仮に、アタクシが物凄く面白い企画があったとして、この一連の作業を1人でやると仮定して、「やりたいか?」と問われれば、即答で「NO」です。例え、結果的に収入という部分で跳ね返ると保証されていても、絶対に1人ではやりたくありません。加えて、1人でできる自信もありません。
なぜ今、「1人で」という言葉を繰り返したのかといえば、仮にその動画制作をするとなったら、専門で無い分野の事は、間違えなく他所へぶん投げる気満々だからです。
というのも、映像という分野では、それぞれの作業の専門性が非常に高く、分業することが基本だからです。逆に言えば、それが許される世界なのです。全部一人でやる必要がないし、そこを掘り下げる必要もない。だから、基本的には映像業界の人間にしたって、自分の専門じゃない事はほとんど知らない(とはいえ、業界にいれば自然にサワリは覚えてしまうものですが)事が多いです。
こんな話をすると、実際に映像を生業とする人から「いい加減な事を言うな」と言われそうですが、まぁその愚痴は追い追い。
だから、こんな風にエラっそうに書いているアタクシにしたって、映画屋やテレビ屋のディープな部分については全くわからない。
ちなみに、アタクシは、映像のカメラで修行した後にディスク屋のエンジニアとしてやってきましたもんで、それを如実に感じたのです。(映像屋カーストがあるとすれば、かなり下層。光もほとんど当たらず、華やかさも無い。才能やセンスはあまり必要なく、アーティスト気質な人間より、職人肌の変態が多い)
ディスク屋でやっていると、あり得ないだろ!っていう設定で完パケ(編集や調整の完了した映像のこと。業務用テープのこともあれば、最近ではデータも多い)投げてくる映像屋も多かった。のちに触れるが、フレームレートや方式にしたって、テレビ屋、映画屋、Web屋では「常識」が違うから仕方が無いのだけれども、この設定一つにしたって、全員が全員知ってるわけじゃない。加えて、知らなくたって自分の専門だけわかっていれば、仕事はできるんですよ。
遠回りになってしまいましたが、そんなこんなで、皆々様がしようとしている事は、物凄く多岐に渡る専門性に富んだ一連の作業であるということです。それなりのものを作ろうと思ったら、相当覚悟を決めてかからないとどこかで中途半端になってしまう。
加えて、パソコンやアプリなんかを使って、物凄くハイテクに見える編集作業なんかは、デジタルではあるけれどやってることは超アナログ。アナログ作業の途方もない積み重ねで、一つの動画が仕上がるといっても過言じゃないのですよ。好きじゃなきゃやってらんない。
ちなみに、アタクシは編集作業は好きじゃありません。
そんな「覚悟」が決まりましたら、お次へどうぞ。