2015夏アニメ 分類 | ながめせしまに@無為

ながめせしまに@無為

これ知るを知るとなし、知らざるを知らざるとなす。これ知るなり。


2017年5/4 作品評価の見直しとハッシュタグを追加。同一カテゴリのリンクを追加。
        評価は基準に「いまいち」を追加し、全体的に従前よりもシビアに再検討。
        再視聴などを契機に評価は随時変更しています。
 

【評価分類の判断基準】

傑作  繰り返し何度でも見たい作品。こんな作品に出合えた事に感謝。

      名作に分類した作品の中から特に気に入ったものや物語に感銘を受けたもの。

名作 お勧めしたい作品、不朽の作品、見直す都度良さを感じる作品。

良作 見ていて特に楽しいと感じたもの。次回も見たいと期待させ満足できた作品

楽作 感性にあい、飽きることなく楽しめた作品。上々の評価をしている作品。

気楽 気楽に見られるもの。それなりに楽しかった作品。ほのぼのした作品等

凡作 視聴中はまずまず楽しめたが、お勧めするには迷うものや、候補には上げにくい作品

     ※凡作はネガティブな意味ではなく、ありふれたという意味で使っています。

 

-----ややマイナスベクトル 

いまいち 完走したもののこれといった感想があまりなかった作品。所々ではフフっとなれるような作品。

 

-----マイナスベクトル 駄作

好みにあわず 退屈に感じた作品、残念に感じた作品、見てるのが辛かった作品、視聴を後悔した作品(地雷

2015夏アニメ 分類


【傑作】 
 ・オーバーロード

【名作】 
 ・監獄学園 プリズンスクール

【良作】 
 
・のんのんびよりりぴーと 2期

【楽作】
 ・俺物語!!
 ・干物妹うまるちゃん


【気楽】
 ・六花の勇者  
 ・GATE 自衛隊 彼の地にて斯く戦えり
 ・境界のRINNE
 
・赤髪の白雪姫
 ・Working!!! 3期
 
・To Love る ダークネス2期

【凡作】
 ・城下町のダンデライオン 
 ・モンスター娘のいる日常
 ・GANGSTA
 ・デュラララ ×2 転
 


【いまいち】
 ・だんちがい(5分アニメ)
 ・うしおととら
 ・実は私は
 ・ビキニウォリアーズ(5分アニメ)

 【好みに合わず】
 ・奥様が生徒会長
 ・下ネタという概念が存在しない世界
 ・Charlotte  

【保留中】
 

【現在未視聴】
 ・ダイヤのA
 ・てーきゅう 5期
 ・枕の男子
 ・ミリオンドール
 ・それが声優
 ・銀魂 
 ・州崎西
 ・空戦魔導士候補生の教官
 ・純情ロマンチカ3
 ・がっこうぐらし
 ・ケイオスドラゴン
 ・アクエリオン ロゴス
 ・英国一家日本を食べる
 ・聖剣使いの禁呪詠唱リテイク
 ・青春×機関銃
 ・乱歩奇譚
 ・Classroom Crisis
 ・戦姫絶唱シンフォギアGX
 ・食戟のソーマ
 ・わかば×ガール
 ・アイドルマスター シンデレラガールズ
 ・電波教師
 ・ドラゴンボール超
 ・ワールドトリガー 
 ・アルスラーン戦記
 ・ワカコ酒
 ・ゴッドイーター

 

【視聴した作品の簡易所感】

  2015年は冬・春とこれはという作品はなかったのですが、ここにきて一気に開花したような
  夏アニメのシーズンでした。なかでも久し振りの傑作に位置付けたオーバーロードは圧巻でした。

