今まで何を持ってきたか
ではなく、
これから何を持っていくのか。

 

「巣ごもり連休」と呼ばれていた今年のGW。今もまだ不況やインフルエンザが改善していないため、クリスマスも「巣ごもりクリスマス」になるだろうと言われています。

大きめのクリスマスツリーや室内用装飾、鍋といったホームパーティー用品の売れ行きが好調なほか、ケーキやシャンパンは少し値の張るものが売れ筋とか。
外食しない分、家でじっくり楽しもうということなのでしょう。

かくいう我が家もご多分にもれず、楽しい巣ごもりクリスマス決定です。

去年と同じく、たぶん今年も鶏肉のから揚げを作って、テーブルワインを開けるでしょう。デザートには挽きたてのコーヒーと、FLO・プレステージュのケーキ。
玄関には百円ショップで買った小さなワイヤーのツリーを飾って。

そしてプレゼントを交換――
しようと思ったのですが、みんなサンタさんを待ちきれなかったので、買ったそばから開けてしまいました (^^;)。

何を買ったかというと。
栗栖氏……『カテドラル』『都市』『キャッスル』(デビッド・マコーレイ、岩波書店)
義父……ニンテンドー DSi LLと将棋ソフト。
私……念願の蒸かし釜(蒸し鍋)。でもあまりに色気がないので、ポール・ポッツのCDあたりも欲しいかな?

満足、満足。
……でも、一番のプレゼントは、今年も大きな問題もなく過ごせたこと、それとみんなの笑顔です。

それだけで、今年もいいクリスマスです。
高級レストランに行かなくても、イルミネーションの下を歩かなくても。

一年間の幸せをありがとう。
メリー・クリスマス。
 

カテドラル―最も美しい大聖堂のできあがるまで

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台所のゴミ箱が駄目になりました。

替わりのものを探しに、スーパーへ行きました。
予算は2,000円くらい。

内側にスーパーの袋をセットするので、大きいものがいい。台所だからいちばんゴミが出るはずだし、ゴミは小さいものだけではないはず。できるだけいっぱいに広げて使いたいのです。

探したのですが、ありません。高さはあっても、幅がない。
予算を上げてみました。
でも値段より前に、これという形のものがないのです。

1週間ほどかけて、何件も回りましたが、結局ありませんでした。


いちばんイメージに合っていたのは、100円ショップで見つけたワイヤーバスケット。大きさが希望どおりでした。
とりあえず買ってみました。

100円らしく、ゆがんでいます (^^;)。雑な作りなので、底に突起があり、置くと床が傷つくのは必須 (^^;;;)。
クッション代わりになるものを探しました。ゴミ箱が浮き上がるくらいの高さで、金属以外の材質を。
底に毛糸かフェルトを貼り付けようかとも考えましたが、そうすると安定が悪いままなので、見送りにしました。

いいものがありました。
木製なべしき。2個100円。底の内側にあつらえたようにぴったりです。
バランスと傷の、両方の対策ができました。


それにおまけで、キャスター2個100円を2セット。これを足として付けてみました。

キャスター、欲しかったんです。
台所のゴミ箱の位置は、物入れの前。物を出すたびに持ち上げては、右に左にと移動させていました。キャスターがあると便利だなとつねづね思っていました。

麻ひもで固定するのは、うまくいきませんでした。グラグラして、1ヶ月しないでほどけて取れてしまいそう。ネジはどうだろう、と栗栖氏に頼んでネジをしめてもらいましたが、木が弱かったらしく割れてしまいました。

結束バンドでとめてみたところ、バッチリ! がっちり留まってびくともしません。

手作りゴミ箱、完成しました。わーい (^^)。

 


今までは、「本当に欲しいものなら、値段のことは気にしない」主義でした。
今回のことで、「気に入ったものがないなら、欲しくもないものを妥協して買わず、自分で作る」が加わりました。

ああでもないこうでもないと考えるのも楽しかったです。

今日も手作りゴミ箱は快調にごろごろ動いています。たまに栗栖氏に足で引きよせられたり、蹴り戻されたりしています。
そして私にコマのように回転させられ、R2D2と呼ばれています。

かわいいゴミ箱です。

 

 


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こんなふうに、底にゴミ袋をストックしておいてます。ビニール袋が小さい場合は、ピンチで止めればOK。

 

