ムカデの一歩 -104ページ目

引退まで3285日

今日は46回目の誕生日です。  




55歳の誕生日にこの会社から引退する僕にとって、残された時間は3285日。




なぜ55歳で引退するかというと理由はいくつかあります。




第1に、会社という組織にいるスタッフにとって上が詰まっている為に夢や希望が持てない組織は良くないと思うから




第2に、社会人の最終的なゴールが社長であるということに僕は魅力を感じていないから




第3に、いつまでも社長の座にしがみ付いていることが格好悪いと思い、それを望んでいないから




第4に、お客さんの「ありがとう」をいつも身近に感じられる仕事をしたいから (いまのところカフェみたいなもの)




という理由で7年前の創業時に55歳と決めた訳です。




とは言え、あと3285日でやらなければならないことも山ほどあります。




社員が安心して仕事ができる盤石な経営基盤を作ることや、




今いるスタッフが役員なり社長なり役職と権限を持って夢を実現できる環境をも作ってあげなければなりません。




そのために一時的には苦しい思いをするかもしれないけど、最後は「CREAに入って良かった」




と思える会社にして、55歳の誕生日を迎えたいと思っています。




それが人生第3フェーズの僕の夢です。




家を建てるにも設計図が必要なように、僕が独立した時に描いたCREAの設計図はあと3285日で竣工します。




あとはみんなの力で増築なり改築すれば楽しい家が出来るんではないかなー




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↑ イメージ写真 

ジュニアボード


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良くボードメンバーという言葉をよく聞きますが、




辞書で調べると「取締役会の役員」と出てきます。




また企業でなくても、主要メンバー、決裁権を持つメンバーとして使われています。




CREAでは半年前より、会社をより良くするため幅広く意見を聞く制度として




ジュニアボードメンバーという制度を導入しています。




これは役職者でない一般のスタッフの声も経営に反映していこうという趣旨で定期的に




メンバーを入れ替え、いろいろな研究や新しい試みを提案してくれるためのものです。




第1回ジュニアボードミーティングが発足したのが、約3か月前。




今回のテーマは「ECO」でした。




メンバーはリノベ1部から植村君、2部から山崎君、3部から武部君、CRE事業部から




田中君、設計チームから吉田さん、管理部から荒巻さんの6名です。




6名はほぼ毎週1回、時間を調整していろいろと議論してくれたようです。




そのジュニアボードメンバーの社内プレゼンテーションが昨日ありました。




内容は今、社内で出来るECO運動、例えば照明器具や空調機器の消費電力を




計算し、こうすれば年間いくら削減になるから、とかサッシュを二重にすることで




熱効率が何%削減できるなど細かいデータを調査し削減プランを作ってくれました。




また、CREAはチームマイナス6%参加企業ですが、




さらに「MOTTAINAIクリック募金 http://mottainai.info/click/ 」への参加や




「ECOキャップの参加  http://ecocap007.com/  」などいろいろな提案を




してくれました。




自分たちのことだけでなく、地球人として幅広い「おもいやり」の心を持ってくれている




社員のみんなを誇りに思います。




みんなが相手のことや周りのことを少しでも考えられるようになったら、




僕の理念である「自利利他」に近づけるのではないかと思います。




6人のメンバーの皆さん、本当にご苦労様でした。




みんなの提案してくれた内容は取締役会の議題として上げ、




出来る限り採用していきたいと思っています。




また今回参加できなかった他のスタッフにも、この経験と志を伝えて下さい。




本当に嬉しかったです。




ありがとう!




ムカデの一歩



ムカデの一歩

↑みんなが作った、プレゼン資料の一部です(全25枚)  素晴らしいでしょ!






