今日、帰り際にホットケーキの日だと知ったみーちゃんが、おうちに帰ったら作って食べたいと言い出した。


美麗ちゃんママと太一くんママは合同で焼くんだって。


みーちゃんも参加したそうだったけど、うちには料理上手なお義母さんが居るからつい遠慮しちゃった。


「え!? 今日お出かけなんですか!?」


「そーなのよぉ、ちょっと孫の事で相談と言われちゃうと私も弱くて・・・」と困り顔で言うお義母さんに、ホットケーキを焼いてとは言えなくなった。


ま、まあ、ホットケーキならあたしだって作れるわよ。


って事で、みーちゃんとスーパーに買い出し。


さすが料理上手だけあって、お義母さんはホットケーキの粉を使わずに作っているらしく急いで材料を書いてくれたけど、市販のを買うのも良いと教えてくれた。


あたしの腕を分かってくれるお義母さんは尊敬しかない。


「えーと、みーちゃん。これはどう!?」とホットケーキミックスを指し示すも、みーちゃんは首を横に振る。


「そんな高いの、ママの腕で作ったらメよ」って、どーゆー意味??


ホットケーキミックスに焦げ付かないとか・・・もしや、あったりする!?


いや、火加減さえ間違えなければ大丈夫なはずと、みーちゃんオススメのやたらとお安いホットケーキミックスを買って家に帰った。


他の材料は家にあるから大丈夫。


ふむふむと箱の裏の材料を揃えながら、しまったトッピングを忘れてたとトッピングも探す。


へー、アレンジレシピもあるのか。


そう思いつつも基本を忠実にと入江くんに言われた事を思い出し、上に載っている方で作る事にする。


「みーちゃん、混ぜてね」と玉子を割るも失敗。


あー、どうやって殻を出そうと悩んでいると、みーちゃんが器を持ってかき混ぜ始める。


「ちょ、ちょっと、みーちゃん!!」


慌てて止めるも、みーちゃんは「パパがこうしろって教えてくれた」と、玉子が混ざった器を置いてキッチンから小さな茶こしを持ってくる。


新しい器も持ってきて、茶こしで丁寧に玉子をこした。


「ママが殻を入れた時はこうするとイイって」


えっへんという顔をするみーちゃんの頭を撫でながら、入江くんは何でそんな事教えているのと悔しくなる。


でも、子供には美味しいものを食べさせたいものねと気持ちを切り替えて、みーちゃんの指導の元ホットケーキはなんとか完成した。


ナ、ナンカ違ウ。


不格好で、ちょっと端は焦げているけど、昔見た事ある薄いホットケーキ。


バターを乗せて、メープルシロップをかけて・・・。


写真を携帯でパシャリ。


あたしの子供の頃は無かったなーと昔に想いを馳せていると、みーちゃんは写真を送ったみたいで返信が返ってきた。


入江くんかと携帯を奪ったら、美麗ちゃんママが返信してくれて『上手に出来たね』と書いてくれてた。


なんだー、入江くんじゃないのかとがっかりしたけど、向こうから送られてきた写真を見て思った。


「「うわー、見本みたいキラキラ」」


思わず、みーちゃんと声を揃えて今日買ってきたホットケーキミックスの箱を見つめてしまった。


でも、味はうちが一番!!


・・・なんて事はなく、やっぱりお義母さんが作ったホットケーキの方が美味しかったあせる


「バターとシロップのとこ、美味しいよママ」となだめられ、材料の大切さを知ったあたし。


帰って来た入江くんにそう伝えたら、俺は甘い物は食わないと断られた。


リベンジしようと思ったのに~~あせるあせる

 

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お久しぶりです。冬休み&冬休み明けでバタバタしております凝視

早く書こうと思いつつ、あれこれ振り回されいる内に月末近くになってました。

あともう一回、数日内に更新予定です。

今年もお付き合いくださいませ。

本日酷い天気ですが、無事に過ごせますように。