火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.



本日は,高所恐怖症の知人の為に実際にロープウェイに乗りながら自己コントロールする方法をレクチャーしてきました.

トラウマケアヨガ


これは,専門的には,エクスポージャー法(曝露療法)と呼ばれるもので,


苦手な場面に似たような状況を作りだし段階的にその苦手意識を克服していくセラピーです.


飛行機が苦手な方は,バーチャルリアリティーによって映像化された機内を見ながら自律神経や脳波を安定させます.


苦手な場面においてはとにかく脳の覚醒水準のコントロールが重要です.


高いベータ波と緊張ホルモンのノルアドレナリンは密接な関係にありますから,


いかにこの高いベータ波を抑え,アルファ波を増やしていくか,これがシンプルながらとても効果を発揮します.


まず,高所恐怖症の方の場合,徐々に高さを高くしていき,


はじめのうちはいつでもその状況から逃れられるようにしておきます.


最終的には,ロープウェイや飛行機など,自分の意思でそこから逃れられない状況でも平静でいられるようにします.


緊張場面が近づいていくと脳の覚醒水準は徐々に高まっていき(19Hz~),23Hz以上の脳波になるといよいよパニックモードです.


この状態で,効果を発揮してくれるのが呼吸法です.


吸うのが1(4秒)に対して吐くのが2(8秒)の呼吸です.


とてもシンプルですが実際に脳波を測定しながら呼吸法を行うと,


たった1分行っただけでも脳波の覚醒水準は顕著に下がり,ベータ波のパワー値がどんどん下がっていきます.


そして呼吸法を行いながら頭のてっぺんが溶けていくようなイメージをし,


眉間,肩,お腹の力を緩め,大きくゆったり呼吸をしていきます.


そうすると脳波の覚醒水準が低下するとともにノルアドレナリンの分泌量も減りますから,


同じ高いところにいても生理学的に怖く感じなくなるのです.


これを何回も繰り返していくことで,「高いところ=平気」という記憶がどんどん植え付けられていき,


シナプス回路,つまり思考パターンを変容させるというものです.


シナプスの電気発火パターンはこうした認知行動療法によって書き換えられることは多くの論文でも実証されています.


最近では,消すことが困難だと思われてきたトラウマ記憶もやり方次第では消せるという朗報も出て来ました.


いずれにしても緊張現場で生理学的にリラクセーションを促す呼吸法はとても重要です.


ですので事前に呼吸最適化プロファイル によって,


自分自身にとってリラックスに最適な呼吸回数を分析しておく必要があるのです.


ロープウェイの中でのヨガはさすがに初めてでしたね^^


でもこうやって写真も撮れるようにまで回復されたのですよ('-^*)/

トラウマケアヨガ

「大丈夫,大丈夫,怖くないですよ」


まっ今回は完全にボランティアでしたから,お礼は大好きなアイスクリームヽ(゚◇゚ )ノ

トラウマケアヨガ

おいしいいっヽ((◎д◎ ))ゝ


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