早起きは三文の徳


CREAではメンバーや来客がミーティング等で苦痛な時間を共有するのではなく




癒される空間で自由な発想をしてもらいたいという理由からミーティングエリアを




フリードリンクのカフェ風にしています。




ムカデの一歩




そんな中で先月からミーティングの在り方を変えています。




今まで部長ミーティングを週1回のペースで行っていましたが、




2週間に一度に減らし、代わりに僕と各部長がマンツーマンで




早朝ミーティングを行っています。




今、5名の部長がいるわけですから、




ほぼ毎日誰かと早朝ミーティングを行っていることになります。




しかもミーティングは業務開始の9時までには終わらせる様にしていますから




早起きになりました。





「早起きは三文の徳」





とは良く言ったもので今までの部長ミーティングでは時間的に見えなかった事が




詳細まで見えてくるようになりました。




「メンバーの心のケアをどうしているか」




「営業戦略はどうするか」




「顧客は満足しているか」…。





など具体的に話をする時間が取れるようになりました。





問題点があった場合、次回の部長会で他の部署と意見交換等を行うことで





より会社全体で解決できたりします。





また各部はそれぞれ部内ミーティングを週1回行っており





他の部署の出来事や部に対する帰属意識も高めているようです。





これでメンバーは週1回、部長は週1.5回、





僕は週5回ミーティングに時間を割くようになったわけですが





情報や想いの共有という意味では重要なことだと思っています。





ムカデの一歩





破 綻



ご存じの通り、不動産業界は大変な時代を迎えています。





特に投資家等からノンリコースで資金を引いてきた企業は





金融危機の煽りを受け、物件は売るに売れないは、





リファイナンス(ローンの切り替え)の期限は迫るは、





新たな投資家は一斉に手を引くはという状況で、





どこもいつどうなるか本当に必至に戦っている状況です。





そんな中で少しでも同じ業界で苦しんでいる取引先に





少しでも恩返しをしようといろいろと動いている訳ですが、





先日も取引先が売れなくて困っている物件を





知人でホテルを探している企業に紹介してあげました。





その取引先の先には更に所有者(物元)がいるわけなんですが、





5億で買った土地を外資系企業に9億で売り、





ホテルを建設して売り抜けようとしていたようです。





しかしリーマンショック以後金融マーケットが破綻。





煽りを受けて債務超過で破産したそうです。





社長は50代位でしょうか。





物件の担当者、破産管財人等と一緒にミーティングに参加されていました。





きっとほんの1年前まではイケイケで豪腕をふるっていたんでしょう。





前は何億儲けたとかいろいろと武勇伝を語っていましたが、





今ではその影もなく、やせ細り、疲れ切った感じでした。




その姿を見て昔お世話になった方に





「順風では手綱を締め、逆風では手綱を緩めろ」





と言われたことを思い出しました。





誰でも好調な時には自分を過信してしまうものです。





逆に不調な時には落ち込み自信を失いがちです。





ゴルフを教えてくれた取引先の方もこれに似たようなことを言っていました。





ゴルフで良いショットが出ても慢心せず、逆にミスショットを出しても悔やまない。





いつも平常心で淡々とプレイすることが人生に似ていると。




会社経営は常にリスクを背負っています。倒産すれば取引先にも迷惑をかけ、





社員だけでなく社員の家族も路頭に迷わすことになります。





だからこそ経営者は仏門に入ったり、





精神鍛練で自分を磨いているんだと思います。





成功したときハシャギ、失敗したら落ち込む社長の下で働きたくもありません。





自分がそう思うくらいだからみんなそうだと思います。





100年に一度と言われる不況ではあるものの





今CREAが好調か不調かそれを考えるのではなく、





いつも平常心で笑っていられるよう、自分を磨きたいと思います。





ムカデの一歩


画像はイメージです

がんばれ エムカワ君!



