NWNでDMをする | mukadeのblog

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他愛のない事を書き綴るblog
PCゲーム「NWN」のblogから引っ越してきたこともあり、しばらくはそのこと中心かも。

DMについて少し。特にここでは「初めて」を意識。
あとで、NamaYakeさんが詳しい解説を書いてくれるので(ですよね?)、
ここでは参考程度に経験則から書いていきます。
なんたってここは「とことんRPG(嘘)」なんですから(笑)

 どんなシナリオをやりたいか?これを考えます。当たり前ですが。しかし注意点をひとつ。自分が出来そうなシナリオを考えるべきです。これも当たり前だって?まあ、そうなんですが、ここでは「自分がツールセットを扱うスキルを考えて」という意味です。できればスクリプトを極力使わないMODを考えましょう。逆に言えば、DMセッションだから出来そうなことを考えましょう。例えばシティ・アドベンチャーでの細かな交渉は、スクリプトやあらかじめ用意されたカンバセーションよりは、DMの操るNPCの方が遥かに応用が利くでしょう。ダンジョン・シナリオにしてもセッションの様子を見ながら、リアルタイムにバランスを取れますし、様々な判定を手動で行うことで、PLが積極的にアプローチできるダンジョンを演出できるはずです。

 複雑なプロットである必要はありません。ただ、一捻りあるとシナリオはおもしろくなると思います。小説からヒントを得るのも良いですね。その場合はPLがどの立場になるかを考えて見る必要があります。やっぱり主人公?、作中の被害者?ただの脇役?いっそ悪役を…。いろいろ考えられると思います。

 最後に魔法都市ライアヴェックからパクッた…もといモチーフを得た拙作「店番」を例に、mukadeの思考を覗いてみましょう。

 「パドゥの運」という作品において、高級雑貨店を営むスネイクは友人のパドゥを自分の店にかばいます。パドゥは魔法使いにして、平和協定を結ぶために暗躍するスパイなのです。パドゥは、平和協定に反対するスパイから狙われていると感じます。いつもなら返り討ちにしてやるところなのですが、今日は都合が悪いのです。誕生日のこの日、自分の魔法(運)を道具にこめなければならないのです。その作業中は無防備。よって、スネイクに護衛を頼んだのです。スネイクはいつもどおり店を営業することにしました。変に店を閉めると、暗殺者にパドゥがここにいると知らせてしまうと思ったからです。しかし、夜中にやってくる客はどいつも怪しくて…?

 店番しながら護衛するスネイクをプレイヤーの立場にしよう。依頼人はパドゥにしましょうか?しかし、NWNでは魔法なんてちょっと休めば回復しちゃうもんなんだよなぁ。このライアヴェックの設定は無理があるかも。そうなると…。依頼人はいっそ店主のスネイクにしちゃいますか。それでもって依頼の動機はどうしよう?きっと家を留守にするんだな。お店は雑貨屋のままにするか?あ!パドゥの設定を削った段階でスパイは出てこなくなるのか!じゃあ、ただのお客さんをバラエティに富んだものにするか。そうなると、いろんなものを売っていたほうがいいな。マジックアイテムの店にするか。んでもって、店主はウィザードっと。こんなもんかな。そうすると、作成するエリア数も少なそうだし、スクリプトを使う場所もなさそうだな。スクリプトじゃお客さんが次々に店にやってくるシナリオなんて出来ないでしょ?ケッケッケ。スキルのない人間をなめるなよ~!

最後の言葉は余計でしたね(汗
皆さんがもっと純粋な気持ちでDMしてくれることを願ってます。
続きはまた今度。