いつも豚足、
あの悩ましい足首、
あのセクシーなツメ、
チャーミングこのうえないかかとのほうの小さいツメ、
あの光り輝く照り、
私の唇を奪った
あのぷるっとした、とけそうな食感、
ああ、もう完全にあなたの虜、
もう豚足なしでは生きてゆけない、
もう寝てもさめても豚足であたまがいっぱい、、、
焼肉を愛する皆さん、
いかがおすごしでしょうか?
焼肉JUNの木村拓也です、あ、ヨン様です、
もう似てるから、ってゆうかそっくりだからそのままでいいかな?
っと思ったけど、
ホラホラ、聞こえる聞こえる、スッゲークレームが、
ヨンジャさんとかペッソンさんとか、
な、なにもそこまでいわなくても、、、い・け・ず、、、(ちびまるこちゃんから抜粋)
豚足の話、
事の発端は、
在日の間ではとってもメジャーなあるヒトに誘われ新大久保で飲み会、
そしてこれまた在日の間ではよく知られているシンガーと同席する事に、
宴もたけなわ、
そのシンガーのマネージャー兼奥様がいうではないか、
「むかしね、六本木にすっごくおいしいお店があったの」
(ああ、六本木か、、、)
「まだ韓流料理が流行る前でね、
豚足なんかプルップルで出してて仲間内ではおいしくて評判だったの!」
(うん?プルプル豚足?)
「ただね、クレームが多かったんだよね、おいしいのに」
(ほう、クレームがねえ、、、)
「そこのマスターがさあ、最悪!まじ最悪なの!」
(なんか、雲行きあやしくなってきたよ、、、)
「ほぼカウンターだけのお店で、
そのマスターが、これがずーっとしゃべってんの!
黙って料理だけ運べってはなしでしょ!」
(外国のテロ事件くらいの遠い距離感だったのが、
一気に近づいてきた感、、、)
わたし、勇気をふりしぼってたずねました、
「その店って、もしかして共同墓地の前ですか?」
「そうそう、お墓の前!知ってる?その店?」と細君、
(相手は気づいていないシカとしろ!)
(いやいや、そのうちバレる、相手のためにも今ここで、、、)
「はい、よく存じております、わたしが、
あのう、そのマスターです、
その節は大変ご迷惑をおかけしまして、、、はい、、、」
一瞬にしてその場が凍りつく、
細君の表情はといえば、
映画「サイコ」でシャワー中に刃物で刺される直前の、
あの女優の表情そのもの、
その後の場の雰囲気がどのようになったかは、
みなさんの想像にお任せいたします、
プルプル豚足復活!
まってま~す!
あ、心配しないで、わたし、無口なヒトに生まれ変わりましたから!ヤッホー!
、、、、、、
当時の豚足を再現するため、
試行錯誤の連続、
毎日、豚足煮込んでる、
弱火でコトコト数時間、
たまに、煮込んでること忘れる、
なべを覗くと、原型を残していない、
あの鋭いツメも取れちゃって、全くカドが無い状態、
「オメー、ずいぶんカドがとれたなあ」とわたし、
「そんな昔のことは言うなって、、、」と豚足、
やはり、なんでも対話が大切、対話と信頼ね、
でも、しゃべりすぎにはご用心、、、