当社の社員研修は







参加する他のスタッフ全員から「良い点」、「改善すべき点」を意見として聞き







納得すれば「目標」「スローガン」を決め、







次回の研修までに個人の能力を自ら高めて行くというものです。







自分の事は意外とわからないもので、







基準をどこに置くかによっても考え方は左右しますが







「社会人としての常識」や「人に愛される自分作り」という点では共通すると思います。







前回の研修で3年目のエムカワ君(25)は







「読解力が低い」という点を指摘され日経新聞の中から







①業務に関連する記事をピックアップ



②その記事の転記する



③最後に自分の意見書く







それを毎日上司にメールするといいう目標を立てました。







それから約半年、毎日毎日深夜になってもメールが僕にも送られてきます。







自ら決めたこととは言え、簡単にできることではありません。







はじめはこんなに続くとは思っていませんでしたが







エムカワ君の持続力に脱帽です。







新聞を読む習慣、マーケットの知識、自分を意見を述べる表現力など、







かなり意識に変化が見られたのではないかと僕は思っています。







次回の社員研修で他のスタッフにどういう評価を得られるかとても楽しみです。







子供の頃、よく親に『勉強しろ! 自分の為だぞ!』と言われ続けてきたけど、







まったく勉強しなかった僕が後になって気づいた事は







「勉強でも何でも人に言われてすることでなく、自ら気づいてする事が大切で、







自分の気づきがなければヤラサレ感しか残らない」とうことです。







社員研修がそんなみんなの「気づきのひとつ」になればとても幸せなことです。







むかでの一歩

 ↑エムカワ君 (個人情報保護のため仮名にしています 笑)






じっくりT会

昨日は休日返上で「じっくりT会」を開催した。

「じっくりT会」はT会(取締役会)を「じっくり」行うというコンセプトで行う会議。


延べ6時間近く缶詰状態で、


・来期の営業戦略と予算組み


・今後10年20年と当社の向かうべき方向性


・3年先のマイルストーンの設定


・経営と社員の「想い」をどう繋ぐかの施策の検討


・今期の決算賞与と昇給昇格の方向性


・メンバーがどうすればスキルアップするか


・どうすれば顧客満足度を上げられるか・・・


などなど多岐にわたり議論をした。



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7年前に創業した時、15年計画を立てた訳だが約1/2が経過した現在、


思った通りの成長を遂げてきたと思う。


今後は単に売上を上げるのではなく「すべての人がHappyに」という理念に基づき


「社員満足度=顧客満足度」という難題をどう達成するかが一番のKeyだと思う。


売上は追うものではなく、顧客に満足と感動を与えることで後から着いてくるのが


売上だと信じている。


そのためには社員が満足する会社創りが必要です。


社員満足度を上げるためには、同業他社より満足いく給与を出してあげ


その為には売上を上げ利益を稼がなければなければならない


売上を上げるためには顧客に満足してもらわなければならず、


顧客を満足させる為には社員が満足していなければならない。


「社員満足」「顧客満足」「売上管理」などが密接に絡んでいる。


さらにそこに「協力業者満足度」を絡めるとさらに複雑になる。


賢者.tvでも話したが「ありがとう」から始まった当社の理念をさらに連鎖するためにも


「今やらなければいけないこと」をひとつひとつ棚卸しして、


みんなの力で結果を出していきたい


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隠れ家で。。。

今週、お仕事でご一緒させて頂いている


ノスプロダクター http://www.nos-pd.net/main.html

の黒石社長と会食しました。


ノスプロダクターは 「ハレノヒ http://www.nos-pd.net/main.html  」 や 


「SABON http://www.nos-pd.net/main.html  」 を展開している企業です


黒石社長はアメリカの大学を出て


スターバックスコーヒーを1号店から


現在のショップ展開を手掛けた第一人者です。


また来月麻布十番に凹カステラの1号店を出店する予定です

(現在リノベーション3部で施工中)


凹カステラはパンケーキ型のカステラにアイスクリームをはじめ


いろいろな物をトッピングする新たなファーストフードみたいです。


黒石社長とお会いしたのは都内某所の2階。


ここが黒石社長の原点だという店です。


飛び込みでは入れないような不思議な空間でした。


怪しい店内にあるのは排気ファン。


や!やきにく!?  いやYAKINIKU!?  な感じでした。


ところが口にすると・・・


とてつもなくUMAI!!


口の中でとろけるホルモン。


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舌の上で広がる肉汁。


また最後に出てきたうどんがまた絶品!

