気がついたら 降ってきていて
いつのまにか 染みこんでいた
まるで私の 恋のように

 

職場の仲間(男性)のグチをききました。結婚2年目。子供ひとり。ラブラブだと思っていたら、そうでもないらしい。

話をきくと、どうも彼の奥さん、味覚オンチらしいんですね。作り方も、あまり構わないタイプのよう。調味料をはからずに入れ、味もみずに食卓に出すんだそうです。「これ、辛くない?」と彼がきいても、「そう?」。「薄くない?」ときいても、「そう?」。そして次も同じように作る。

おかげで彼はストレスが高じ、新婚当初、家では3ヶ月間一言も口をきかず、仕事も夜まで働いて、遅くに帰るようになったそうです(^^;;;

掃除、洗濯はあとでもできる。でも食事は1日3回必ず食べる。メシがまずかったら、男にとって家は悲しい。

ううむ、耳が痛い。え? 私? いやー料理したことありませんわ。だってどうせ結婚なんざしたら一生やるんですよ? 今のうちにサボっておくに限るでしょ。ね?(やればやるほど腕があがるという説もあり)
 

職場への道を歩いていたら、甘い香りが鼻をくすぐりました。とても好きな香り。金木犀です。ああ、もうそんな季節なんだ。
香りをたどって、木がどこにあるのか目で探しました。ありました。民家と道路の境界に、目隠しがわりに立っていました。小さい、ちょこちょことついた花は、まるで木に金の粉をまぶしたようです。毎日、ただの木だと思って、気にもとめていませんでした。まぁ、もしかしたら山茶花か椿かなとも考えていましたが。そうか、これは金木犀だったのか……(←植物オンチ)
ふたたび風にのっていい香り。まるで木が「そう、じつは私は金木犀だったんですよ」とうなずいているようでした。
 

ナ鳥:鳴き声、踊りにすぐれ、その技は種の伝統として代々引き継がれている。この種のみ、リーダーの座は、戦いでなく、指名によって決められる。

ネッ鳥:ねばりけのある物を好む。人間のある種の視線にも、この鳥の介在があるとの報告がある。
 

イノチ鳥:この鳥を見た人は、急に常識をなくし、無謀な言動をはじめる。社会的地位を失ったり、死亡したりする確率は100%。名前とはうらはらに、まさに死の鳥である。「イッキ、イッキ」と鳴くことがある。

シャッキン鳥:借金返済がとどこおっている人のところに必ず飛んで来る、「すべて売れ。内蔵も売れ」などと鳴きわめき、その悪声に耐えかねて夜逃げや自殺する人多し。最近、声を録音し裁判に訴えた人が現れ、駆除方法として注目をあびている。

ヒキ鳥:廃品回収車、リサイクルショップ、古本屋などに生息。古着や親などを自分の巣にとりこむ。人間の呼気をとりこむ種のみ、ミ鳥と酷似している。

棒棒鶏:体温が低い。キュウリをしょっており、穀物酢やごまみそのような体臭がする。食用に適している。
 

ネ鳥:つがいの鳥にちょっかいを出し、交尾する雄のこと。オシ鳥とは敵対関係にある。

ノッ鳥:ゲリラが好んで飼う鳥。飼育に適している場所はバス、飛行機、建物内など、外界と隔離しやすいところ。銃弾や爆薬にも動じない太い神経をもつ。

ヒ鳥:群れていない鳥の総称。

フ鳥:体格が大きく、重くなった鳥。セキ鳥に変種することがままある。

マ鳥:家の中に生息する。設計士の肩にとまっていることもある。

ミ鳥 [ミトリ]:臨終の場に現れる鳥。

ミ鳥 [ミドリ]:(1)世界のいたる所に分布している、もっとも有名な鳥。歌にもひんぱんに登場する。例「ミ鳥・ミ鳥」(2)樋口一葉の小説『たけくらべ』に登場する、日本文学界において重要な鳥。

メ鳥:雌に求愛し、受け入れられた雄のことを指す。

ユ鳥:オッ鳥と酷似しているが、こちらのほうが各地に生息している。最近非常に人気が高まっている種。
 

ゴキゲン鳥:政治家の周辺に多く生息している。金持ちや地位の高い者のまわりも好んで飛ぶ。

サ鳥:足を結跏趺坐にする珍しい種。ふだんの鳴き声は「クウ」だが、鋭く「カツ!」と一声鳴くばあいも。

シッ鳥:湿り気のある所ならどこにでも生息する。仲のよい男女の間でもよく見かける。

シリ鳥:まわりの生物の鳴き声のしまいの語を、自分の鳴き声の頭につけて鳴く鳥。さいごに「ン」がつくと黙る。

セキ鳥:鳥類の中ではもっとも大きい。体重が100キロを超えるものも。戦闘を好み、さまざまな技をつかって相手をテリトリーから追い落とそうとする。

タツ鳥:あとを濁さない、身ぎれいな鳥。

チリ鳥:ゴミを食す。ハタ木、ホウ木のあたりを探すと、姿が確認できる。

デモ鳥:雄とわかれたり、死別したりして帰巣した雌の総称。

テン鳥:IQが高い。虫がつく体質である。高所にとまっていることが多い。
 

アゲアシ鳥:言葉尻をとらえる習性がある。若鳥のほうが、この特徴が顕著にあらわれる。非常に嫌われている鳥。

アヤ鳥:糸を芸術的に織る。高度になると、新体操のリボンを指導することがある。

イイトコ鳥:ちゃっかりしていて、つまみ食いばかりする鳥。

ウッ鳥:鏡の中に住む。とくに若い女性に好まれる。まれに男性にも好まれることもあり、ギリシア神話のナルキッソス氏は有名。

オッ鳥:のんびりした性格。箱に入れて育てるとこの鳥になりやすい。

オミズ鳥:毎年3月13日にしか観察できない、貴重な種。奈良の東大寺二月堂に、深夜現れる。

カジ鳥:船や人生の中に生息する。この鳥がいなくなると、いっしょにいた人間は針路を誤り、死に至ることもある。

コ鳥:物がぶつかったとき、瞬間的に生まれる鳥。
 

我が家の近くに親戚の家がある。私は幼いころ、週末や夏休みになるとそこへ通い、いとこや近所の子たちと遊んだ。歩いて10分のところに小学校があり、その裏に、駄菓子屋が2軒並んでいた。左のほうがお菓子が豊富で、右のほうにはパチンコに似たゲーム機があった。よくみんなでその店まで自転車を走らせ、お菓子を買ったりゲームをしたものだ。

ちょっと愛想がないおばあちゃんが、お店番をしていた。私たちは硬貨をにぎりしめ、めいめい好きなものを買った。ガムの箱(いちご味とみかん味)、きなこ飴、ベビースターラーメン、ヨーグルト(ちいさな容器にヨーグルト風のものが入っている)。紐をひっぱって何味かを選ぶ飴もあった。狙っている味でないとがっかりした。くじがあったのを覚えている。いつもハズレで、カレー味のスナックばかりもらっていた。当たると何をもらえたんだろう……

今はもう普通の家々だが、その前を通るたび、私はあの店を思い出す。