甘いお菓子でごまかしても
それは本当の栄養じゃない
だからアタシはいつも飢えてる

現代のメデューサにひとにらみされ
私は石になってしまった

だれか私の心を知らないか
このような岩肌では
心のありかがわからない

私の胸のひきだしには
黒いナイフと さびたやすり
薔薇の化石のかけらがひとつ
それがおまえだ
となにかが言う

心はどこへ行ったのだ
戻し方がわからない
雨はここまで届かなくて
砂漠は私を砂漠にした

だれかの血の腕と唇が
私をそめて 亀裂をつくる
ああ 闇の目にうつるのは
頭上の石の 白い意味
閉ざした内に響くのは
何度も打ちつける 火花の音

この腕は 自分を抱きしめられるけど
ちょっと足りない

この腕は あなたを抱きしめるのに
ちょうど いい

わたしはあなたを抱きしめて
あなたはわたしを抱きしめて

ほら、あったかいね

ココロが疲れているとき
体は起きていても
ココロは眠っています

風はただ皮膚をさわるだけ
人との会話は霞のむこう
CDはほこりをかぶり
小説は枕
ごはんはただのエネルギー補充

ココロがいないとき 体は
さみしくて 泣いています

だから
ココロが目を覚まして

うれしいことを うれしいと
感じること 感じられること
毎日
それが とても うれしい

ごはん おいしい
お菓子 おいしい
太陽 あたたかい
そよ風 きもちいい
お話 面白い
花 きれい
青空 きれい
絵 きれい
音楽 きれい
笑顔 きれい
あなた 好き
わたし ……好き

花冠は もう作れないけど
あなたは まだわたしを
お姫様と 呼んでくれるの

先日、駅を歩いていたら、沖縄の商品を並べているコーナーがありました。フラフラと吸い寄せられ、数分後には黒糖の入った袋を手に持って改札を出ていました (笑)。

黒糖、好きなんです。それも昔ながらの、あまり精製されていないものが。いびつな形、粉を吹いたような風合い。口に含むと、深みのある甘さのとともに、かすかな苦味がある。
この苦味が黒糖の決め手ですね。最近よく見かけるようになった、精製され甘いだけになった、薄く形を整えられたものは、すっきりはしていますが、オールドファンにとっては物足りない味です。

口さみしい時のおやつ代わりに、料理の味付けに。
ちょこちょこ使っているうちに、気がつくと袋が寂しくなってきていたりします。
そろそろ補充しなきゃ。
そう思うことがしょっちゅう。
なので私は、町を歩くときは、いつも沖縄物産展ののぼりを探しているのです。

今朝は紅茶に黒糖を添えて。
気分は、『夏至祭』で角砂糖をかじっていた少年。角砂糖がないので黒糖で代用です (笑)。
 

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最近は、角砂糖って見なくなりましたね。たいていは細長いスティックシュガーでしょうか。
昔は、友達の家に行くと、紅茶(リプトンのティーバッグ)に角砂糖をそえたものを出されたものです。あるいはサラサラのグラニュー糖が入ったシュガーポットでした。

なぜいきなり角砂糖について述べたかというと、本を読んだからです。
長野まゆみ『夏至祭』。
ここでは、月彦が、不思議な少年達に出会い、もてなしを受けます。「卵色の茶碗に注(つ)いだ紅茶と薄紙にくるんだ砂糖を置いて……」というくだりに、ああ角砂糖、懐かしい、と思ったのです。

少年の一人は角砂糖をかじったりする甘党で、もう一方にたしなめられたりします。それを見て月彦は彼を気に入ります。
うーん、角砂糖をかじる姿って、行儀の悪さとかわいさのぎりぎりの間ですね。美少年だったりすると、ちょっと危うい美しさもあるのでしょうか。

紅茶に沈んだ角砂糖をスプーンでつつくと、ほろっとくずれる。そんなはかなくも甘いテイストの『夏至祭』でした。
 

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仕事をしていたとき、書類が山になって手がつけられなくなったことがあります。
そういう時は、優先順位をつけたものです。急ぎのもの、後でいいもの、明日でも間に合うもの。

その急ぎの中に、「書類に仕事をさせる」というものがありました。

勝手にそう表現しているだけなので、人によって言い方が違うと思います。要は、書類を回しておいて、ハンコなり、返答なりが戻ってくるのを待つということです。

これ、後回しにしておくと、どんどん遅れてしまうんですよね。ですから、こういう書類は先に処理しておき、そのあとで、自分が作らなければいけない書類に大きく時間をさいていました。
落ち着いたところに、外に出していた書類が仕事をすませて戻ってきます。おかえり。ハンコもらってきたね。さて、ではこれは完成したので、経理課に提出しましょう……。

今はその職場をはなれ、書類に仕事をしてもらうこともなくなりました。
そのかわり、私は家で、太陽や風などに仕事をしてもらっています。

洗濯機で洗ったものを、太陽に乾燥してもらう。
床を拭き、風にかわかしてもらう。
こびりついた鍋のこげを、水でふやかしてもらう。
濡れた靴と傘を、風にかわかしてもらう。
ハーブに水をやり、太陽に育ててもらう……

今朝はすこし風があり、太陽が出ています。さて、たまっている洗濯物を洗いましょうか。干しておけば、太陽たちが夕方までに仕事をしてくれるでしょう。
Thanks Nature !

庭のロケット(別名ルッコラ)に花が咲きました。トウが立って、花が咲けば、食用ハーブとしては収穫の時期を過ぎたことになります。

新しく蒔くための種はもう買ってあります。あれは抜いてしまってもいいのだけれど。

伸びすぎて体をもてあまし気味のロケットは、強い風にあぶなっかしくゆうらりゆうらりと揺れています。ひょろっとした茎の先で、十字の形をした花たちが可憐です。

抜かずに、おだやかな老後(?)を過ごさせるのも悪くないかな、と思いました。
あの花が実になり、こぼれ種でまた芽を出せばいい。
今から種をまくのと、こぼれ種が落ちるのと、時間的にそんなに差はないだろう。

ロケットはただ風に吹かれています。土の茶と葉の緑しかない庭に、花たちは明るさをもたらしてくれました。十字に白く、まるでコンサートの最後、暗闇に輝くペンライトのように。

宅配ピザ屋などなかった頃(あっ、年がバレますか?(^^;)、アメリカはあこがれの国でした。ピザとハンバーガー、そしてコーク。部屋に飾った鈴木英人のイラストと、ラジオのFENで、私はアメリカに住んでいるつもりになったものです(笑)。

その中で、ケンタッキーフライドチキンは、アーリーアメリカンな店内もあり、手軽にアメリカ気分を味わわせてくれる店でした。

今では全国にピザ屋が出来、アメリカ旅行は気軽に行けるレジャーとなりました。
『大草原の小さな家』のローラはとうの昔に大人になり、今では銃による事故が大きな社会問題となっています。

それでも、私の中では、アメリカはローラがおさげを振って走り、サンタモニカ・ダンディが歩いている、あこがれの国なのです。

*

今日はチキンを箱買いしたついでに、スイーツを。
たまごのタルト。

うーん。「プリンのパイ」と言ったほうが正確かも?
やさしい味。温かいとおいしいかな。コーヒーに合いますね。

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ケンタッキーフライドチキン “たまごのタルト” 210円