おはよ！「一番平安だった時」…人生で私が一番平安に感じたのは、40歳の時に経験した、ある出来事の中においてでした。そのころ、私は宣教地の大学で教えながら、学生たちに福音を伝えていました。家庭集会には20人を超える学生が毎週集まり、主を賛美し、御言葉を学びました。礼拝後は、妻が中心となって学生たちと食事を準備し、食卓を共にしました。それは地上の天国のように楽しいひと時でした。
アドベントのころでした。突然、公安警察が授業中にやって来て、「違法な宗教活動」の容疑で取り調べが始まりました。外部との連絡は絶たれ、孤独の中で過ごしていました。取り調べは私だけではなく妻にも及び、現地で生まれた３歳の子どもを抱っこしながら、連日の取り調べを受けました。パスポートも居留証も取り上げられ、外部との連絡も絶たれた状況で、４人の小さな子どもを抱え、これからどうなっていくのか分からず、人生で一番の危機に思えました。そんなある朝のディボーションの中で、私は今まで感じたことがないほどの、主の臨在に触れられました。
主は私に語られました。「恐れるな。わたしはあなたと共にいる。わたしはあなたを守る」私を取り囲む環境は変わっていません。しかし、主に出会って、私の心は復活の主と再会した弟子たちのように、喜びと平安に満たされました。その後、主は約束通りに私たち家族を守られ、全員無事に帰国することができました。そればかりか、帰国前夜、お別れのために訪問した学部長は、「イエスは主です」と信仰告白をされたのです。人生一番の危機は、一番の喜びと平安の時へと変えられたのです。ハレルヤ！
聖書：ヨハネ20：19～31
19 その日、すなわち、一週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人をおそれて、自分たちのおる所の戸をみなしめていると、イエスがはいってきて、彼らの中に立ち、「安かれ」と言われた。20 そう言って、手とわきとを、彼らにお見せになった。弟子たちは主を見て喜んだ。21 イエスはまた彼らに言われた、「安かれ。父がわたしをおつかわしになったように、わたしもまたあなたがたをつかわす」。22 そう言って、彼らに息を吹きかけて仰せになった、「聖霊を受けよ。23 あなたがたがゆるす罪は、だれの罪でもゆるされ、あなたがたがゆるさずにおく罪は、そのまま残るであろう」。24 十二弟子のひとりで、デドモと呼ばれているトマスは、イエスがこられたとき、彼らと一緒にいなかった。25 ほかの弟子たちが、彼に「わたしたちは主にお目にかかった」と言うと、トマスは彼らに言った、「わたしは、その手に釘あとを見、わたしの指をその釘あとにさし入れ、また、わたしの手をそのわきにさし入れてみなければ、決して信じない」。26 八日ののち、イエスの弟子たちはまた家の内におり、トマスも一緒にいた。戸はみな閉ざされていたが、イエスがはいってこられ、中に立って「安かれ」と言われた。27 それからトマスに言われた、「あなたの指をここにつけて、わたしの手を見なさい。手をのばしてわたしのわきにさし入れてみなさい。信じない者にならないで、信じる者になりなさい」。28 トマスはイエスに答えて言った、「わが主よ、わが神よ」。29 イエスは彼に言われた、「あなたはわたしを見たので信じたのか。見ないで信ずる者は、さいわいである」。
タイトル：見ないでも信じる者に
内容観察：よみがえられたイエス様が、弟子たちに現れました。その場にいなかったトマスは信じませんでしたが、イエス様の姿を見ると、「わが主よ、わが神よ」と信じました。イエス様は、その後も多くのしるしを弟子たちの前で行われました。
静聴：よみがえりの主は、恐れのただ中に来られて、平安を与えてくださいます。弟子たちはユダヤ人を恐れ、戸を閉めて隠れていました。しかし、その場にイエス様が現れた時、弟子たちは喜び、平安で満たされました。たとえ現実が変わっていなくても、イエス様がおられるところに真の喜びと平安があるのです。福音の証人として私たちを遣わし、罪の赦しを宣言する権威を与えられます。聖霊を受け、福音によって罪の赦しの宣言をすることは、キリストの大使の役割です。
※ 祈りと適用は、読まれたそれぞれが応答してください。
※ 今日の優先順位：火曜日 託された使命に励みましょう。三田の祈り会で祈ってきますね。
※ 祈祷課題：①家族の救い, ②初心者の救いと成長, ③SSとユース, ④2024年のビジョン, ⑤４月の歩み, ⑥能登震災の回復。 ⑦ウクライナ紛争早期解決。 ⑧トルコとシリヤの地震被災者のため。⑨ハマスとイスラエルの紛争解決。今日もイエス様と一緒にGo！ 祝福を祈ります。