 ・オーバーロード
  まったくの予備知識がなく見始めた作品でこれほど作品の世界に引き込まれるとは思いも
  しませんでした。世界観はSAOやログホライズンのようなバチャール世界を描いたようなファンタジー
  ものです。第一話をみたときは、また似たような世界の話かとやや食傷気味で前2作には
  及ばないだろうなと思いつつ見ておりましたが、そのような予断はまったくの検討外れで
  非常に面白いものへと期待が膨らみました。
  主人公が悪の魔王的な視点なのも奇抜で、ストーリーもアニメ特有のイライラを感じさせるような
  葛藤や違和感しか感じないような展開が全くといっていいほどなくこれほど楽に視聴できる
  ものは逆に新鮮です。それくらい強引で不自然な話の強弱の付け方が多い中でこうした
  ものを見せてくれるのはありがたいです。こうした作品がみたいと思う視聴者もきっと多いと思い
  ますが、BD等の売上も絶好調なのもそうした視聴者のニーズの高さを裏付けているものでは
  ないかと思います。

  慎重で思慮深い主人公、目的をなすためには非情になり自分にいかに利用できるかを優先させ
  るようなもののどこか人間臭さを残している。全くの奇想天外な事態にも冷静に適応していく様子は
  既存の作品ではあまり見られないタイプのキャラだといえます。
  時折見せる演じるキャラと素の自分のギャップ、また主人公を取り巻く怪物のズレたリスペクト
  などはとてもユーモアがありシリアスな場面でも面白さを引き立てていきます。
  また、無双といえるほどの圧倒的な他の人間等の差も気持ちいいぐらいに感じ、最終的には
  『課金アイテムだっ!』といってしまうような強さの秘密もジョークに昇華し面白いです。
  原作組(書籍)の声では途中途中でかなりの省略があり不満が残る声もあるようですが
  アニメが初見の私としてはまったく無理なくそしてテンポよくすすみこれほど毎週毎週が楽しみに
  なった作品は本当久し振りで、何回か見直してしまったほどでした。
  あらゆる点で非の打ちどころがなく傑出した作品だっと思います。2期以降はどうも原作自体が
  微妙になるというちょっとにわかには信じたくないような声も目にしますが、是非2期があることを
  期待しています。



  ・監獄学園 プリズンスクール
 
  ヤングマガジンを買わなくなった後のヤンマガ原作の作品。こちらも全くの予備知識なく
  見始めた作品でしたが毎週お腹痛くなるほど爆笑させられはまりました。
  エロとギャクを巧みに織り交ぜそして軽快といえるほどのテンポのよさで進んでいきます。
  エロを強烈かつこれまでかといううほどに圧倒的な迫力で押し出してくるシーンも多々あるのですが
  そうしたシーンはむしろギャグ的な要素が強く、エロさは感じずかえって面白いです。

  本当にエロさを感じるのは見た目エロではなくシチュエーションエロで清と花とのやりとりなど
  絵図ら的にはそこまで強調したエロさではないもののシチュエーションでどうだといわんばかりの
  エロさを投げかけてきます。
  この手の分野の作品で名作・傑作の位置づけをするのはどうかと思いつつもそれくらいに面白かった
  自分の素直な感想に従い名作の位置づけにしてみました。

  監獄を脱出するために追い込まれた男子生徒が画した最後の一手への布石やそのどんでん返し
  などもこの作品を非常に面白くしたと思います。原作購入待ったなし><

  全部見終えてから情報を集め知った事でさらに驚いたことは、この作者がアゴなしゲンと俺という
  まだヤンマガを購入していたころに好きだった作品の作者が描いた作品だったのには二度驚きま
  した。あまりに絵のタッチが異なっていたためまったく気付きませんでした。
  そういえばクリーニング屋の旦那や、清の下半身全裸で歩く様子などは思い返せば確かに
  その面影が残っていて後からほくそ笑んでしまいました。

  花澤かな演じる花の魅力は本当に素晴らしいものでした。千石なでこのような可愛らしいキャラから
  今回の花のように幅広い演技は声質とともに魅力的です。”またハナザーかよ"なんて揶揄される
  声もしばしばみますが、こうした演技を見せられたら各作品で引っ張りだこなのもうなずけます。

