陳情令の撮影が終わった後、次の映画の撮影に入ります。

 

映画 「ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。」

    原題「誅仙Ⅰ」

2018年10月17日 クランクイン

2019年1月18日  クランクアップ

2019年7月31日  劇場公開

 

日本版ポスター 何かおどろおどろしい。

昔の香港映画みたいです。

中国版 

紫系の中間色で落ち着いた感じ。

 

 

 

 

 

この映画は2019年の

最も失望させた映画賞・監督賞・男優賞・女優賞に選ばれています。

何故 不名誉な中国版「ゴールデンラズベリー賞」の

「金掃箒奨(ゴールデンほうき賞)」に選ばれてしまったのか。

 

それを考える前に

実はこの「誅仙」は

「青雲志~The Legend of Chusen」というタイトルで

人気俳優を集めてドラマ化されているんです。

2016年7月31日「青雲志~天に誓う想い 1」が放送され、

「青雲志~天に誓う想い 2」まで放送されています。

 

 

「青雲の志」です。

ドラマを見たことはないけど、爽やかな感じですね。   

「破壊王」 と名付けられたのとは大分違います。

 

肖战が演じた張小凡役は李易峰(リー・イーフォン)

最近、世間を騒がせたあのお方です。

孟美岐(モン・メイチー)が演じた魔教鬼王の娘・碧瑤は

趙麗穎(チャオ・リーイン)

李沁(リー・チン)が演じた青雲門 小竹峰の陸雪琪は

楊紫(ヤン・ズー)

他にTFBOYSなど中国の若手美男美女俳優が目代押しの

ドラマです。

1季52話(日本版は55話)、2季18話のドラマです。

話数が多いので、内容も盛りだくさんで話の展開も分かり易かったと

思います。

「誅仙」という小説は中国では有名らしく、ゲームにもなっています。

ドラマ「青雲志」のイメージで映画を見た人が多かったのではないか。

それで、自分の思い描いていたイメージと大分違っていた?

 

映画で主役の張小凡(肖战)に相対するヒロインは、というと

ちょっと分かりにくいのです。

一応、魔教鬼王の娘・碧瑤(孟美岐)なのですが、どうもその辺の

描き方が雑でわかりにくい。

ドラマ版でははっきり趙麗穎(チャオ・リーイン)がヒロインです。

映画では、小凡が好きなのは、師匠の娘で、実の姉のような存在の

田靈兒だったのに、いつの間にか碧瑤と相思相愛か?と思わせるように

なり、陸雪琪も敵視していた小凡をまんざらでもなく思い始めているし、

どうなってるの?

アクションシーンだけでなく、その辺の心境の変化を丁寧に描いて

いればよかったのにと思います。

ドラマでは50話を超えている話を映画では101分。

小説を読んで、内容を知っていればいいけど、初めての人は

戸惑います。

また、ドラマは衣装もセットも綺麗で華やか。

好みは別として、若い美男美女がワンサカ出てくる。

映画は予算の関係か、セットや衣装がやや貧弱な感じもするし

年配の俳優が多数出演。

 

監督は香港の 程小東(チン・シウトン)。

この方がどういう作品を監督しているか分からないけど

話の進行具合が唐突な感じが多くて、アクションシーンをもっと

少なくして、人間描写をした方が分かり易かったのではないか。

映画の脚本・構成などに問題があったのではないかと思います。

 

この映画とドラマの関係を見て、思い出すのは

「三生三世十里桃花」

 

ドラマでは「永遠の桃花 ~三生三世」

  (原題 「三生三世十里桃花」)。

楊冪(ヤン・ミー)と趙又廷(マーク・チャオ)が主演し、大ヒット。

私も何度も繰り返し見ていたラブストーリー。

 

すごく期待して映画の「三生三世十里桃花」(中国語字幕)を

見ました。(中国語字幕なのは海外旅行中に見たので)

主演は劉亦菲(リウ・イーフェイ)と楊洋(ヤン・ヤン)。

 

 

印象を色に例えると、

ドラマは爽やかで、繊細、透明感のあるパステルカラーで

映画はケバい極彩色の感じ。

映画は評判が悪く、楊洋が記者会見でインタビュアーに突っ込まれて

思わず涙ぐんで劉亦菲に慰められるという場面がありました。

でも、あれは楊洋の演技の善し悪し云々ではなくて、作品の構成、

脚本、演出など、全体的な問題があったのではないかと思います。

 

今、この映画は日本では「ワンス・アポン・ア・タイム 闘神」という

題名になっています。

「三生三世十里桃花」という呪縛を離れてみれば、結構楽しめる

のではないでしょうか。

 

映画とドラマの関係で

もうひとつ思い浮かぶのは

「何以笙簫默」

 

ドラマは「マイ・サンシャイン~何以笙簫默~」 

2015年放送で全32話

原作は顧漫(グー・マン)の「何以笙蕭默」

鍾漢良(ウォレス・チョン)と唐嫣(ティファニー・タン )主演。

「三生三世十里桃花」と同じくらい夢中になって見ていた

ドラマです。

 

