今日 5月8日から衛星劇場で「冰雨火」が始まりますね。
イボ君が何故、傳東育監督の作品に出演したかったのか。
オーディションを受けてまで出演したかった傳監督の作品とはどういうものなのか。
とても興味がありました。
傳東育（フー・ドンユー）監督
1968年2月生まれ、現在55歳
「冰雨火」撮影時
（2020年5月26日～9月24日） 52歳でした。
「冰雨火」クランクアップ時の監督
監督が「冰雨火」にイボ君を起用した理由について述べています。
「理想照耀中国」総監督
その中の「選択」にイボ君も出演
傳東育監督の作品
犯罪や業界ドラマが多いが一方で
田園メインテーマやロマンチックなドラマも。
「少林問答」
「西蔵天空」
「医者仁心」
「破冰行動」
「風吹半夏」
それまでのイボ君の出演作を見てくると
「陳情令」は別として、青春ドラマの
主演者としてはイイ線をいっていて
事務所の選択としてアイドルに相応しい。
それを硬派な警察ドラマへと駆り立てたものは
何だったのか。
それが知りたくて傳東育監督の「破冰行動」を観ました。
邦題は「破氷行動～ドラッグ・ウォーズ～」です。
「冰」が日本では「氷」です。
冰はアイスでこのドラマでは覚醒剤を意味します。
字幕で覚醒剤の上に「アイス」とルビを振ってます。
「破冰行動」は陳情令と同じ2018年制作
2019年5月7日から放送されています。
陳情令が6月27日からですので少し早いですね。
1話約45分で48話あります。
私はアマプラで観ましたがまもなく終了らしい。
キャストは、主人公 李飛（リ－・フェイ）に
黄景瑜（ホアン・ジンユー）
イケメンでガタイが良くてこういうキャラにピッタリです。
大袈裟でない、さり気ない演技ができるところも良い。
もちろん、ハチャメチャの時もイケてるし。
48話全部観るのに6日かかりました。
6日間毎日、このドラマだけ観てました。
話の展開が面白くて、飽きること無く観ることができました。
名優揃いなので、その演技を見るのも楽しみでした。
李飛の上司で養父でもある李維民役が
呉剛（ウー・ガン）
私の好きな俳優さんです。
慈愛に満ちた眼差しと相手の心中を見抜く鋭い眼光。
塔寨村の麻薬犯罪組織のボス林耀東役が
王勁松（ワン・ジンソン）
この人が演じる大ボス、普段は物静かですが
冷徹感が凄まじく、怖すぎて誰も逆らえない。
「冰雨火」の役とは全く違いました。
香港で麻薬組織の情報を集めている趙嘉良に
任達華（サイモン・ヤム）
彼は香港人なので台詞の香港訛りが楽しかった。
久し振りにあの香港独特のイントネーション聞きました。
ちょっと見、強面ですが、この人の演技に泣かされました。
李飛と趙嘉良が主人公のドラマだったと最後まで見てからそう思いました。
その他にも名優揃い
2013年の実話を元にした広東省の
麻薬犯罪組織と警察組織の戦いを描いている。
このドラマの制作には徹底した取材が
行われ、脚本が出来上がるまでに4年
かかったそうです。
ドラマに登場する村民の生活や警察官の
動きなどリアルかつ詳細に再現されているそうです。
林（リン)一家が組織する村全体で行う
覚醒剤生産と、それを阻止し摘発しようと
する警察官達の闘いを描いている。
敵は麻薬カルテルだけではなく、警察内にも内通者がいる。
誰が敵で、誰が味方なのか、腹を探り合いながら捜査を進めていく。
その腹の探り合いなども見所のひとつで
それはそれで見応えはあるものの
私はやはり若者のがむしゃらに突っ走る
使命感や熱情のほうに魅力を感じました。
若者が動くと画面に活力が湧いて、華やぎが生まれます。
ベテラン俳優の演技はさすがと思わせる
ものはあるけど、ドラマを引っ張っている
と感じるのは若者です。
それは監督の意図ではないかと思います。
若い人達がこの国の未来を創って支えていくんだよ、というメッセージ。
このドラマは麻薬撲滅主眼ですが、
一方で、親子、夫婦、親族、友達、村社会
組織のあり方とか、様々な要因が絡む
簡単には割り切れない複雑な相互関係を
描いているので、目を離すことができません。
父と子の関係を複数の親子で見ることが
できるようになっているので、涙が溢れてきます。
このドラマの出演者で「冰雨火」にも出演されている俳優が何人かいます。
同じような役の方もいれば、全く違った役の方もいる。
中国ドラマの俳優は、良い人の役と悪役と
あまり気にせず演じている方、多いですが
見る方としてはちょっと面食らう時が
あります。
それから、ほとんどノーメイクに近い
出演者達なので、「冰雨火」のイボ君の
肌が吹き出物はあるものの
とても綺麗だと改めて思いました。
李飛役の黄景瑜（ホアン・ジンユー）
私は彼のファンではないけど
改めて良い役者さんだと思いました。
1992年11月30日生まれの31歳
ジャンジャンより1歳下だったんですね。
このドラマの撮影時は26歳
身長187㎝と高いです。
体重は結構あります。
ほとんど筋肉と思います。
デビュー作が有名なBLドラマ「ハイロイン」。
本国では配信途中で終了となったそうですが。
その他「千年のシンデレラ」
ディリラバと共演の「ラブ・デザイナー」など。
ジャンジャンとは
「王牌部隊」（邦題「男達の勲章」）で
共演しています。
2021年
イボ君とも映画「维和防暴队」で共演しましたね。
中国の「平和維持警察」の活躍を描いた作品。
国連PKO活動に参加の平和維持チーム。
総勢1100人以上のスタッフが関わった
作品だそうで、2022年公開予定でした
が、いろいろあってまだ公開されていません。
「破冰行動」は高評価で人気も高かった。
イボ君はこのドラマを観て、この監督の下で
仕事がしたいと思ったのでしょうか。
中国の若者として、人民のために働く姿を
演じたいと思う気持ちは理解できます。
4年に及ぶ取材をしたということなので
この作品だけでは描ききれなかったことが
まだまだあったのでしょう。
それが「冰雨火」となったのかも。
「破冰行動」が48話なのに対して
「冰雨火」は32話です。
本来はもっと長かったと思います。
噂では陳暁の出演場面が大幅にカット
されたらしい。
警察協力の下に撮影されているので
本来はもっと早くに公開される予定だった。
麻薬組織に潜入している形なのでいろいろ
好ましくない場面があったということかも
しれません。
今も現実に警察組織と麻薬犯罪組織が
バトルを繰り広げていますからね。
国民に見せて良い部分と見せたくない部分。
捜査に影響するかもしれない部分。
ドラマですけど、実際の現場は厳しい。
そういうことをヒシヒシと感じながら
イボ君は演じたと思います。
李飛と陳宇の立ち姿。
それぞれの役柄に合っていると思いませんか。
陳宇は真面目で一本気な性格、指の先まで真っ直ぐです。
陳宇頑張れ！
852058 陳宇の活躍が始まります。
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