ようやく直哉が「結婚しよう」って言ってくれた。


私と直哉が出会ったのは、高校1年生の時。


私達内部進学組はF組になるのを恐れていた。


とうとうF組になってしまい、親に怒られるのをどう言い訳しようか必死に悩んでた私の耳に飛び込んで来た言葉が私を救った。


「どこでもいいよなー、クラスなんて。むしろ変わらない方が楽じゃね」


そうだ、私はF組とはいえ、斗南生なんだ。


必死に受験して、勉強して、ここまで来たのに、あの入江直樹と同じ高校なのに、誇らなくてどーするの!?


寧ろ入江くんこそ、魁西受験しなくて良かったのかなって思ったくらい。


他人の事なんて考えられる余裕もないけど、今は後ろを向いて「そーだよねー、F組サイコー」と相槌を打った。


私の言葉に感化されたのか、同じ内部進学組も「そうだ」「そうだ」と言い出して、みんなで「」と勝どきを挙げて……その後、全員で笑った。


あの時が団結した瞬間だったかもしれない。


あれから7年、もうすぐ大学も卒業になる。


もう直哉の顔が見れなくなると思ったら、なんか私からプロポーズしてた。


まあ「責任取ってよむかっ」だったけどね。


それを聞いて子供が出来たと思ったらしい直哉は慌てて親に言い、指輪を買いで大変だったらしい。


なんか、ごめんね。


でも離れても良さそうな雰囲気が許せなくて、私の事はクラスメイトの一人のままかと(いや、付き合ってるよ俺達とは言われてる)思うと悔しくて、このままでなるものか!!と、気持ちが暴走した。


それを周りに言ったら「みゆらしい」と大笑いされたけど。


理美曰く、入江くんじゃないから入谷直哉など狙う訳がないですって。


失礼なっっっ


微妙に名前が被ってる事もあって、誰かに取られるんじゃないかとドキドキしているのに、絶対居ないって断言されるって酷くない!?


それを直哉に言ったら「微妙な名前被りで狙ってくると思えるお前が狂気」って言われた。


もっと酷くない??


だって直哉はカッコイイよ。そりゃ、入江くんよりは頭悪いし、顔も悪いし、背も低いし……運動は、どうだろう??


入江くんが足が速い事は高校3年の時知ったくらいだし。


でもテニス部で賞取った事は毎年の恒例行事で何となく知ってる。


歩く氷像って言われてたから、足が遅いかと思ってたけどって言ったら、周りに笑われたっけ。


なんかデッサンしやすそうとは思ったけど、ロダンの考える人の方が動かなくていいしさ。


「琴子はいつもこんな事思ってたのかなー」って呟いたら、直哉が「どんな事!?」って聞いてくる。


思わず「い、いつまでも、離れないで・・・」と言ったら、直哉がニッと笑った。


「琴子は思ってんじゃね!? あれだけ、結婚だ、離婚だ、って騒がれる奴ら珍しいもんな。でも、お互いが想ってりゃそれでいいんじゃね」


そのお互いが、すれ違ってるらしいけど、まあ他人事だし卒業する私達には関係ないか。


「琴子の事より、自分の事。さあ、結婚だ!!」


「結婚するって思ったより、ロマンチックじゃないのな」


直哉がしみじみと呟いた。


それを聞いて、あの二人もきっとそう思ったんだろうなと夢見がちな琴子に心の中でガンバレと旗を振った。

 

* * *

初めは「デタラメ」で書こうとして、どこにも出鱈目の言葉を出せず、丁度出会いから別れ?まで(正確には節目)まで書けたので、題名変更しました滝汗

題名決めて、内容決めて、書き始めてズレる。いつもの事です凝視

一月一本目はいつにしようと思ってましたが、やっぱり後半になりますね。

お正月、冬休み、スキー学習、鬼のようにイベント満載ゲロー

期末テストも近づいてきて、やる事いっぱいです。主に子供の勉強で……。

親を見て子が育つと夫に言われ、今必死に中学生の勉強をしてます、私が!!(復習とも言う)

なんか違うと気づいたこの頃・・・。