(あまりに旨いので写真撮るの忘れて食べちゃいました)


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さすが芸能人がお忍びで来る店だけあって並じゃないです。


「あまり人に知られたくない」というだけあって場所はわかりにくいですが


僕も教えたくないので教えません(笑)


取締役店長の高野さんは「とくダネ」にも出演される方で、この感性はさすがです。


その店で熱く将来の展開、今抱えている問題などいろいろとお話しました。


刺激的で躍動的で大胆で繊細でとても魅力的な方です。


こんな社長と一緒に仕事ができるスタッフは幸せだと思います。


麻布十番の凹カステラもきっと大流行になるでしょう。


創 刊

社内報を 創刊することになりました。


事業が多角化していく中、仲間たちがどの部署でどんな事をしているか、


また経営層がどんな事を考えているか共有するために、


スタッフが自発的に 「社内報プロジェクト」 を立ち上げ企画してくれています


今回のメンバーは谷さん、木村君、森川君の3名です。


メンバーはクォーター(四半期)ごとに変わります。


記事には 「社長インタビュー」 や 「福利厚生レポート」 が盛り込まれているようです。


この 「福利厚生レポート」 では経営企画部を、巻き込み


現在所有の会員制リゾートホテル 「エクシブXIV」 


リゾートトラスト  http://www.resorttrust.co.jp/index.html  を、

むかでの一歩


もっと社員が利用できるよう、いろいろと検討した結果、


現在実施している「誕生日休暇」エクシブの宿泊費+飲食費の一部


会社がプレゼントするという 「お誕生日プラン」 がUPするそうです。


また 「お誕生日プラン」 を利用した場合 この社内報で


「体験レポート」 インタビュー を掲載する方向で進めているようです。


こうして自発的にいろいろな企画をしてくれるスタッフを愛おしく思います。


がんばれ~!!


社内報(タイトル未定) は3月31日 創刊 です!


日本でいちばん


好きな一冊に

「日本でいちばん大切にしたい会社」がある。

法政大学の坂本教授が日本全国を渡り歩き

業績を長年上げ続け世のため人のために取り組んでいる価値ある企業を紹介している本だ。

その中に伊那食品工業という会社が取り上げられている

この会社は48年間増収増益という驚異の会社らしい。

寒天の国内マーケット80%を占めている会社だが

「無理な成長は追わない、社員が幸せで長く勤められる会社にしたい」という塚越会長(前社長)の理念が生きている

社員が幸せでなければ顧客満足度を上げられないということを地で行っている

「無理な成長は追わない」

とは景気や流行を追わないという意味らしい

景気を追うと好況の時は設備投資に金をかけ、不況になるとリストラをしなければならない。

だから「無理な成長は追わない」。

長年「盆栽経営」と言われながら幅広い商品開発で確実に成長してきた。

しかし昨年、48年間の増収増益の記録が止まった。

理由は寒天ダイエットブーム。

社長は社員に残業をさせたくないので殺到する注文を断ったらしい。

しかしこの会社の文化を知らない人々から苦情が押し寄せられ

社員から「困っている人に応えてあげましょう」という声が上がり設備投資をして増産した。

結果、寒天ブームは翌年には去ってしまい赤字になってしまった。

今は再び増収増益に戻ったらしいが。

この話を読み「企業とは何か」という見失いがちな何かを改めて感じさせられた。

当社も年度末。

来年度の売上計画や予算組みを先月から行っているが

一歩一歩こういう会社の良いところ取り入れつつ社員がHappyな会社にしていきたい。

   

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シャンプーの達人


昨日美容室にいった

はじめて行く店。

19時の予約。

予定通り店に入ったのに20分も放置され

イライライライラ……。

もう二度と来ないぞ!

イライライライラ…

19時25分 「お待たせしました!」

イライライライラ…。

と、ところが…

シャンプーしてくれる子(男の子だったが、)がムチャクチャうまい!!

な、なんだこのテクニックは!

すっかりご機嫌な俺。

…これがサービスなんだと思った。

愛の反対は放置だと聞いた事がある。


お客様から頼まれた見積や書類が遅かったら、放置されたと思われるだろうな。

なぜならお客様はこっちの都合はわからないから。

きっと昨日の俺みたいにイライラして、「びっくりする何か」がなかったらもうリピートはないんだろうな。

と気付きをくれた美容室でした。



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