みなとみらいの横浜美術館へ、ルーヴル美術館展を見に行ってきました。

入ってすぐ目にとびこむのがジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル「泉」。
ひとつの題材を何十年もあたため、時間をかけて描く人らしく、ていねいに描かれています。つるりとした皮膚。音が聞こえてきそうな水。

フランソワ=エドゥアール・ピコ「アモルとプシュケ」。
プシュケの若い体のみずみずしさ。アモルの表情が……コメントに困るわ (#^^#)。ああでも、節度ある描き方をしている絵って、好きです。

ジョゼフ=ニコラ・ロベール=フルーリ「聖バルテルミの虐殺」。
服や部屋の色彩が、意味のある、計算されたものであることを後で知りました。宗教画にはそういうものがあることは知っていましたが、これもそうだったのね。激しい表情が印象的。

アレクサンドル=エヴァリスト・フラゴナール「ドルー=ブレゼの前のミラボー」。
群集が、よく見ると一人一人が意思をもって、動いている。天井の静かに差し込む光とは対照的な人々。声が聞こえてきそう。

ルフレッド・ド・ドルー「ラーホール王ランジート・シング・バードールとその従者」。
馬の飾りがリアル。さわれそうなくらい。

テオドール・ジェリコー「賭博偏執狂」。
見入ってしまった。こういう表情は、写真でも撮るのは難しいと思う。人の心のあらわれを捉え、描きとめられる画家のすごさを感じた。

ピエール=ポール・プリュードン「ヴィヴァン・ドゥノン男爵」。
顔だけの、ちょっとピンボケたかんじが、スナップ写真みたい。それでいて人となりが伝わってくる、不思議な魅力がある絵。

ふだんは18時で閉館ですが、金曜日のみ20時まで開館。行くなら金曜日の夕方がおすすめです。すいていて、ゆっくり見ることができました。
 

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ジェラード屋で一休みしました。

選んだ味はピスタチオとピンクソルト。
イタリアで1番人気というピスタチオは、アーモンドのような味。
「当店のおすすめ」というピンクソルトは、こわごわ食べてみたのですが、意外においしい。甘い中にうっすらと塩っぽさが感じられます。桜餅のような、といえばわかるでしょうか。

スツールに腰かけ、2種類のジェラードを交互に口に運びます。すこし冷えてきたら、いっしょに注文したホットコーヒーであたたまります。

久しぶりに本を広げて読書。人から借りた菊池寛。「恩讐の彼方に」を読んでいたら、ラストで泣きそうになってしまいました。あわててジェラードをぱくり。冷たいもので鼻水が出てしまった、という風をよそおったんだけど、そこまでする必要はなかったかもしれません(^^;;
日がかげってきました。カップも空になりました。

ああ、おいしかった。こんどはブルー・ソルトを食べてみようかな。

忙しかった仕事が山をこえ、ちょっと職場で暇になりました。
天気もまあまあだったので、サボることにしました。
体調が悪いという私の嘘を、(おそらく)わかっていて半休を許してくれた課長に感謝(^^;;;
まっすぐ帰るのはもったいない。ひさしぶりに横浜に行くことにしました。

朝の通勤ラッシュ時は、私はせきたてられるように動きます。1本乗り遅れると、職場に遅刻するかしないかにかかわってくるからです。
帰りの電車もそう。乗り継ぎがうまくいくように、この時間までに乗らなければいけない、というのがあります。

ところが、午後の電車はのんびりしています。どの時間に乗ってもいい。いつ着いてもいい。途中下車して、気になる町を散策してもいい。時計をもたない気楽さで、私はふらりと改札に入ります。

電車は、発車ぎりぎりになっても席が空いていて、好きなところを選べました。
強さを増してきている初夏の日差しをさけるように、陰になる席に座っているのは、買い物に行くおばさんや、授業帰りの大学生、営業のサラリーマンのおじさん達です。
窓の外を、ふだん通勤で見るのと同じような風景が流れていきます。でもやっぱりちょっと違う。わくわくした感じが、胸にこみ上げます。
横浜に着いたら、ひさしぶりにアイスを食べよう。ウィンドウショッピングをして、見たかった展覧会に行こう。

あたたかい空気に、私はなんとなく眠くなってきました。カタタン、カタタン。規則正しい揺れと音。平日の午後です。

道をはさんで向かい合っているアパート群。いつも花がいっぱいで、夕方はおばさん達が立ち話をしている姿が見られます。
今朝、そこを自転車で走りぬけていたら、ゴミ出しをしていた60位のおじさんが、
「気をつけて行ってらっしゃい」
と声をかけてきました。

あれ、知っている人だったっけ、ととまどっていると、おじさんの視線の先、私を通りこした向こうのほうから、
「はーい」
という女の子の声がかえってきました。アパートの一軒、エンジンをあたためている車の運転席からでした。これから通勤なのでしょう。
気をつけて。はーい。まるで家族のような、朝のあいさつ。このアパートに住む人々のぬくもりが伝わってきました。