 ・俺物語
  無事2クール目も完走。本当に気持ちのいいくらいの男気溢れる主人公の物語に見終えたあと
  清々しい余韻を感じました。EDも素晴らしい歌と歌詞で非常にマッチしていたと思います。
  
 ・干物妹うまるちゃん!
  ヤンジャンを購入していた時分にはお気に入りの作品としてよんでいたもので
  アニメ化された時はちょっと嬉しかったりしました。漫画のよさを上手に活かした作品に仕上がって
  いて楽しかったです。怠惰で生意気かつ腹黒い妹なのですが、それでもどこか憎めない
  ヒロインうまる。現実にいたらこの野郎!って頭こずきたくなるのですがそれでも楽しめてしまうのは
  兄との信頼や絆が裏打ちされたものであるからなのでしょう(たぶんw)
  こまるモードのうまる本当愛らしい。 声優のうまる・こまる・UMRの演じ分けにも感心しました。
  
 ・六花の勇者  
  魔王を倒すアドベンチャーファンタジー そういう作品だと第一話を見終えたときは思っており
  以降視聴を始めたわけですが、視聴をすすめていくうちに『これ、そういう作品じゃないな・・・』
  と気づきましたw もし2期以降があるならわかりませんが、1期目はファンタジー要素に
  推理ものを交えた探偵もののアニメである意味意表をつかれましたがそれはそれで面白かった
  です。犯人探しは私個人の予想は大外れ。どうやら推理力はないようです。

 ・ビキニウォリアーズ
  数分もののアニメでしたが、馬鹿さ加減が楽しめる範囲でまずまず面白かったです。
  ドラゴンクエストなどに見られるRPGへのツッコミや皮肉といった要素を混ぜながら
  それをユーモアに変えているのが特徴でしたが、最終話の投げやり感はひどいものでしたw

 ・城下町のダンデライオン
  花澤かな演じる主人公かつヒロインの可愛さを愛でるためだけのアニメだったなという印象でしたが
  ほのぼの楽しめる作品でした。主題の国王選挙選はストーリー的には取り立てて面白い
  要素はなく、疲れた時に気を休めるのに見るのには良い感じです。
  
 ・うしおととら
   旧OVAシリーズでは非常に素晴らしい作品として昔からのアニメファンの間では有名のようです。
  そのため今期はこの作品だけは見逃せないとして期待度は最高のものでしたが、期待値を
  あまりに高く設定しすぎたためか、今クールではそこまで面白さを評価できませんでしたが
  全39話という話を聞きましたのでこの先の展開への助走の時期ということと思い引き続き視聴を
  継続。うしおの声にはやや慣れませんがとらの声はなかなかあってきました。
  うたわれるもの主人公のハクオロと同じ声優さんと知ったらちょっと驚きました。


 ・GATE 自衛隊彼の地にて斯く戦えり

   戦国自衛隊ものか!?と思いつつ視聴開始。どうやら戦国自衛隊ではなくアウトブレイクカンパニー
  よりの世界観です。異世界とそこに住む人々との交流を描いているようですが、国会の証人喚問
  など現実的な設定を出しつつも、それはどうだろうというようなチグハグな感じがあり統一性がなく
  説明不足感を感じます。基本的にはヒロインの妖精や魔法少女などを愛でるアニメとして視聴
  していました。しかしやはりどこか物足りないものを感じ、もう少し面白くなりそうなポテンシャルが
  あるだけに惜しい作品です。
  ヒロイン演じるロウリィの声優種田さんといえば、新世界よりやストライクザブラッドのメインヒロイン
  などで私としても大好きな声優さんなのですが、今回の妖艶かつエロスティックなキャラを演じる
  にはちょっとあまりあってないような気がして残念な気も。
  やはり『いいえ、先輩。私たちの出番です!』と言ってるような清廉な女性キャラのほうが好みです。



