火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.



武道やバレー,ダンス,スポーツ,能…様々な分野で中心軸や正中線など身体の中心,コアとなるの大切さが説かれています.


スシュムナー クンダリーニ


それでは,この中心軸とは一体何なのでしょうか?


尾てい骨から脳天まで続く,背骨,脊椎のこと?


下記の通り,背骨というのは実際は身体のかなり後方に位置していることが分かります↓

背骨 チャクラ


ですので,「背骨=中心軸」は正確ではないということになります.


ということはそれは,あくまでもイメージ上のものなのでしょうか?


中心軸とは文字通り,身体の中心を走りますから,尾てい骨(会陰)から頭蓋骨のてっぺん(百会)のラインということになります.


肉体上には解剖学的にそのライン上を結ぶものは何もありません


それは,いわゆる人体のツボ(経穴)は,徐々に科学的に証明されつつありますが,


そのツボとツボを結ぶ気の道(経絡)についてはまだよく分かっていないということと似ています.


「科学的に証明されていない=存在しない」というものではなく,現時点では確認できていないというニュアンスです.


ヨガや心理学,東洋のものは,人間の行動,経験,心の有様を体系立てたものですから


まだまだ科学技術か追いついていない側面も多々あります.


もし,中心軸がないというのなら,


このイメージ上のものが人間共通の概念として何千年も言い伝えられてきたことの方が奇跡的といえます.


実際,コーチが「中心軸をしっかりさせろ!」と言って疑問に持つアスリートはほとんどいないと思います.


そう考えますと,やはり肉体上にはないけれども尾てい骨から頭頂のライン上には何かあると考えた方が自然といえます.


ヨガでは経験的に肉体の内側に気の身体(生気鞘)が存在すると言い伝えられ,


ちょうどこの尾てい骨から頭頂までのラインにスシュムナーと呼ばれる最も重要な気道があります.

スシュムナー イダ ピンガラ


スシュムナー上には7つのチャクラが存在し,この気道をクンダリーニと呼ばれる重要な潜在的な気が上昇していきます.


継続的にクンダリーニヨガを続けていけばこのスシュムナー,中心軸の存在がはっきりと認識できていきます.


これは,経験するほかありません.


元来,茶道や華道,能,武道,日本の伝統芸能の中には,このスシュムナーを認識できる所作がたくさんありました.


この身体の内感覚を養成するトレーニングが生活の中に溶け込んでいたのですね.


ですので,日本の武術の場合,いわゆる独立した心身の鍛錬法というのは意外に少ないのです.


型や所作にそういったトレーニングが含まれているからです.


キックボクシングと空手は立ち技の格闘技として見てしまうと同じように見えますが,稽古方法は全く異なります


空手の稽古ではいきなりシャドーとかミットなどを蹴らないのですね.


内感覚の養成のためにまずは基本稽古,移動稽古を行います.


これはまさに動禅,動きながら行うマインドフルネストレーニングです.


それは,身体能力的に優れているとはいえない日本人が


最大限にパフォーマンスを発揮するための生死の狭間で開発してきた鍛錬法です.


クンダリーニヨガはその中でもこの"幻の背骨とでもいうべき中心軸を活性化するためのメソッドがシステム化されています.


手順としては,まず「火の呼吸」でしっかりと臍下丹田を活性化し,認識できるようにすることが重要になってきます.


次にその熱エネルギーをスシュムナーに沿って上昇させていきます.


この手順を踏めば,誰でもはっきりと中心軸が認識されていきます


止まった姿勢でしっかり認識できるようになれば,次は動きの中で認識できるように目指します.


そうすれば,競技スポーツに活きてきます.


ちなみにクンダリーニヨガでは本格的なトレーニング前の準備(浄化)として


徹底的にスシュムナーの通りを良くする呼吸法を行います(最低6週間).


そうしないと72,000存在する気道の通りに偏りが出てきてしまい,心身の不調和を起こしてしまいます.


…軸が歪んでしまうようなイメージです.


大黒柱(スシュムナー)はしっかりと…('-^*)/


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