれしました」とか
私のギャグが一切通用しない、ていうか正確に言うと、ドリフのギャグなんだけど、
そもそも、ドリフ自体を知らない、

ゼットンに対して、
必殺技のスペシウム光線が一切通用しないウルトラマンの気持ちが、
おじさんにはよくわかるようになりました、おわり。