火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です．
ヨガの教えでは，尾てい骨付近には「クンダリーニ」と呼ばれる人間根本の潜在的なエネルギーが眠ると言い伝えられています．
クンダリーニは性エネルギーであり，“シャクティー”と呼ばれたりします．
人間が生きていく上での肉体的，精神的な活動に大きく関わっている生命エネルギーです．
そして，この尾てい骨に眠る強大なエネルギーの存在を認識した先人たちが
それを脳まで運び，自分たちが生き延びる知恵として活用するために開発されたのがクンダリーニヨガなのです．
ですので，人間が本来持っている能力を最大限に引き出してくれるヨガなのです．
どの分野でも役立つヨガであり，逆に言えばどの分野でもやらないといけないヨガということになります．
このクンダリーニエネルギーは，尾てい骨(1番目)からおへそ(3番目)までの低位のチャクラに留まっている間は，
食欲，性欲など生命力，バイタリティーとしての動物的なエネルギーとして作用します．
それが，胸(4番目)にまで上がってくると愛を感じたり，スピリチュアルな目覚めを起こします．
そして，さらに上昇してくるとコミュニケーションと関わる喉のチャクラ(5番目)が活性化し，人間関係をより円滑にします．
つまり，4，5番目のチャクラにエネルギーが留まってくると人間らしさが宿ってくるのですね．
そこから，眉間(6番目)，頭頂(7番目)までエネルギー(クンダリーニヒート)がくると，
脳下垂体，松果腺が分泌され，直感や宇宙とのつながりを感じはじめると伝えられています．
近年，脳科学的にも眉間の奥部分に“直感”と密接に関わる「尾状核」と呼ばれる脳器官がクローズアップされています．
(独立行政法人理化学研究所HPより抜粋)
これは理研が将棋のプロ棋士を対象にした研究で，
瞬時に状況を判断し，最適な次の一手を直観的に導き出す際に使われる脳の神経回路を特定する過程で明らかになりました．
場所が場所だけにあくまでも推測の域ですが，
6番目のアジュナーチャクラも昔から直感と密接な関わりがあることから何かしらの因果関係があるとも十分考えられます．
いずれにしましても，クンダリーニエネルギーは上昇していく過程において，
エネルギーの質が動物⇒人間⇒神への成分と進化していきます．
専門的には，オージャスからテージャスへの転換といいます．
…話がマニアックになってきましたので，ここで筆を置きたいと思います．
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