火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.
呼吸法は,肋間筋をメインに使った胸式ではなく,横隔膜をメインで使う腹式呼吸で行うことが重要です.
胸で呼吸を行うとどうしても肩に力が入り,息を吸うときにブロックがかかり十分な酸素が入ってこなくなります.
試しに肩や胸に力を入れながら「火の呼吸」を行っていただくと分かりやすいかもしれません.
十分に息が入ってこず,どんどん苦しくなっていくと思います.
肩に力みがある方が「火の呼吸」を行うと,十分な酸素が入ってこないために呼吸のたびに苦しくなっていき,
そのうち口で呼吸を始め,頭がぼーっとしてきて手がしびれ出します.
典型的な酸欠の症状です.
こうならないために呼吸法に適した身体づくりを徹底的に行う必要があります.
下記に呼吸法の身体づくりにおいて重要な5項目を明記させていただきました.
①股関節の柔軟性の向上
まず,どっしりと安定した快適な座り方ができませんと,呼吸どころではありません.
ヨガの座り方時において,左右の膝の外側がしっかり床につくまで柔軟性を向上させる必要があります.
②座骨神経~背骨の柔軟性の向上
クンダリーニヨガでは,座骨神経を“生命の神経”と呼ぶほどとても大切にしています.
ですのでこの部分をストレッチさせるエクササイズがふんだんにあります.
この部分が固いと仙骨を前に回転させることが困難となり,猫背になってしまいます.
また,背骨周りの筋肉が癒着していると,建物でいうとあそびの部分がなくなり,非常にもろい姿勢となります.
③体幹部の強化
背骨付近はクンダリーニが通る「スシュムナー」と呼ばれる大切な気道(ナーディー)があります.
まっすぐに座れないと当然,その道を遮断しかねません.
少なくとも流れが悪くなります.
まっすぐな姿勢の維持には体幹部の強化は欠かせません.
また,強い腹直筋がないと,「火の呼吸」を正しく行うことができず,結果,臍下丹田が十分に活性化されません.
④横隔膜の鍛錬
横隔膜は,腹式呼吸時において,メインに使われる最も重要な筋肉です.
横隔膜は,ほ乳類にしか存在しませんから,まさに神様が呼吸法をするために授けてくださったギフトといえます.
ヨガでは,「バンダ」と呼ばれる特別なロック(締め付け)を行う際に横隔膜をよく使います.
この部分は4番目のチャクラとも関連があり,十分に伸展しないと4番目のチャクラを刺激させることが困難になってきます.
⑤肩の脱力
冒頭でも明記させていただきましたが,呼吸法がうまく行えない大きな原因の一つがこの肩の力みによるものといえます.
呼吸法に慣れないうちはどうしても肩に力みが生じ,それが肋骨部分を固め,肺の伸展を阻害させてしまいます.
その結果,「火の呼吸」が1分ほどで苦しくなってきます.
これではじっくり臍下丹田を強化することができません.
一瞬で速やかに酸素を入れるには,肩の力みを軽減させる必要があります.
これには,いくら「力みを捨てよ」と口でいいましても,まずうまくいきません.
改善するには,ヨガ式のプッシュアップ を徹底的に行い,肩に力みが生じやすい状況を作り出し,
徐々に上半身ではなく,骨盤をメインに使えるようにして,肩の力みを捨てる練習をします.
数回,行っただけでは,まず力みはとれません.
私は,26回×4セットを必ずルーティンとして今も継続しています.
もう腕が疲れることはなく,やり終えた後も一切息が乱れません.
…以上,呼吸の身体づくりについてはじめて書いてみましたが,
実は相当な鍛錬が必要なことがご理解いただけたかと思います.
正しい「火の呼吸」の習得には,上記の鍛錬なしには達成することは困難を極めるといえます.
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