 ・デュラララ!×2 転
  3期目にして失速感が半端ないです。 メインキャラの高校生はどこか壊れたまんまですし
  静男が大暴れしたりヴァローナが暴れたりといった成分がないぶん、たんたんとストーリーを
  追うような展開になりましたが、そうなると途端にストーリー自体はさほど突出して面白いわけでも
  なかったため退屈さを感じざるをえません。適度なアクション・皮肉・たくらみ・ブラックジョーク
  といった様々な要素をこれまでは上手に混ぜていましたが今期は企み部分によっていたため
  これで分割クールでまた時間おいてからの続きを視聴となるとなにやら視聴意欲を削がれ
  てしまうことから一期に最後まで走りきってほしかったです。


 ・実は私は
   ヒロインの子演じる関西弁のみ魅力でした。他は涼宮ハルヒの憂鬱やその他ロザリオとヴァンパ
  イアといった要素を劣化複合させたような作品で取り立てて面白いというものはありませんでした。
  

 ・Charlotte
  1話がいろいろな意味でピークでした。以降失速し続け中盤ちょっと盛り返しましたが
  クライマックスにむけ再び失速。最後は無理やりかつ急ぎすぎの畳み具合にかなり辟易しました。
  本作はあまりに話が無理筋で台無しにしてしまった感が強かったです。



 ・下ネタという概念が存在しない退屈な世界
   くだらなさが一周して逆に面白くなってきたという評価方法が存在しますが、この作品も
  その評価方法が充てられる作品の類だと思います。中にはこうした幼稚なシモネタだけ連呼
  してるようなのが好きな人もいるようですが、それも例えばニコ生で字幕が流れる中見るような
  環境でみれば作品が面白いというよりはそこに集まってる視聴者の反応が面白いことから
  なんだか作品が面白いように感じるのかもしれませんが、作品本体だけに焦点をあてれば
  本当にくだらないものだと思います。シモネタやホモネタを大衆迎合的にこじつけただけで
  ストーリーは創造性がなくただただひたすら変態でシモネタ連呼という印象しか残らない
  退屈なものでした。生徒会長の変態インパクトだけとれば歴代級の突出作品かもしれませんw



 ・To Love る ダークネス
  さすリト。さすおににひっかけてそう評価されるリトさんだけあってそのご都合破廉恥は
  羨ましい限りです。今期は副台のダークネスの意味が明らかにされつつありますが
  To Love るクラスの作品ともなると、もはやストーリーに期待してる視聴者はいないのでは  
  ないかと思います。可愛い女性キャラをさすリトが起こすハプニングをひたすら楽しんで
  見るためのものと割り切ってみています。



 ・モンスター娘のいる日常の娘
  なかなか異色な作品でした。モンスター要素を残しつつ可愛らしいヒロインを作る。
  個人的な趣味にはあいませんでしたが、異色ハーレム作品としては珍しいかなと。
  タイトルに日常がつくだけあって取り立ててストーリーを楽しむものではなくハーレム要素を
  楽しめる人向け化と思います。

 
 ・GANGSTA
  BLACK LAGOON 以来の本格ハードボイルド作品かと思い期待したのですが序盤以降は
  かなり失速してしまい残念なまとまりでした。回想の入れ方が小刻みで多くかえって背景を
  掘り下げるのに阻害している点と、抗争している組織間の関係や力関係の説明が十分ではない
  ことから、現在生じている事態にうまくついていけないという点が全体的な面白さを台無しにして
  いると思います。少なくともこれらをもっと上手に挿入するだけで見やすくなりそうなだけに
  本当に惜しい気がしてなりません。 
  面白ければここはどういう意味なのだろうと自分から主体的にネットで検索をかけ調べるのですが 
  そうでない場合はそこまで手間かけるのは面倒だということで結局説明不足のまま視聴することに
  なってしまいます。そういう意味では説明をある程度視聴者に委ねるようなつくりはアニメにおいては
  極力避けてほしく、その作品の中でできる限り分かりやすく完結して楽しめるようなものが見られれ
  ばなと思い全体的な評価はかなり下げました。