イボ君のドラマ『追風者』が面白くてね、毎日楽しみにしています。

 

 

「UNIQ王一博」の3月24日微博投稿で

魏若来の演説を載せています。

 

「乘长风破万里浪」

長い風に乗って万里の波を打ち破る

 旧タイトルの「长风破浪」がここにあります。

 

上は中国語字幕

下はAI訳の日本語

 

 

 

 

 

暗殺騒動で投票場に遅れた沈图南に代って

「世界経済を解決できる市場は何処にあるのか。

簡単だ。中国の人口は4億5000万人。

世界最大の市場になるだろう。」と

関税保管権の回収と中央政府の財力を

充実させることが共通利益になると説いて

会場の空気を一変させるスピーチ。

この演説がドラマの最も重要なポイントの

ひとつでしょう。

 

この演説内容はドラマ放送後、反響を呼んで

各紙にも取り上げられたそうです。

 

 

「イボオフィシャル」ではなくて

「UNIQ王一博」の3月29日微博投稿に載っているこれも。

 

 

共産党を裏切って兄が殺される原因となった

李晨达を殺して仇を討った魏若来。

表面的には沈图南、沈近真を守ったように見えますが

根本は哥哥を殺した李晨达が許せなかった。

魏若来の強い意志が感じられます。

 

 

魏若来の自宅にある赤い燕柄のマグカップ

瀕死の兄に水を飲ませる

魏若来の様子を探りながらカップを口に運ぶ沈近真

この人が赤いツバメか?

不安を隠せない同郷の牛春苗

この元気印の女性が新たな道へ強引に連れて行く?

この人もツバメだったの?

 

 

 

このX(ツイッター)読んで

思い出したのは描かれている赤い燕のこと。

「赤」というのは共産党のことでしょうが

燕が来る家は栄えるとか、縁起が良い鳥とされています。

中国でも吉兆と考えられているそうです。

燕が来る家はどこか?

魏若来、哥の魏若川、牛春苗は江西省出身。

沈近真も江西省に行くことになる暗示?

思想と大袈裟に考えなくても

安全に普通に暮らしたいという願いを表しているのか?

赤い燕に導かれて魏若来は赤い金融家の道を進むことの暗示?

 

 

この魏若来を見たら

「無名」の叶先生を思い出した。

魏若来と叶先生は全く別ですけど。

 

当時の上海の地図

オレンジ色は日本の租界地

赤は英国、ピンクは米国、黄色はフランスの租界地

上海の多くの土地を外国勢力が占領していたことが

わかります。

 

 

 

 

 

 

 

遂に日本人出てきました。

租界地の地図を見ていると複雑な気分になります。

日本人との戦闘も出てきます。

あの林樵松も魏若来と一緒に戦います。

ただ、このドラマは抗日主眼ではなく

南京の民国政府がいかに腐敗に満ちた政権だったか、

そしてそれと死闘を繰り広げる共産党の活躍を

描くドラマなので、日本との戦闘は歴史の一コマとして

描かれるだけのようです。

 

微博で見つけたドラマ人物評

 

 

(百度百科より)人物相関図

共産党の同士は「戦友」

但し、沈近真は「喜歓」(好きな人)

同僚は「同事」

で、敵対する人は「対手」と書かれています。

あれっ、「対手」って言葉、

どこかで聞いたことがあるわ🙄

 

 

度々出てきたビッグシスターが誰であるか

もう分かってきましたね。

宋家三姉妹の長女

宋 靄齢(そう あいれい、ソン・アイリン)です。

妹に宋慶齢(孫文夫人)、宋美齢(蔣介石夫人)が

また弟に中華民国の政治家・実業家となった宋子文がいます。

 

 

彼女らの結婚と背後にある動機は

宋靄齢・宋美齢・宋慶齢を順に言った

「一人は金と、一人は権力と、一人は国家と結婚した」

(一個愛錢、一個愛權、一個愛國)という

毛沢東思想の言葉に要約されています。

宋靄齢・宋美齢は国民党を

宋慶齢は夫孫文の意志を継いで共産党を

支持します。

 

宋靄齢の夫は孔 祥熙(こう しょうき)といい、

中華民国の財政家。

国民政府期に財政部長、行政院長を務めた。

妻の宋靄齢を通じて宋子文や蔣介石とは姻戚関係にあり、

陳果夫を含めた4人は四大家族と呼ばれた。

長期にわたって国民政府の財政部門を担当したが、

宋家と結託していわゆる孔宋集団を形成し、

腐敗政権や民衆の財産を集め私腹を

肥やす者たちの象徴と言われた。

 (ウィキペディアより)