 

 

映画も豪華な顔ぶれ

黄暁明(ホアン・シャオミン)と楊冪(ヤン・ミー)主演。

 

映画にはアンジェラ・ベイビーも出ていました。

(この映画の共演がきっかけで黄暁明と結婚。

後に離婚してます。)

でも、小説読むか、ドラマを見ているかしていないと

よく分からないのではないかという内容。

ダイジェスト版の感じは否めない。

あーすごい美男美女を見てきたわという感想だけでした。

ドラマ版の丁寧さ、繊細さにはかなわない。

 

この「ジェイド・ダイナスティ」(誅仙Ⅰ)も全体的な問題があった

のではないかと思います。

膨大な小説内容を101分に収めるなら、もっと取捨選択して

脚本を練る必要があったのではないか。

単なるダイジェスト版にならないように。

そうすれば、もっと肖战の演技が活きたと思う。

それから、声が肖战の原声ではなく、配音で、魏嬰と同じ声では

なく別人で不評だったようです。

肖战は声が魅力的なので、ファンは原声を聞きたいですよね。

 

作品賞、監督賞は仕方ないとしても

肖战は227事件の影響で選ばれてしまったとしか思えないし

孟美岐もヒロインだったため、選ばれてしまったとしか思えません。

 

でも、その後、CCTVで何度も繰り返し放送され高視聴率を

獲得しているのは、やはり肖战に魅力があるからですね。

 

 

このメイキングを見たら、肖战がどういう俳優か分かります。

決して「金掃箒奨」には該当しないということが分かるはず。

 

この映画は新丽传媒(新麗メディア)が制作しています。

新丽传媒は「誅仙1」の他に

「斗破苍穹」「狼殿下」「慶余年」「斗羅大陸」 の制作に

関わっています。

 

 

ドラマ「斗羅大陸」

 

2018年12月27日クランクイン

撮影は横店衛視城と象山衛視城で。

ただ、2019年1月18日まで「ジェイド・ダイナスティ」の撮影が

あったので、肖戦の撮影はその後でしょうか。

 

2019年7月3日クランクアップ

日本版 「斗羅大陸~7つの光と武魂の謎」

中国版CCTV8  斗羅大陸

 

 

 

2021年2月5日 テンセント・WeTV・CCTV8で放送開始

このドラマは唐家三少のファンタジー小説「斗羅大陸」が原作。

実写版の他にゲームやアニメなどがあるそうです。

 

番宣でキャストと一緒に出演した原作者が「主演の肖战とブレイク前に

契約できたので、出演料が安かったから、その分特殊効果にお金を

かけることが出来て良い作品になりました」と話していました。

特殊効果というのは、私たちが想像する以上にお金が掛かるらしい

ですから。

 

肖战の出演料はヒロイン小舞を演じた呉宣儀(ウー・シュエンイー)

よりもずっと安かったという話もありました。

ウー・シュエンイーは宇宙少女という中韓アイドルグループで ソ二と

言う名前で活動していたそうです。

「誅仙」の時も監督がブレイク前だったので安くて良い俳優を見つけ

られたと、話していたような。

「陳情令」の時も王一博よりも出演料は安かったですね。

素人の私は出番も多いし、年上なのに何故、肖战の方が出演料が

安いのかと思っていました。

でも考えてみたら、王一博は芸歴も長く、大物俳優と領衛主演しているし、

主演作品は数本あるので、「陳情令」で実質初主演の肖战とは実績の

違いが歴然。

王一博の方が高いのは当然なんですね。

陳情令で肖战が王一博を先輩と言っているのも、王一博のキャリアに

対する尊敬の念があるからです。

年齢は下でも、キャリアと実績がある人を尊重する肖战。

それに対して、肖战の実社会での経験に畏敬の念を抱く王一博。

お互いに対する気遣い、思いやりが溢れる陳情令撮影現場でした。

 

出演料が安いといっても、日本の俳優達と比べたら桁違いに

高いです。

1季10話から11話の日本と50話が普通の中国では当然出演料の

違いはあるでしょうけどね。

映画「無名」のトニー・レオンの出演料が11億円ではないかと

書かれていました。

ジャッキー・チェンクラスだと15億円とも言われています。

日本のトップクラス俳優の映画出演料が5000万円と言われて

いるそうですから、桁が違いますね。

高ければ良いという話ではないけれど、評価が上がっていくことは

俳優にとって、大きな励みになることは確かだと思います。

 

