乳がんの事実は、墓場まで持っていこうと思っていました。
「医者の妻なのに、健康管理がなされておらず情けない」
「地域の皆様の健康を願いながら、病気になるなんて恥ずかしい」
そう思っていました。



しかし、入院し、通院する中で、患者の多さに驚きました。
日本女性の9人に1人が罹患する病。
近い将来、その分母が8人になると危惧されています。
乳がんになるのは特別なことではない。
職員やママ友などの身近なサバイバー達が、その数字のリアルを物語っています。

 

乳がんと宣告されて、平静を保てる人はいないでしょう。私自身、辛い検査や眠れぬ夜を、家族と共に乗り越えてきました。
今ではがん患者会やオンラインサロンコミュニティーにも参加し、温かいご助言をいただくことで、捻れた心と体が再生しつつあります。



癌になった事は不運だけど、不幸ではない。
それを証明していきたいと思っています。