火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.



断食は,ファスティングとも呼ばれ,現在はダイエットや腸の浄化目的で参加される女性が多いそうです.


しかし,断食は元々,ヒマラヤのヨガ行者が行っていたものです.


伝統的なラージャヨガの場合,長いものでは,3日間,飲まず食わず,寝ずに瞑想を続けます


もちろん,トイレにも行けませんし,途中で足を組み替えることすら許されません.


ですので,断食は瞑想をうまく行うための準備,一種のトレーニングだったのです.


このような断食瞑想は,人間の感覚器官からくる欲求を押し殺し,常に安定した精神を獲得するために行います


これほどまでに強いストレスを自らにかけ,常に「今ここ」に集中することがヨガ行者には望まれるのです.


これで,断食が元来,健康法ではなく,修行の一環だったことがお分かりいただけたかと思います.


最近,断食がブームなのは,やはりダイエット効果を望んでのものが多いと思います.


どんなに脂肪燃焼効果が高い運動であっても食事制限の何分の一の効果ですから,確かに効果的だとは思います.


現在は飽食の時代ですから,強制的に食べられない環境をつくることで,意志の弱い方でもそれなりに体重を落とすことができると思います.


断食で脂肪を1kg落とすには,どれくらいの日数が必要か?


脂肪1gにつき7kcalのエネルギーがありますから,


脂肪を1kg落としたい場合は,7,000kcal消費する必要があります.


さらに糖質と脂肪は半分ずつエネルギーとして消費されるため,


脂肪のみを1kg落とすには,さらに倍の14,000kcal消費する必要があります


個人差はありますが,平均的な人間の1日の消費カロリーを2,000kcalとすると,


14000÷2000=7


つまり,脂肪だけを1kg落とすには,飲まず食わずの断食で1週間かかるという計算になります.


時々,3日で2,3kg痩せたという体験談とかがありますが,生理学的にありえないということが分かります.


ほとんどの場合の(特にサウナ)体重減の原因は,水であり,脂肪ではありません.


昨今のダイエットの誇大広告に振り回されないように注意しましょう.


なかなか痩せられない原因は,先天的な代謝の問題を除くと,やはり過剰なカロリー摂取によるものだと思われます.


食べ物が勝手に口の中に入ってくることはありえませんので…


ですので,物理的には,ずっと口を閉じていれば,痩せられることになります.


ヨガの呼吸法は基本的に鼻で行いますから,食べ物は入ってこれませんよ^^


口を開いてしまう原因は,やはりメンタルの弱さ,意志の弱さといえるでしょう.


ですので,断食を1週間行って体重が減り,見た目は変わっても,メンタルは基本的に1週間前と変わらないですから,


また食べ物にあふれた環境に戻ると,2週間前の状態に戻ってしまうことになります.


…私は,今から7年前に毎朝 青汁一杯だけで3ヶ月間過ごしたことがあります.


はじめの3日間は頭がボーっとし,少し辛いですが,1週間過ぎますと,身体も適応し出し,全く平気になってきます


筋肉も衰えないように毎日筋力トレーニングもしていましたので,体重は54キロまで落ちました


バンタム級のボクサーみたいでしたね.


ダイエット効果以外に,個人的に断食で最も得られる効果は,やはりメンタル面だと思います.


とにかく精神的な落ち着きが得られます.


そこがものすごく強まる感覚がいつもします.


あとは,感覚が研ぎ澄まされていきます.


断食は「はじめ」が最も重要


断食は,自分一人でチャレンジするには少しハードルが高いといえます.


そこで,断食道場をうまく活用し,皆と協力し合って断食をし,一番しんどい時期を一緒に乗り越えます


3日過ぎ,1週間過ぎますと,ほとんど空腹感を感じず,食へのこだわりが消えていると思います.


最も辛い時期を皆で乗り越えた後は,


それをきっかけに,粗食な日常生活につなげていくというのが,失敗のない断食への取り組みだと思います.


ちなみに,筋トレも一緒に行わないと,低カロリー状態では,


脳は一番消費カロリーが高い筋肉を分解していきますから,注意が必要です.


断食だけですと見た目は細くても,脂肪優位なゴボウのような体型になってしまいます.


筋トレを合わせて行うことで,身体には時々強い負荷がかかるため,


脳は筋肉をあまり分解しようとせず,代わりに脂肪のエネルギー分解を積極的に行っていきます


やはり,運動と食事制限はパックが効果的なのですね.


一番痩せないのは,散歩や筋トレなど,運動のみの場合です.


断食の効果に対する科学的根拠はまだよく分からない


関連サイトを拝見しますと,断食をすると,長寿遺伝子「サーチュイン(Sir2)遺伝子」が活性化することを強調しています.


確かにサーチュイン遺伝子は,低カロリー状態で活性化しますが,断食のような過度な低カロリー状態では,あまり活性化しません


精神の安定作用のあるセロトニンがたくさん出るということも書かれていますが,


ラットではない人間の脳内のセロトニンをどうやって測るのでしょうか?


尿や血液から採取しても,


腸管で作られたものと混じっているため,脳由来のものとは特定できません(※90%以上のセロトニンが腸で作られます).


…いずれにしましてもダイエットに必要なのも,やはり,強い意志とメンタルなのです!


ですので,皆様,是非!


無敗脳ヨガ で強靭な精神力を養いましょう!

(↑結局,そこかい!)


超神水

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超神水


【筑波大学発ベンチャー(株)サイバー・ヨガ研究所

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