去年の過去文をUPいたしました。

当時は感情がぐるぐるしていて、どう書いたらいいか分かりませんでした。
1年たったら、すっかり忘れてしまって、どう書いたらいいか分かりません。だめじゃん自分。(苦笑)
やっぱり思ったときにすぐ書かないとダメですねー。

とりあえず去年のメモを元に、再現してみました。
混乱していた時期だったので、文章もやや混乱しています。記憶もあいまい。

ちなみに日付は7/15になっていますが、本当は6月の出来事です。
まあこのあたりに置いておけば流れがいいかな、みたいなアバウトさで、7月中旬に入れてあります。
よろしく☆

→ '08/07/15 『翌週、コーヒーショップにて(1)』)


相変わらずのナイスなセンスに乾杯 (笑)。

いいですね、BOSSシリーズ。“BOSS ファーストクラス”のデザインも好きですが、やっぱり最近だとコレでしょ。

「なーに『甘くないオレ』なんて、突っ張っちゃってんのよっ」
なんて肘で突つきたくなってしまうあたり、自分の中で、完全に擬人化してますね。ただの缶なのに。
製作者の思うツボです。ええ、分かっています。

砂糖不使用ということですが、オレなので、ミルクの甘みがあります。
飲み物はできるだけ砂糖控えめにしているけど、ブラックコーヒーの味気なさはちょっと……な私にはうれしいです。


そういえば、宇宙人ジョーンズがトミー・リー・ジョーンズに化けて、地球の調査をするCM。あれ、けっこう面白くて好きなんですが。
11/4、社団法人・全日本シーエム放送連盟(ACC)が、「第49回ACC CMフェスティバル」のグランプリに選んだそうですね。
おめでとう!

 

 


翌日。義父用の、携帯電話を買った。


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写真は、買ったらもらったおまけ。ハンドタオル。カニがいい味出してます。

とりあえず、人の目の届く範囲で、倒れてはいない。
でも、それが本当に倒れていないという結論にはつながらない。
「外を探してくる」
栗栖氏が立ち上がった。上着を着た。
「歩いて行くの?」
「自転車で」
メインストリートにはもういないのは分かってる。裏道を探してみる、と言った。
「気をつけてね」
「うん」
「いなくても、1時間したら戻ってきて」
「分かった」
携帯電話を胸ポケットにさして、栗栖氏は出かけた。

一人になった家で、私はぽつんとしていた。
静かだった。二人とも死んでしまったらどうしよう、と思った。
事故は突然にやってくる。(ほとんどの)病気のようには時間はかけない。
ちゃんと感謝していただろうか、と考えた。
夕飯の準備をする気分にはなれなかった。

10分ほどたったろうか。
ドアノブをガチャガチャ、といじる音がした。
「ただいま」
ドアが開いた。

義父だった。


「あー遅くなった」
いつものニコニコ顔で、義父は上がってきた。
手には大きなビニール袋が2つ。

「どこ行ってたんですか」
言葉にトゲがないと言ったら嘘になる。でも義父は気付かないみたいだった。楽しそうに、
「これ、やる」
ビニール袋を私に差し出した。
「買ってきたんですか?」
受け取りながら、私はたずねた。たまに彼はスーパーで山ほど買い物をして、おすそわけをくれる。
義父はますます笑みを広げた。
「いいや。パチンコ」
「パチンコ!?」
私は固まった。
「久しぶりだ。3年ぶりだったかなあ。こっちへ来てからは初めてだよ」
「……」
そんな行き先は予想していなかった。長年一緒にいる息子でさえ思いつかなかったのだ。
「あ、これだけもらっていいか?」
「……どうぞ」
義父は景品がつまった袋から、輪ゴムの箱3つを取った。そして夕飯はまだのようだと感じたらしく、自分の部屋に引き上げていった。

2つのビニール袋には、レトルト牛丼9箱、レトルトカレー3箱、白砂糖2袋、カルメ焼き5個、男性用靴下3足、(それと持っていかれた輪ゴム3箱)があった。

私は栗栖氏の携帯に電話して、義父が戻ってきたよと伝えた。
栗栖氏は息をきらしていた。橋の上まで全力でこいで、上りきったところだったそうだ。


その日の夕飯は、温めたレトルト牛丼だった。
義父は「玉が止まらないんだよ」と自慢し、「心配するから、遅くなるなら電話してくれ」と頼む栗栖氏に、困ったように笑った。
「手が離せなくてさ」

私が切り分けたデザートのロールケーキは、義父の分だけ薄かった。
理由は分かると思う。