観てきましたよ っと。

 

 

 

しょせんアメコミでしょ?

チャチで底の浅い正義やら悪やらが語られるんでしょ?

くらいにしか思っていなかったバットマン。

 

それを、ダークナイトの衝撃と言ったら・・・!

 

 

え?いつの間にこんなレベルまでいったの?

 

 

純粋な「悪意」とはなにか、の描き方

バットマンの選択(助けるのは思い人か未来の希望になれる人物か)

個人の英雄行為だけじゃなく集団としての人間が見せる選択

そこでの葛藤と選択の説得力・・・

 

クリストファー・ノーラン(予想:後者/遊泳)すげえよ。

 

 

 

といっても今回の『THE BATMAN』は バットマンシリーズのリブート版なので それまでのシリーズの仕切り直しでまた別世界枠なんですが

 

↑リブート(=再起動):

これまでのシリーズなんかを継承するのではなく、別の世界を再構築する、て意味だそうで

 

 

でもバットマンという素材を使って語られる

正義や悪の描かれ方は超興味ある・・・!

 

 

私が信奉している人も推していたし・・・・!!

 

 

 

 


というわけで観に行ってきましたニコ

レイトショーすべりこみ~

 

 

 
映画館なんて久しぶり~~♪
 
レイトショー安い・・・!
 
まともな飯がねえ・・・!だがそれがいい!
 
 
そしてしまったもう少し後ろの席をとればよかった・・・!
席だいぶ空いていたのに!
(IMAXの大画面、字幕があるとけっこうたいへん)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
観た感想としては、うん、面白かったっすよ!
 
 
「ダークナイトを超える」 とまでの絶賛評を先に聞いてたので
途中までは 「そんなに?」と思っていたのですが
 
 
最後半にかけての展開が怒涛でしたね・・・!
 
(ダークナイトのほうが上だと思うけど)
 
 
『JOKER』の流れを汲んでいるそうなので そっちを観ているとまたもう少し受け取り方が違うのかな?
(アマプラで観るつもりだけどまだ観ていない)
 
 
 
 
質を上げているポイントと思うのは
 
正義の表し方ではなく
”悪” の説得力のほうでしょうか。
 
 
これが『JOKER』ともつながっているという話なんじゃないかと思うのですが
 
彼や彼らの受けてきた理不尽、といのは
これ以外の形で 果たして精算されうるのか、という問。
 
 
バットマンの正体は
子供の頃 両親を目の前で殺された超大富豪の息子 ブルース・ウェインなのですが
(だから色々最新機器とか 秘密基地とかほぼ単独で揃えられる)
 
 
悪役が言うわけですよ。(※うろ覚えの意訳)
「豪邸の温かい部屋で 温かい食事をとり 同情に囲まれてきた人間は孤児ではない」
「本物の孤児はそうではない  30人一部屋 ろくな食事も服も学問も与えられず 誰にも注目されず 愛されず 12歳でヤク中だ」
 
ゴッサムシティの治安が超悪い という大前提があるのですが
実際ウェインがそうやって注目されたことで その影で直接的に多くの孤児への注目が奪われたという側面もあったのです。
 
 
 
 
ではこれは 彼(ウェイン)の罪なのか?
 
合わせて 「親の罪が子に報い」というワードも出てきます。
 
 
 
 
「子の罪」には親はもちろん何かしらの影響力として関与しているでしょうが
「親の罪」に子は関係あるのか?
 
 
 
 
これは植民地被害でも戦争犯罪でも仇討ちの話でも通じると思うのですが
「ない」なんて簡単に言えない、と私は思っています。
関係ないと言ってくれるならそれは相手ができた人間だということです
 
 
 
焦点はただ2点 
 
その親の罪の恩恵を受けているかどうか
(相手がいるなら)その罪から直接生まれた不均衡が決着しているかどうか
 
 
あ、生命・存在という恩恵に関しては、別に親だけの話じゃなく
自分という存在は「すべての過去の上に立脚している」という 原罪に属する話だと思うので別です。
 
 
恩恵があるなら 生育過程でそれを受けていない人間なんていないと思うので それはすでにある。
気づいたときに選択可能性が生まれますが、でもまず「ある」のが前提なんだよな。
 
 
さらに根深いのが収奪構造
 

親以上の代がつくってきた収奪構造の恩恵を受けて安住する(ないし加担する)人間が
その罪で作られた収奪構造のリンクの下で虐げられていることを 自覚する人間から憎まれるのは
 
そりゃそうだろう、と思ってしまうんだよな。
 
それは僻みとか嫉妬とはぜんぜん別の種類の恨みだ。
(※ただし不平等自体はサイコロなので 一代で並べたときの格差は運の問題 その文句をぶつける先は神だと思う)
 
 
そういう種類の復讐に正当性があるかは
※正当性があるからといって肯定するわけではない
 
その逆転がある程度まで 意思と努力で変化できる可能性の内数かどうか。
本人が実際に努力をしてみたのか
その相手が個人の選択においてその構造に逆らおうとしているのかどうか
自分も選択対象と手段の公正性に 相手に求めるだけの努力をしたのか
(例えば自分より弱い相手を狙ったのなら、「自分が弱者だ」という言い分はもう立たない)
 
 
 
そういう意味で今回の悪役方というのは 十分に説得力があったなと。
 
 
 
 
そして自身も 正義より復讐で動くバットマンが
 
「復讐では何も生まないんだ」 と気づくところまでセットで 良い映画でした。
 
 
 
もちっと途中短くできたんじゃないかなとは思いましたけども・・!
 
 
 
 
***********

 

 

最近LINE公式で 無料のプチイベントを 不定期開催しています~
3/16(水) まったりおしゃべり会(満席)

3/23(水) 職場の愚痴の吐き出し会

 

 

【発信媒体】
前者後者.com (簡易診断も)
Podcast (毎週火曜更新中★ iPhone  /◆Spotify  /◆Google Podcast /◆Amazon /一般 /バックナンバー一覧
LINE公式 (脳タイプ裏ページや無料イベントなども)
ストリートアカデミー(初級講座開設中)

書籍 (Amazon)
 


【個人向けmenue】
個人セッション 

前者後者判定メール  ▶羅針盤プログラム
▶【量子場調整】観察術講座
※各詳細は個人HPより→

 

 

ポスト 質問箱 なんでもどうぞ~