「ただいま」
「おかえり」
夕飯の支度をしていると、彼が帰ってきました。

「これ、おみやげ」
台所に入ってきながら、カバンに手を入れて、何かを取り出そうとしています。
「なに?」

テーブルに置かれたのは、お菓子でした。
「おいしそう。ありがとう」
喜んでいると、
「もう1個」
と、別のが出てきました。
「もう1個」

お菓子は3個ありました。

「お正月休みで、皆、あちこち行って来たみたいでさ」
職場で、同僚からお菓子を配られたのだそうです。
「で、おみやげに持ってきた」

「食べなかったの?」
聞いてみました。私だったら、うなぎパイは絶対、もらうやいなや袋を開けているところです。
「うん。君にあげるよ」
彼はうなづいて、いつも飲むインスタントコーヒーを作りはじめました。

ふと昔、父も同じようにしてカバンからお菓子を出し、小さかった私にくれていたことを思い出しました。
自分だって食べたかったのかもしれないのに。
子供に持って帰ってきた……きっと喜ぶだろうと思って。

今まで私は、お菓子をもらったことだけに喜んでいたけれども。

その気持ち。
父も、彼も。

「ありがとう」
もう一度言うと、彼はインスタントコーヒーをおいしそうに飲みながら、
「ぜんぶ食べていいよ」
「うん」

その気持ちといっしょに、お菓子をもらいますね。


お正月休みも終わり、今日から久しぶりの出勤です。うーん、やる気がおこらないですね (^^;)。
それでも、休み中にたまった郵便物の山に、一気に目が覚めました(笑)。いやあ、定時までに終わらないかと思いましたよ。冷や汗をかきました。

こんな日は、家に帰ってゆっくりしましょう。

朝の七草がゆの残りと、大根の味噌汁、前日から煮ておいて味のよくしみた筑前煮(ダーリン作)、松前漬け、それと清見みかんで、いただきまーす。

清見みかんは、日本版ネーブルといったところですね。皮がむきやすくて、袋のまま食べれます。甘くて水気もたっぷりです。

2個は多いかなと思いながら切ったら、案の定、おかずでお腹がふくれた男性達は2、3切れ食べると、
「もう入らない。ごちそうさま」
とギブアップ。

しかたなく、私が、お皿にたくさん残った清見みかんを片付けました。

しめしめ。


彼と暮らすと決めたとき、私は心の中で、家を捨てました。
人生の中で、大きな転換点でした。

たまに実家に戻っても、冷たくあしらわれるだけです。仕方ないことでした。
しかし、それも少しずつ変わろうとしています。

最近、以前のように両親と普通におしゃべりができるようになりました。
母は帰っていく私に、「これ持っていきなさい」と、色々なものを持たせるようになりました。
それは、その時々によって、魚だったり、果物だったり。

雪解けの、はじまりでした。


今回、母からいただいたのは、栗きんとんでした。
栗きんとんといっても、いわゆる餡(あん)のからんだものではなく、茶巾しぼりみたいなもの。
大きさは、親指と人差し指を丸にしたくらい、でしょうか。(初めて見たときは、「うわ、小さい!」と思ったものです。)

「おせちに使いなさい」
暮れに実家に戻ったとき、母はそう言って私に持たせてくれました。

もったいなくて、結局、おせちには使いませんでした。
三が日を過ぎ、年始年末の慌ただしさもひと段落ついた今日、袋を開けました。

栗と砂糖(と麦芽糖)しか使っていない栗きんとんは、栗そのものの味でした。ぽくぽくしたところも栗そっくりです。

素朴で自然な甘みが、口にじんわりと広がっていきます。実家の両親を思います。
ありがとう。今年がよい年になりますように。

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(栗きんとん 清月堂本舗)

 

 

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今年の年末年始は寒かったですね。
我が家もストーブをたいて、暖をとってました。
でも、ストーブって、温かい空気が上に行くので、だんだん頭がのぼせてくるんですよね。

冷たいものが食べたい、と冬の最中にもかかわらず、アイスを買ってきてしまいました。

雪見だいふく。

なつかしいですね。子供の頃、よく食べてました。

昔は、アイスといえば棒キャンデーか、カップのアイスか、かき氷だけ。
雪見だいふくが出たときは、みんなびっくりしたものです。
こんなもちもちしたアイスもあっていいんだ! と、子供だった私は、それこそアイス観がくつがえされた思いでした。
大福をアイスにしてしまう、自由な発想がいいですね。

(これって、おもちの部分を作るのが難しいので、夏場は売っていないと聞きましたが、そうなのでしょうか?)

パッケージの「福」の文字もお正月らしい雪見だいふく。めでたく私のお腹におさまりました。


年末の買出しに、今日は魚市場へ。
かまぼこや伊達巻、黒豆などを買い込み、はばのり(あおさ)、ぐり茶も切らしていたので補充。
魚は意外にというか、案の定高かったのでパス。
八百屋で里芋の親分、八つ頭を見つけたので、即買いしてしまいました(大好き!)。

帰りの途中に、またドトールへ。
いつもドトールですが、やっぱりコーヒーがおいしい。180円でこの味を出せるのは、えらいと思います。他の店は高かったり、妙に苦かったり、時間がたちすぎて酸っぱくなっていたりしてますから。

さて、ケーキコーナー。どうやらまだクリスマス・フェアが続いているようで、「ホワイトパウンドのクグロフ」というものがありました。
もちろん注文。

ふうむ。ちょっと固めのパウンドケーキみたいな感じですね。上にかかったホワイトチョコや、フリーズドライ苺がかわいい。
生地自体は素朴な味わいです。コーヒーといっしょに食べると、ちょうどいい味になります。