 

 

これを知っていれば、魏若来の奮闘と失望が

よく分かると思います。

私腹を肥やす腐敗政治を目の当たりにして

魏若来が変貌していく姿が克明に描かれています。

また、現在の中国で宋家の人間が

どう思われているのかもよくわかります。

まさか「追風者」で宋家三姉妹が出てくるとは

思いませんでした。

画面には出てこなくてもその存在を

思わせるエピソードがいろいろ出てきますから。

昨日の29話から「孔氏」の名前も

出てきましたね。

 

 

また、沈兄妹が留学した1920年代のドイツも

大変な時期でした。

 

1918年、第一次世界大戦に破れたドイツでは

11月革命によって帝政が崩壊。

翌年1919年にワイマール憲法が制定。

ワイマール憲法の下で国民の直接選挙で

選ばれる大統領制、議会制が実現したが

第一次世界大戦の敗戦国としてヴェルサイユ条約を

遵守し、領土・植民地の減少、軍備の大幅削減、

そして過重な賠償金の支払いという重い課題を

背負うこととなった。

選挙で選ばれた社会民主党を中心とした連立内閣が続いた。

しかし、ヴェルサイユ条約での巨額な賠償金など

過酷な負担を強いられ、ハイパーインフレで経済は疲弊。

労働者の不満を吸収したドイツ共産党の進出と

一方では反ヴェルサイユ体制を唱える国家主義運動で

あるナチズムが台頭し、政治・社会の動揺が続いていた。

 

妹の沈近真が共産党に入党したのはドイツに

いた時だと話していましたが

ハイパーインフレで疲労困憊する市民を

黙って見過ごすことができなかったと

いうことでしょうね。

 

当時のドイツと中国は似ていました。

辛亥革命によって清朝が終焉を迎えたように

ドイツ革命によって帝政も幕を閉じました。

その後、政権を握った政党も強力な力は無く

政治や社会の動揺は続いていました。

巨額な賠償金に苦しめられるドイツと

清朝が諸外国と結んだ条約によって列強諸国に

蹂躙される中国。

また、東洋のパリと呼ばれた上海。

文化が花開き、黄金期を迎えていたベルリン。

アメリカ、イギリス、フランスではなくて

ドイツ留学となった理由はこうしたことでしょうか。

共産主義のソビエトに距離的に近いドイツ。

 

こうした社会情勢が下地になっていることも

覚えておくとドラマがより楽しめると思います。

 

役者 王一博

 

 

 

ドラマのbts

親友が自ら命を絶つ姿を見て、魏若来は悲しみで声を枯らした。

阿文の死は彼に立ち直るすべを与えず、

撮影が終わった後も感情から抜けきれなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イボ君の泣くシーンで思い出すのは

「陳情令」の魏嬰崖落ちシーン。

そのシーンの感情をどう表現したらいいか

監督に聞いたら

「大好きなバイクが落ちていったら・・・と

想像してみたら」と言われたらしい。

リハ、本番と進むに従って感情が高ぶったのか

本番が終わっても感情から抜けきれず

大泣きしたらしい。

感情が抜けるまで魏嬰が黙って傍にいたという。

そのことを知った時

「号泣したのは魏嬰じゃなくて藍湛なの?」

と思った。

当時、イボ君は役から抜けるのが早いと

言われていたから。

それからいろいろイボ君のドラマを観て

感情移入が素晴らしい人だと感心した。

王一博ではなくて、演じる役の人になりきっている。

今回、阿文の自殺シーンで泣き叫んで

吐きそうになるのを見て

「陳情令」の崖落ちシーン後の

彼の状態が納得いった。

🍬とか、そんな話ではなくて

役者 王一博の本気度を改めて思った。

 

 

 

 

 

 

 

沈近真の話に出てくる「江西ソビエト」というのは

江西省瑞金に建設された中央革命根拠地である

「江西ソビエト」のこと。

共産党は1931年11月に瑞金を首都とする

「中華ソビエト共和国臨時中央政府」の樹立を

宣言して毛沢東がその主席となった。

国民党の猛攻撃に遭ったりして

なかなか思い通りには戦果を上げることが

できなかったようですが

その中で魏若来はどんな活躍を見せてくれるのでしょうね。

沈图南もこのまま終わる訳にはいかないでしょう。

 

 

 

Google翻訳

【思慮深い】

「来」までの道程を振り返ると

笑いあり、涙ありの様々な人生を経験しました。

あらゆるステップを追跡可能です。

魏若来は人生の新たな旅を始め、

遠くの花火を見つめ、しっかりと前に進みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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