チャレンジヒルクライム岩木山2021 | comのブログ

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備忘録として残しておこうと思います。

結果として優勝。今回は新型コロナウイルス感染症対策の一環として県内の参加者のみということもあり、例年であればこうは行かなかったと。でも、逆に優勝できるチャンスだと思い参加することに。

 

練習内容は昨年以降にZWIFTを取り入れてからは、もっぱらそればっかり。基本低強度とレースを週2回入れる程度。週14時間乗ることを目標にしていたけど、いつからかその目標は意識しなく、、、笑

 

4月に入ってから週1回はVO2MAXを取り入れた練習を追加。約3分の坂を5本ほぼ全開で走るメニューを取りに入れ徐々に体をレースに近い強度を入れ準備していく。

 

そして5月にはエベレスティングにチャレンジ。

ストラバの標高とサイコンの獲得標高のズレに不安を覚えながらも、獲得標高9,500m超えを12時間台で制覇。かなり国内でも早いほうだと自負したが、先日井上さんが8時間37分でアジア新記録を達成。。。

来年もチャレンジだな←

 

話を戻して、その後はしっかり回復してから、階上岳での実走を入れつつも基本は一緒の練習パターンを継続。しかし新型コロナウイルスのワクチン接種が5月末と6月20日。2回目は大会1週間前と、 оmg。

ワクチン1回目の接種後は、微熱および全身の脱力症状、倦怠感があり普段通りに練習再開できたのは接種6日目。体力は落ちたけど脚の状態はフレッシュなので切り替えて、高強度メインに切り替えて継続。練習量も増えてきたところで2回目のワクチン接種。もはやこの時点ではテーパリングの時期に入っていたので、焦りはなく、むしろ焦ったら負けなのですべてを受け入れる仏の領域。

2回目は鎮痛剤飲んでいたのでそこまで症状が強くなく3日目には練習再開。本番と同じ40分のTTをZWIFTアルプで。あとは回復に徹底し

前日早朝に階上岳ゆっくり1本と3分坂全開1本、脚重いなと感じたけど、がっつり後輪がブレーキと擦っていたので原因が分かり一安心。笑

 

ここから弘前に向けて移動。家族と離れて一人で風呂に入ったりベッドを占領できるのは何年ぶりか。。。妻には感謝しかない。

道中、つがる温泉なるところに立ち寄る。国道上にあり建物も大きく見た目は古いものの料金はかなり良心的で、何より深い浴槽に一人で入れる幸せ。。。日頃の疲れが嗚咽とともにどっと出てきました。もはや今回の遠征この時点で優勝笑サウナにもがっつり入って、最高すっきりして、カプセルホテルへ。素泊まり3000円で何も期待していなかったけど、

なんじゃこのクオリティ!!!

シャワーのみならず洗濯乾燥機(無料)に、共有スペースにはキッチン及び料理器具も完備、エスプレッソマシンもあり朝食はかなり活用させてもらった。最高であった。WIFIはあり不満は何一つない当たりを引いてしまった来年リピ確定。

 

その日は、21時過ぎに就寝。そして、ここ何年かで一番の熟睡をかまし、あっという間に5時になる。駐車場で持ってきたローラーを使用してアップ開始。10分フリー、10秒高回転数本、30秒ごとに負荷を上げていき心拍が150回/分に達した時点で終了、10分フリー。計30分。シャワー浴びて、朝食食べて、会場に出発。

 

弘前市内から会場まで車で30分程度。

朝早くから運営準備、お疲れ様です。

受付を済まして、トイレ着替えして、実走でのアップ。

と言っても体の動かし方の再確認。うーん悪くない。上半身も疲れがとれてつまりがなくスムースにペダリングできている。力もグッと入る。

 

そして8時20分頃スタート地点へ。もう全員並び終わっているくらい。笑

コースは、全長15キロ。2年前は確か46分後半?だったはず。本格的な山岳に入るまでは約10分、岩木山スカイラインのゲートをくぐってからは山岳約30分のイメージ。しかし、最初の10分間もまあまあのアップダウンがあり踏まざるを得ない。

 

定刻通り8時30分からスタート。何人か飛び出すものの集団内で様子をみつつ、脚をためる。その内、県内最強アマチュアライダーの山口さんと日本屈指のZWIFTerの三上さんの二人逃げ。少しマズいなと思いつつもそのまま静観。差は広がる一方、さてどうしたもんかと考えていた時に、遠藤君がアタック。たまらず乗っかる。追いつかないまでもこのまま差を詰めれればと思うが、遠藤君の漢引きが止まらい。なんとスカイラインゲートまで。しかも差は約10秒ほどに。そこから託されたエースのごとく前の二人を追撃に入る。←

最初の料金所付近で三上さんを捉え、山口さんも見える位置で徐々に詰めていきパス。しばらく近くで息が聞こえていたが、何回か勾配がきつくなるところで踏むと離れたようだ。

その後は、少しリラックスして淡々と。ここで事件が。ここのコースは69のカーブがあり、その一つ一つに番号の看板が立てられている。それをみれば今自分がどこを走り、あといくつカーブをこなせばゴールにたどり着くか分かるようになっている。体感的に半分まできたかなと思ったあたりでその看板を確認すると、18。じゅうはち?予想は、30後半あわよくば40に乗っかていれば御の字のところ、じいうはち???

あと50もあるのかと思った瞬間一気に力が抜け、身体が保守モードに入った感じがした。完走することに切り替わるあの感じ。

しかもここから上半身の意識が抜け、うまくスピードに乗らなくギアを落としてしまった。今回の一番の反省点だ。ここでタイムを大幅に落としてしまった。

無心で登っていると、後ろからから‘ガチャン‘と変則の音が

後ろを向くと鬼の形相の山口さんが!!!こりゃマズいと思いペース上げるも62のところで追いつかれ、そのまま離されてしまう。63,64、65。残酷にも数字は減っていく。気持ち的にも一番辛く、2番でいっかなと思い始める、でもこのまま妻の元には絶対帰りたくない後悔する!と目を薄く閉じて15秒ほど踏んでみる。かなり近づいたそして、67前で追いつく。ここのコースは全体的にインコースが勾配がきつく、アウト側が緩い。息を潜め68の内側から軽いギアで思いっきりアタック、すかさず変則の音が聞こえるが構わずペダルに渾身の力を込め、姿勢を低く保つ。69もそのままパワーで押し切りゴールが見える。後ろ振り向かずにそのまま飛び込む。やった。できた。

ゴールタイムは44分09秒。タイムとしては全然であるが、出し切った結果が優勝の達成感は半端なかった。

なお。サイコンを取り付けていなかったため、正確な数値は分からないが多分5.0w/㎏以下であると推定。大体それくらいで44分前後のタイムが出せる。参考までに。

チームメイトの山本も惜しくも4位この先20年は切磋琢磨していくであろう貴重な存在である。練習量が変態じみているが、そこがまたいい。

ヒルクライムレースの醍醐味は、やはりレース後の団欒ではないだろうか。下るまでの間に写真撮影したり、情報共有したり輪が広がるのはとても有意義な時間だ。

来年の目標は、優勝と言いたいが、コロナが終息し県外からの参加者が増えるため難しいと感じる。目標は今年の記録を超すことで、あわよくば42分台。これなら心が少し軽くなり頑張れる気がする。

表彰式後の抽選会もあり、田酒を振る舞う大判振る舞い。私は当たらなかったが、当選者が羨ましくて仕方なかった。来年は是非入賞者にも!笑