エネルギーを補充したところで、買出しの残りを消化すべく、(しぶしぶ)席を立ちます。
あと買うのは鶏肉とお刺身と三つ葉。あ、大きな鍋も買わなくちゃ。


年末の買出しに、近くのショッピングモールへ行ってきました。近くといっても、徒歩で30分くらいの距離で、道も山あり谷ありです。足腰を鍛えるのにはいいのかな。
今日は荷物も多いので、自転車で。

暮れも押し迫ったショッピングモールは、買い物客でごったがえしていました。
私も買い物リストを手に、あっちの店、こっちの店と駆け足です。

ちょっと息が切れました。ドトールで休憩です。

新しいケーキでしょうか、ショーウィンドウの中に、ホワイトチョコというケーキがあります。モンブランの白バージョンといった感じ。
ドトールは、気になるケーキはそのとき食べておかないと、次に来たときにはもうない、ということがよくあるので、さっそく注文です。

中はココアスポンジです。甘酸っぱいジャムが、アクセントに入っています。
シュヴァルツヴェルダーとかいうケーキに似てますね。たぶんそれをアレンジしたのでしょう。

ケーキを食べていると、気持ちが落ち着いてきました。今年一年のことが、しみじみと頭に浮かんできます。
……今年はいろいろあったなあ。でも、よくがんばった。前の職場、今の職場……いろんな人たちがいた。今の家族……大切にしていかなくては。来年が、みんなにとっていい年になるといい。もちろん私にも……

ケーキを一口。胸が、ちょっと甘酸っぱくなりました。

店内は、一息いれているお客さんでいっぱいです。外の通路は、買い物袋で両手がふさがった人たちが忙しそうに、でも楽しそうに行き来しています。
年末の、昼下がりです。


クリスマスケーキ、今年はお店での予約をしてませんでした。
当日、どこかの店頭にあるものを買うか、あるいは作るか。

どうしようかな?
スポンジケーキは作ったことがないし、難しいらしい。かといって市販のスポンジケーキを買うのもちょっと……

考えて、レアチーズケーキを作ることにしました。
フィラデルフィアのクリームチーズの箱に書いてあるレシピを参考に。材料を混ぜていけばいいだけなので、簡単です。冷蔵庫で数時間冷やせばできあがり。

お皿に切り分けたケーキの上に、泡立てた生クリームをちょっとかけます。
白い雪みたいで、クリスマスっぽくなったかな?

初めてのレアチーズケーキは、ことのほか喜んでもらえました。

店で売られているクリスマスケーキは高いので、いつも25日に半額になったところを買っていたのだそうです。
「24日にケーキが食べれる」
と、彼と義父は、うれしそうに2切れ目に手をのばしていました。

これから毎年、24日にクリスマスケーキを食べましょうね。
約束。


『Always 続・三丁目の夕日』を見てきました。
ちょっとせつない感動をくれた前作の、その後が描かれていました。新しい登場人物も増え、ストーリーも複雑になって、それでもラストがきちんと着地できているのは、脚本が上手いからでしょう。

今回も、いつものメンバーが出てきます。駄菓子屋をしながら売れない作家をしている茶川さん、彼と共に暮らすようになった淳之介くん、お向かいの自動車修理屋、鈴木さんと奥さん、一平くん、住み込みの六子ちゃんたちが、スクリーンをワイワイと走り回ります。

大人は仕事をし、ケンカをし。子供が親の手伝いをし、友達と遊び。隣人の夕飯の世話をしたり。テレビが来れば近所中が見に集まってくる。
何も無かったけど、生きるのに必死だったけど、皆がいた。そんな時代だったろうと思います。

今、「昔は良かった」と、安易に言うつもりはありません。携帯電話も電子レンジもない生活に戻るのは、やはり無理があります。
でも、昔あった何かを、また呼び戻すことはできるのではないでしょうか。たぶん、ほんのちょっとの笑顔と、やさしい思いが、それをもたらせてくれると思うのです。


さて、前作に続いて、今回も出てきたシュークリーム。雲のようにモコモコとした形で、おいしそうでした。
私も食べたい! と、ビアード・パパに行って、シュークリームを買ってきました。映画のとはちょっと違う、皮がカリッとしたものです。クリームたっぷりでおいしかったです (^^)
袋から出すやいなや食べてしまったので、シュークリームの写真はなし。代わりに袋だけ写しておきますね (笑)。


「やっと見つけたよー」
と、ハワイさんから、チロルの“クリスマス島の塩”チョコをもらいました。

今年流行りの塩入りお菓子です。まだまだ塩人気が衰えないんですね。

チョコレートは二層になっていて、普通のチョコの上に、塩キャラメル味。口に入れると、カラメルの香ばしい香りと共に、2つの味がとけて混ざり合います。
噛むとサクッとした歯触り。中にあるのはウエハースでしょうか、クッキーでしょうか。
小さいのに手がこんでいますね。さすがチロルチョコ。おいしい~(^-^)


ところで、この“クリスマス島の塩”、あまりあちこちで販売されていないのでしょうか。
袋の値段は聞かなかったのですが、なんでも「ネットオークションで3倍で売られていた」そうで、ビックリしてしまいました。

まあ、ハワイさんは普通の店頭で買えたらしく、「定価で買えてラッキー♪」と喜んでいましたが。

お菓子はコンビニでは定価、スーパーではたまに安売りすることがある、くらいしか知りませんでした。高くなることもあるんですね。

値段ってなんだろう、なんてちょっと考えこんでしまいました。古本や骨董品じゃなくて、お菓子ですよ? お菓子が3倍……うーん……(^^;)