肖战も出演料が安かったのはここいら辺までかもしれません。

多分、次のドラマ「余生请多指教」からはそれなりの出演料に

なっていたと思います。

「余生请多指教」撮影中に個人事務所「肖战工作室」を立ち上げ

自分のやりたい作品だけ選ぶことができるようになりました。

出演料にこだわらず、自分の意思で作品を選べるというのは

肖战にとっては良いことです。

芸能界に入るまで、比較的恵まれた家庭に育って、お金の苦労など

したことがなかったと思います。

それが芸能界に入って、事務所とトラブルになり、金銭面で

苦労した。

でも、それに屈することなく、我が道を行く肖战。

生き方もカッコいいですね。

 

この「斗羅大陸」というドラマ。

青春学園物のような感じもあるし、ゲームっぽい感じもする。

肖战が少年時代から演じていて、それがまた違和感がない。

女優さんが少女時代を演じるのをよく見ます。

いくら美人でも15歳は無理じゃないと思ったりするけど

肖战の場合は15歳くらいなら違和感がないですね。

それに時々、ヒロインよりも可愛かったりする。

少年の無邪気さもあり、凄く男っぽい時もある。

少女より可愛かったり、美人女優顔負けの美しい時もある。

こうした、ふとした瞬間に見せる表情の変化が肖战の魅力のひとつ

なんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラマ「余生,请多指教」

2019年08月11日 クランクイン

2019年11月06日 クランクアップ

2022年3月15日 テンセントから配信開始。

「企鹅影视」(テンセント系列)が制作。

 

最初、このドラマ、楊紫(ヤン・ズー)と共演と聞いて

「ヤッター!」と思いました。

楊紫といえば「国民の娘」と呼ばれる人気女優。

子役時代から活躍しているベテラン女優さんです。

私も「香蜜沉沉燼如霜(霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~)」を見て

その愛らしさにすっかり取り込まれたひとりです。

この女優さんと共演すれば、肖战の知名度はもっと

上がるんではないかと期待しました。

でも、撮影中の話を見聞きするにつけ、思っていた人柄と

違う。違和感がある。

でも、まあ、ドラマ見ないと話は始まらない。

全部ではないけど、中国語字幕で見ました。

 

 

 

肖战の出演したドラマはそのほとんどが仲間との絆、友情の

物語です。

恋もあるけど、それがメインではない。

それが「余生,请多指教」はベタな恋愛物語です。

ホントにこんなベタなお話に肖战が出演するのも珍しい。

同じ年頃(ドラマでは大学生のヒロイン 林之校と31歳の医師 顧魏

という設定でしたが)の男女の甘々な恋物語。

楊紫がどういう演技をするか興味津々。

それに対して肖战はどう受けて立つ?

 

 

私は単純で乗りやすい性格なのでこういうドラマはすぐ、その気に

なってヒロインに同調してしまうんです。

でも、このドラマは「林之校 加油!」というところまではいかなかった。

むしろ、「顧魏 加油!」かな。

 

最後、結婚して幸せそう お祝い

その後の生活も垣間見えて。 

人を好きになったら、誰もが夢見る

幸せな結末 ハート

少女漫画に出てきそうなお話だけど、単純で一番大切なこと。

好きな人と幸せになりたい ラブラブグリーンハーツイエローハーツ

 

見終わってから、これは世の中の男女に

希望を与えたドラマかもしれないと思うようになりました。

肖战と恋が出来たらと思う人は男女を問わず、大勢いるはず!

その人達が疑似恋愛を楽しめるドラマ。

「私と肖战の恋物語」と、ヒロインを自分に置き換えて楽しむ。

人々に愛と希望を与えるドラマ!!!

ああだ、こうだと難しく考えるより、ドラマとして単純に楽しむことが

どれだけ心の栄養になることか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肖战の出演したドラマ・映画の制作時期を並べてみました。

 1 「超星星学园」  2016年4月15日 - 2016年6月12日

 2 「月光のイタズラ(時空を超えた恋)」2016年中の数日

 3 「捉妖记2」  2016年中の数日 

 4 「斗破苍穹」  2017年1月16日 - 2017年6月16日

 5 「狼殿下」    2017年4月09日 - 2017年9月17日

 6 「素人特工」  2017年9月以降の数日

 7 「華麗なる皇帝陛下」 2017年09月08日 - 2017年11月08日

 8 「陳情令」    2018年04月16日 - 2018年08月24日

 9 「 慶余年1」   2018年6月の数日

10 「誅仙1」     2018年10月17日 - 2019年01月18日 

11 「斗罗大陆」  2018年12月27日 - 2019年07月03日

12 「余生,请多指教」 2019年08月11日 - 2019年11月06日

(私が調べた範囲内ですので、間違っていたらご免なさい。)

 

実際に放映された時期は諸般の事情により前後してます。

多分、ここまでが龙丹妮がいる天娯伝媒、哇唧唧哇(わじじわ)で

契約した肖战のドラマと映画だと思います。

「余生,请多指教」に出演したことで、わじじわへの義理は果たせたかな?

これからは、自分の演じたいドラマや映画、舞台で頑張ってねハートグリーンハート

 

 

これはドラマを見た私の感想を書いたものです。

 

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