『追風者』毎日楽しみに観ています。

4月7日愛奇芸のVIPは最終回でした。

CCTV8は8日が最終回。

 

 

CCTV8で放送していてまだ最終回になっていないのに

CCTV1(総合チャンネル)で

お昼に放送が始まるなんて凄いですね。

CCTVの2局で同じドラマを放送するとは!

 

 

愛奇芸も好調だし、番宣も面白かったですね。

番宣は普通始まる前にやるものだと

思っていたけど違うんですね。

「人魚」の撮影が終わったので出演できるように

なったのかな?

 

 

 

 

 

 

インタビューで楽しかったのは

「昔のバイクに乗れたこと」と語ったイボ君

 

第31話はちょっとビックリ。

何故なら、急に中国共産党の

プロパガンダドラマになっちゃったの?と

思ったから。

李沁さんが共産党への信仰を熱く語るし

(勿論、役の沈近真としてですが)

何か全体の雰囲気が今までとは全く違うから。

 

魏若来が共産党を信用するようになっていく

過程を描いているんですが、

近代的でお洒落な上海が実は旧態依然としていて

田舎で洗練されていない江西省が

実は革新的で革命の意欲を持った大勢の

一般人がいるという対比が

面白いなあと制作者の巧さに感心しました。

 

それから、上手いなあと感動したのは

沈図南と沈近真の兄妹の絆。

 

 

 

共産党員だと薄々気付いていても

妹を助けようとする兄と

兄を裏切る行為を何度もしながら

それでもやはり兄妹の情を捨てきれない妹。

王陽と李沁の迫真の演技で引込まれてしまいます。

 

 

 

李沁さんカッコいいですね。

こういう感じがすごく似合う方

 

深窓の令嬢風

 

パーティーの花形

魏若来と良い感じだったのに・・・

 

 

 

 

文武両道で変幻自在、正義感に溢れ強い信念の

持ち主だった沈近真なのに・・・😭😭😭

 

Google翻訳

これは、何百ものキス、ベッドシーン、または公式の

 CP ステータスが必要ない珍しいケースです。

彼らの関係ははるかに大きく、より高尚で、

これは心でのみ感じられるものです...目に見えない糸、

言葉にできない、とても愛しく、とても困難で、より痛い...

 

 

余談ですが、沈近真を見ていると

宋家の二女 宋慶齢を思い出します。

ブルジョワジー(有産階級)でありながら

共産主義に共鳴していく姿がね。

 

宋慶齢は三姉妹で少女期にアメリカに留学。

帰ってきてから姉に代わり孫文の秘書となり

やがて結婚、孫文を支えました。

1925年彼の死後も孫文の「聯俄容共(ソ連との協力、共産党の容認)」

政策を堅持する立場を採り、蔣介石や宋一族との対立を深めた。

1929年には国民党を脱退します。

共産主義者を支援しひそかに共産国際の一員となり

中華人民共和国の成立後も大陸に残った。

彼女は1959年から1972年まで董必武と共に

中華人民共和国副主席になり、1981年に

彼女の死の直前に中華人民共和国名誉主席になった。

    (ウィキペディアより)

 

日中戦争時代は主義主張よりも中国を思い、

三姉妹でプロパガンダ活動をしていますが

日本で有名なのもその影響があるかもしれませんね。

 

 

 

このドラマは兄弟の情を描く場面が多いです。

魏若来が兄魏若川の死に直面する哀しい上海の夜。

独り哀しく兄を葬る場面も。

 

Google翻訳

兄の命は危機に瀕しています。

彼には使命が与えられています。

愛する人が去っていくのをみるのは残酷なことです。

 

「さよならが死に別れになるとは思わなかった。」

 

 

林樵松の愛人宋美娟も行方不明の兄を捜しています。

兄は林樵松の密偵となっていますが

そのことは妹の宋美娟には知らせていません。

互いに心配する兄妹。

結局兄は殺されてしまいます。

死を覚悟した林樵松は最後に兄のことを

告白します。

非道に見える林樵松も普通の人間だったんですね。

 

 

 

