電波バトル13、トラック輸送
食料品、衣類、電化製品、家具、食器、楽器、雑貨、書籍、文具、日用消耗品、医薬品、医療用器具、建設資材、内装部材、機械装置、自動車、機械部品、工具、鋼材、石材、木材、セラミック、ガラス、プラスチック、セメント等々、今の日本では、人間社会で消費、利用されるモノのほとんど全てが、軽油やガソリンを燃料として走るトラックで輸送されます。
水や都市ガス、電気、通信サービス、あるいは、港湾や貨物駅に面した工場に船や貨物列車から直接荷揚げされる原材料や燃料など、トラック輸送に依存しないモノもありますが、ごく限られています。
天然ガストラックもありますが、普及台数は二万台程度で、今後、増えてゆくと思われますが、約千八百万台も走っているトラック(バスも含む)の中の、わずか0.1~0.2%です。
エネルギー問題や環境問題を考える時、トラックによる貨物輸送をどうするか?という問題は、極めて重要な問題です。
自家用車の場合、もし本気で石油の消費量や二酸化炭素の排出量を減らしたいのであれば、できるだけ自家用車を使わない、バスや電車を利用する、という、基本的な対応でかなりの効果を得ることができます。
しかし、トラック輸送の場合は、そうはいきません。電気トラックや燃料電池トラックといったモノも研究されてはいますが実用化にはほど遠く、たとえ実用化が可能であったとしても、化石燃料の消費や二酸化炭素の排出量を減らす役に立つとは思えません。
今後、石油を大量に、安定的に輸入し続けることが難しくなってくる状況に備えて、物資の輸送そのものを減らしてゆかざるを得ないと思いますが、それは、今の日本社会においては景気の後退とほぼ同義になってしまうので、多くの人の同意を得るのは、今のところ不可能です。
2008年は不況で、日本経済はマイナス成長に落ち込み、エネルギー消費や二酸化炭素の排出量も減少したようです。
このような形で、不況や原油価格の上昇によって、徐々に経済活動とエネルギー消費が縮小してゆくことは、将来、急に石油の輸入ができなくなるようなケースと比べると、まだしも発生する損害を小さく抑えることができるはずで、エネルギー問題という観点からは、不況や原油価格の上昇による経済活動の縮小は、むしろ望ましいと言えるのですが、それを受け入れようと考える人はごくわずかで、ほとんどの人は不況にならないように、景気対策を実施することを政府に期待します。
不況は企業で働く人にとっては失業や賃金カットにつながることであり、お店をやっている人にとっては売り上げの減少や閉店につながることであり、仕事を探している人にとっては仕事に就くことが難しくなることであり、受け入れられない、と考えるのは当然です。
今の日本社会の在り方のままでは、経済規模の縮小が人々に受け入れられることはなく、不況や原油価格の上昇や人口の減少などにより、やむを得ず多少経済規模が縮小することはあったとしても、経済規模やエネルギー消費量はおおむね現状維持か、やや増えるくらいで推移すると思われます。
その場合、将来、原油価格の暴騰、円相場の暴落、石油の輸入の途絶により、物資の輸送が止まり、農業の一部以外のほとんど全ての生産活動が停止してしまう、激烈な経済・社会の崩壊に至る危険性があります。
これを防ぐためには、今のトラックによる物資の輸送に依存する社会を、トラック輸送に依存しない社会へと変えてゆかねばならないのですが、人々の考え方や価値観などから根本的に変えてゆく必要があり、非常に難しく、長い時間がかかることだと思います。
水や都市ガス、電気、通信サービス、あるいは、港湾や貨物駅に面した工場に船や貨物列車から直接荷揚げされる原材料や燃料など、トラック輸送に依存しないモノもありますが、ごく限られています。
天然ガストラックもありますが、普及台数は二万台程度で、今後、増えてゆくと思われますが、約千八百万台も走っているトラック(バスも含む)の中の、わずか0.1~0.2%です。
エネルギー問題や環境問題を考える時、トラックによる貨物輸送をどうするか?という問題は、極めて重要な問題です。
自家用車の場合、もし本気で石油の消費量や二酸化炭素の排出量を減らしたいのであれば、できるだけ自家用車を使わない、バスや電車を利用する、という、基本的な対応でかなりの効果を得ることができます。
