残念ながら、乳がん治療に使う抗がん剤は脱毛を避けられません。
治療が終われば発毛するとは言え、毛質が変わってしまったり、前髪だけが生え揃わなかったりなどと言う悩みもよく耳にします。
そこで、頭皮をキンキンに冷やしながら化学療法を受けています。
頭皮を冷却し、血流を低下させることで、毛根に対する薬剤のダメージを減少し、脱毛を予防する方法です。
抗がん剤を打つ30分前から冷やし始め、最中はもちろん、打ち終わった後にも1時間冷やし続けます。
これがなかなかにきつい。
頭痛は想定内ですが、今となっては、お冷やしアイテムが視界に入るだけで抗がん剤を連想し、吐き気を催すようになってしまいました。
毎朝、お弁当に添えるアイスノンが辛い
しかし、そのおかげで全体的にうっすら髪の毛が残り、ウィッグの滑り止めになっていますし、治療後の発毛に大きな期待を寄せています。
“No Pain,No Gain“
娘の卒業式には、ウィッグを外して参列したい。
ちょっと先の、ちょっとキラキラした未来を目標に。
辛い時こそ、気分のよくなることを想像しながら過ごしていきましょう