歴史劇だと異腹の兄弟が相争うことが

多く描かれますが、このドラマは

近代のごく普通の兄弟愛が

描かれていて、兄弟がいることの

大切さを伝えているのかなと

思いました。

一人っ子政策が長く続いたので

二人、三人兄弟を、といっても

思うように子供が増えないのは

どこでも同じようです。

 

 

このドラマは画面には登場していませんが

歴史上の人物の存在を印象付ける会話が

いくつも出てきます。

毛沢東のことも会話の中に出てきます。

毛沢東が如何に偉大かを

ドラマの中でそれとなく話していますね。

 

戦争を経済面から描いていくドラマというのは

見たことがなかったので興味深いです。

お札の印刷技術とか、偽コイン、偽札の見分け方とか

偽札を作って相手陣営を攪乱し窮地に追い込むとか

今までの戦争映画には出てこなかった

経済の重要さを再認識しました。

塩の供給を断つとか、塩に毒薬を入れるとか

タングステン鉱石の供給問題とか。

タングステンは現在でも中国が世界一の生産国です。

 

タングステンというのは

比重が大きく高い硬度を利用して、

装甲を撃ち抜くための砲弾の材料としても用いられる。

特に戦車のもつ硬く厚い装甲を

貫通するための徹甲弾の弾芯に用いられるそうです。

ドイツがタングステンを欲しがったのも

戦争を想定していたためでしょうね。

 

ここまで書いて第37話を観たら

タングステンを巡る攻防が描かれていました。

ハラハラドキドキのスリリングな展開。

37話から38話(最終回)まで

魏若来の頭脳戦によって見事にタングステン輸送や

物資輸送は成功しましたが、ちょっと順調過ぎないかと

思っていたんです。

最後の最後であんなサプライズがあるとは!

 

 

沈图南が魏若来や沈近真に見せられた

江西ソビエトに暮らす人々の生き生きとした生活。

自分が支持する国民党が腐敗して民を苦しめる姿と

敵対勢力であるはずの共産党が民を大切にしている姿。

その違いを実感し、悩んでいた沈图南が

帰った後、猛然と共産党に反撃していく姿には

違和感ありでしたが。

最後はもう感動してしまって😂😂😂

 

妻子を上海ではなくイギリスに行かせたのも

そういうことだったのかと納得。

伏線と回収が素晴らしいドラマです。

 

それにしても王阳の迫真の演技に感動拍手拍手拍手

 

 

 

エンデングで二人が微笑む姿が映し出されて

いたので、最後はこうなるだろうと思っていたのに

途中から主題歌も変わり、エンデングも

血なまぐさい画になっていた。

最終話は元に戻っていましたね。

本当に最後の最後まで手を抜かずに

視聴者を惹きつけるドラマを作ってもらって

感謝、感謝です!!!

 

 

 

ところで最後まで憎々しげに

林樵松を演じてくれた張天阳。

ご苦労様でした。

スパイドラマは敵役が憎く見えれば

見えるほど面白みが増しますので。

 

この方も最後まで沈図南を守ってくれました。

牛春苗も目覚ましい活躍でした。

 

長征の話で終了しましたが

ここから日中戦争、終戦、内戦勃発

中華民国を台湾に放逐

1949年10月中華人民共和国成立

と共産党の戦いは続きます。

 

監督は『追風者Ⅱ』を作ると話してました。

どういう物語になるのか楽しみです。

虫のいい話ですが

出来れば日中戦争は避けて

内戦だけでお願いしたい。

 

1回観ただけなので、2回目は違う印象を

持つかもしれません。

イボ君の演技も回を追う度に凄味を

増していきます。

このドラマは順を追って撮影されたということなので

魏若来の成長を追うドラマとなっています。

 

 

 

姚晓峰監督がイボ君に感じたこと

「王一博の誠実さを視聴者に伝えたい」

 

 

 

最後に愛奇芸はVIPにライブストリームをUPしてくれています。

 

イボ君は魏若来を聡明で熱血、家族や国を自分の責任として

考える理想と信念があると話していました。

 

一応、最終回で見終わったのですが

これから復讐していきたいと思います。

皆さんも面白いので是非見てくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

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