ナオキヴィッチ王子の誕生日パーティーまでになんとかダンスをと焦っているコトリーナの元にまたしても試練が。
結婚まで秒読みとされているせいなのか、次から次に来客が訪れます。
その中で一番最難関という相手がとうとうイーリエ王国に来るとの事でした。
その話を聞いたコトリーナの顔色は真っ青に・・・。
「サ、サ、サ、サホリーナ様が・・・」
「お前、知っているのか!?」とユウキヴィッチに聞かれコトリーナは答えました。
「知る訳ないじゃない」と
紛らわしいと怒鳴られたのはお約束。
しかし、そんな(お笑い的)お約束などやってる場合でもなく、コケている時間もありません。
「ど、ど、ど、どうしたらいいの!? ナオキヴィッチさま」と大好きな婚約者の王子様に助けを求めるも、当のナオキヴィッチは「そのままでいい」と。
「「嘘でしょーーーー(だろーーーー)」」
すっかり仲良くなった二人は抱き合って叫びました。
注:相手はナオキヴィッチではなく、ユウキヴィッチとコトリーナ
「そ、そのまま、ってどんなそのまま!?」
「何言ってるんだ。お前のそのままは決して人に見せられるもんじゃないだろ」
「そっか、ユウキ(略)くんも見た事ないか」
「数えきれないくらい見てるに決まってるだろ」と、見事な漫才まで出来る様になりました。
夫婦漫才は無理そうなのに、義理の兄弟漫才はやれそうです。
「兄上!! 本当にこいつをこのまま見せるというのですか!?」
焦って聞くユウキヴィッチにナオキヴィッチは顔色を変えないまま言い放ちました。
「ああ、このまま見せる。今更詰め込み教育をしたところで悲惨な結果になるだけだ。構えない方がマシだろう」
「・・・なるほど」
兄弟間で華麗にオチが着地したところで、コトリーナが「あたしを見捨てないで」とナオキヴィッチに縋り付きます。
「そこは王妃に頼め」とすげなく断られ、コトリーナは王妃の元へダッシュするのでした。
「王妃様、助けてくださーい」
飛び込んだ先には王妃様と談笑する美しき姫の姿が・・・。
「し、失礼しました」
慌ててドアを閉めようとしたら、追いかけて来たナオキヴィッチにドアを押えられコトリーナはパニックで余計にドアを閉めようとします。
そこにサホリーナ姫が近づき、こんなドアを中途半端に挟んだままで挨拶をする羽目になったのでした。
つづく・・・
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うっかり記事を書き忘れていたむじかくです
本日、夜8時過ぎから前夜祭のチャットです
・・・というのをですね、うっかり忘れていた訳ですよ。という訳でこちらでお待ちしております。
毎度の注意事項ですが、琴子と直樹の名前で入室は禁止となっております。
本名の方は、HNで構わないので別名でお入りくださいませ。
私はほぼ常駐してますので、聞きたい事等ありましたら遠慮なくどうぞ。
チャットに来ていただいた方には特典もありますよ。
皆さまの参加を心よりお待ちしております。