こうしたゼネラルモータースの作戦は有効だった。
フォードの評判が落ちたわけではなかったが、シボレーの6気筒型が出ると、
A型はT型のような神通力はなくなった。

他のメーカーのクルマとの違いを強調できるほどの独自性を出せず、
いったん追いつかれたフォードには、
他のメーカーを圧するほどの差をつけるものを持っていなかった。

シボレーが高級イメージで売っていることに対抗するフォードの新しい方針は、
エンジンパワーで差をつけることだった。