最近は物騒な事件も多いですし、私も近所の人に会っても頭を下げるくらいしかしていませんでしたが、これから一言添えてみようかな、と思いました。

行ってきます。

最近体調が悪いのか、好きだったコーヒーが飲めなくなりました。毎日職場で水代わりに飲んでいたのがいけなかったのでしょうか(^^;)

しかたがないので、お茶を飲み始めました。
が、もともとお茶は好きではないほうです。飽きないようにと、いろんな種類を買ってみました。

飲んでみると、その味の幅広さが面白い。緑茶、紅茶、中国茶……。茶葉で買えば安いし、すっかり気に入ってしまいました。
緑茶の草原のような香り、ウーロン茶の黄色い、やわらかな花の香り、豆茶に混ぜられたきな粉のなつかしい香り……いろいろあるんですね。日替わりで楽しんでいます。

今日はコルドン・ブルーのアップルティーを入れました。自然なリンゴの香りが鼻にぬけ、仕事をする手も快調です。
 

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駅のホーム。電車待ちの人たち。

その中に、おばあさんがいました。
70歳くらいでしょうか。髪はほとんど白髪、それをひっつめ、髪留めで無造作にとめています。服は草木染のような色合い。足元にはリュック。ちょっと失礼ですが、全体的にくすんだ印象でした。

髪が重さでたわんできたらしく、そのおばあさんは両手を後ろに回し、髪留めをはずしました。白髪が肩甲骨の下まで落ちました。

波打つ豊かな髪。たばねようとかき合わせる指。うつむいた首筋。
たとえそれが年老いたものであっても。

女性らしいしぐさに、私はハッとしました。
もしあの髪が黒かったら。そう、たった20年前くらいでも、彼女はきれいな女性だったのではないか。長い黒髪が顔をふちどり、スカートにパンプス姿ですっきりと立つ中年の女性が、目に浮かびました。

おばあさんは私の視線など気づかずに、髪をくるくるまとめていきました。
そうして髪どめでパチリと留めると、リュックを肩にかけ、ゆっくりした足取りで、入ってきた電車に乗っていきました。

関東ではツバメの姿をよく見かけるようになりました。
キチチチキチチチと甲高い声をあげながら弾丸のように飛んでいる姿を見ると、ああ冬は完全に終わったなと思います。日差しも、日増しに力強くなってきました。

ツバメが来たよ、と北海道の友人に伝えたら、北国にツバメは来ないとのことでした。

桜が咲く時期になっても雪がちらつく北海道では、冬の終わりを感じるのは、タンポポが咲いたときだそうです。いま桜が散りはじめ、タンポポが地面を点々と明るくしているとのこと。うれしそうでした。

冬の終わりは、その土地によってさまざまですね。
あなたの所ではいかがですか?

私の髪は右が内巻き、左が外ハネという、とてもわかりやすいクセっ毛(正確には“うねり”というらしい)。毎朝反抗的な髪にため息をつきつつ、伸びてくれば、きっと重みでまっすぐに直ってくるだろうと期待していた。
意に反して髪は日々カール度を増していった。職場で髪ふり乱して机に向かうさまは、それなりに周囲にアピールするものがあったが。そういうメリットはさておいても、ついに我慢の限界をこえた。
美容院に行ってきた。
おお~毛先がぜんぶ下向き! ストレートパーマの威力絶大! 風に乱されても止まればサラリと戻る。寝相が悪くてもちょっととかせばサラリ。感動。
ま、究極のサラリは縮毛矯正らしく、私のは洗うとすぐにうねうねとハネ出しそうになるが。じゅうぶん快適であります。

ところで、男性は髪が短いぶん、女性よりよけい毛先の制御が大変なのではなかろうか。ムースあたりで押さえてるのだろうけど。じつは男性の間ではストレートパーマが流行っていたりして。ありえる。いや、どうかな。

最初は、どこかの棟でブザーが鳴っているのかと思った。
ジー……
音は人々のざわめきをぬって、棟のむこうから、雑木林のほうから。細く糸のように、しかし途切れることなく聞こえてきていた。
ジー……
今年はじめての、蝉の声。
梅雨まだ明けぬ夕方。夏が、ひそかに鳴きはじめた。

最近、愛読していたHPがいくつか閉鎖した。

それらには共通項があった。「恋愛の破局」(^^;;;

ぜんぶがそうというわけではない。でも7、8割方が、恋愛がゴタゴタした直後に閉鎖している。気持ちが参っているのだろう。

私は自分の色恋沙汰(大げさ)は、HPには書かないようにしている。だって恋愛がうまくいっている時はいい。だけどもしフラれちゃったらどうする? 書くの恥ずかしいよ(苦笑)

だから例えば、ケンカしていかに傷ついたか、相手にあやまりたいか、別れる別れないの悩み、などということは、私は書かない。そんなことは当の相手に直接言うべきで、HPで公表する必要はないと思う。

それに、もし当人がその日記を読んだら、どう感じるだろう? なんだか周りをまきこんで味方につけているみたいで、嫌だ。


でも私、人の恋愛日記を読むのはけっこう好きだったりする(笑)