娘と私 | ヨンさまブログ

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とある焼肉屋のおやじです。

 私の娘は小学校4年生である、
少しづつ大人びてくる娘、子供の成長は嬉しいものである、
 が、しかし、成長すればするほど、離れていくと思うと、
私の気持ちは複雑である、

 焼肉を愛する皆様ご機嫌いかがでしょうか?下北沢焼肉JUNのヨン様です、
いつも、木村拓也に似てると言われ困っています。

 先日、娘と二人、母親の待つ駅まで歩く、
ああ、こうやって娘と並んで歩くのも久しぶりだなあ、
 この先、何回こんな事があるのだろうか?

よし、せっかくだから、と、意を決して娘に言う、
 「えり、アッパと駅まで手つなごうか?」
「はあ?」みたいな表情の娘、
 「ほら早く手をつなごう!」
もう私の頭の中には隣のトトロの「歩こう」の歌が楽しく流れている、
 娘と一緒にハモるのだ、が、しかし、

若干の沈黙の末、困った表情で、それでも多少、私に対する気遣いを見せながら、
 娘が言うではないか、
「え?ここで?」
 「そうだよ、ここで!」と私、
「え、ちょっと、ここじゃあ、だって、人が沢山で見られたくないから、、、」

 娘の答えに軽くめまいを起こす私、
うちの娘は人前で私と手をつなぎたくないというのか!

 絶望感に打ちひしがれながらも、もう一度トライする私、
そうなのだ、私はガンばるタイプなのだ、

 「アッパしつこい!正直言うよ、キモイからイヤなの!
だって、アッパの手いつも汗でべとべとするし、それに、、、」
 それに、の、その先を言うのを止めた娘、
あえて父親にとどめを刺すのをやめた心優しい娘なのだ、

 が、娘とのそんなやりとりに
絶壁から谷底に落ちてしまいたい、
と、思わずにはいられない私、ストロベリーちゃんのDNAおそるべし!
 実の父親を人前に出したくないって、
いったい私の存在はどんな、、、


 でも、是非、人前に出したいJUNの巻きカルビ!
お口の中に広がるリッチな幸福感、売り切れちゃう前に早く!

、、、、、、

 毎日、夜中に家に帰ってすることといえば、
眠っている娘のほっぺにブチュっとポッポする事、
 熟睡しているのに、とっても嫌がる娘、加齢臭でわかるのか?
  
 そして、娘に
「大きくなるな、大きくなるな」と魔法をかける私の後姿を見て
 ストロベリーちゃんが言う、

 「将来もしも、えりが有名になって暴露本出しても知らんで、
私は幼い時毎晩恐怖でした、
 私は毎夜、部屋にやってくる父に性的な虐待を受けていたんです、
みたいな、
 アッパの愛情は、ねっちょりしてるねん、粘着性が強すぎるねん、
もっとサラッとクールな愛情表現しないと」

、、、、、、、
 20年後

 家の前に沢山の報道陣がマイクを持って押し寄せ、
「あ、えりさんの父親がただいま戻ったようです!
ヨン様!ヨン様!虐待は本当ですか!?」
 憔悴しながら「ノーコメント!」といい、
足早に家に入る私の姿が脳裏に浮かぶ、

 ていうか、そうだとすると70超えてるし、
果たしてこの世にいるか?
 ハイハイ、皆さんの声が良く聞こえます、
私のような人間は長生きするんでしょ、ハイハイ、、、