しかし、トラック輸送の場合は、そうはいきません。電気トラックや燃料電池トラックといったモノも研究されてはいますが実用化にはほど遠く、たとえ実用化が可能であったとしても、化石燃料の消費や二酸化炭素の排出量を減らす役に立つとは思えません。
今後、石油を大量に、安定的に輸入し続けることが難しくなってくる状況に備えて、物資の輸送そのものを減らしてゆかざるを得ないと思いますが、それは、今の日本社会においては景気の後退とほぼ同義になってしまうので、多くの人の同意を得るのは、今のところ不可能です。
2008年は不況で、日本経済はマイナス成長に落ち込み、エネルギー消費や二酸化炭素の排出量も減少したようです。
このような形で、不況や原油価格の上昇によって、徐々に経済活動とエネルギー消費が縮小してゆくことは、将来、急に石油の輸入ができなくなるようなケースと比べると、まだしも発生する損害を小さく抑えることができるはずで、エネルギー問題という観点からは、不況や原油価格の上昇による経済活動の縮小は、むしろ望ましいと言えるのですが、それを受け入れようと考える人はごくわずかで、ほとんどの人は不況にならないように、景気対策を実施することを政府に期待します。
不況は企業で働く人にとっては失業や賃金カットにつながることであり、お店をやっている人にとっては売り上げの減少や閉店につながることであり、仕事を探している人にとっては仕事に就くことが難しくなることであり、受け入れられない、と考えるのは当然です。
今の日本社会の在り方のままでは、経済規模の縮小が人々に受け入れられることはなく、不況や原油価格の上昇や人口の減少などにより、やむを得ず多少経済規模が縮小することはあったとしても、経済規模やエネルギー消費量はおおむね現状維持か、やや増えるくらいで推移すると思われます。
その場合、将来、原油価格の暴騰、円相場の暴落、石油の輸入の途絶により、物資の輸送が止まり、農業の一部以外のほとんど全ての生産活動が停止してしまう、激烈な経済・社会の崩壊に至る危険性があります。
これを防ぐためには、今のトラックによる物資の輸送に依存する社会を、トラック輸送に依存しない社会へと変えてゆかねばならないのですが、人々の考え方や価値観などから根本的に変えてゆく必要があり、非常に難しく、長い時間がかかることだと思います。
電波バトル12、石油とオイルサンド
「石油はあと40年」と言われはじめてから、すでに40年くらい経って、いまだに「あと40年」と言われているので、永久に「あと40年」の状態が続くのか?と思ってしまいそうですが、さすがにそうゆうことでは無いようです。
統計上の石油の埋蔵量は、2002年に急増しています。これは、巨大油田が発見された、という訳では無く、カナダのオイルサンドの埋蔵量の一部が、石油の埋蔵量に加えられたためです。
これは、2001年のアメリカ同時多発テロ後の原油価格上昇により、生産コストが高く、石油より低質なオイルサンドでも、資源としての有用性が認められるようになった、ということだと思います。
「石油はあと40年」と言われていますが、一説によると、そのうちの10年分くらいはオイルサンド等で、厳密に石油と呼べるものだけで計算すると30年もない、とも言われています。
また逆に、産油国の中には、国内の石油資源を温存するために、石油の埋蔵量を過少に公表している国がある、とか、またまた逆に、石油の生産量割当てをたくさん欲しい国は、石油の埋蔵量を過大に申告している、とも言われています。
石油だけを考えてみても、生産コストの高い、あるいは、石油の質が悪い悪条件の油田をどの程度まで含めるかによって、埋蔵量の数字は大きく変わりますし、オイルサンドまで含めるならば、話は全然違ってきます。
「石油はあと40年」と長年言われ続けていても、その内容は変わってきています。確かなことは、条件が良く、高品質の石油を産出する油田は減っている、ということです。
コストや質を問わずに、燃えれば何でもいい、というのであれば、石油でなくとも、オイルサンドでも石炭でも天然ガスでもバイオ燃料でも可燃ゴミでも、いろいろあります。
石油が他のエネルギー資源と違う重要性を持っているのは、液体で取り扱いが容易で、簡単な精製のみでガソリンや軽油を作れるからです。
石油より扱いにくい、コストのかかるエネルギー資源や、採掘コストの高い悪条件の油田ならば、いくらでも、まだまだありますが、好条件の油田は、確実に残り少なくなってきているのです。
統計上の石油の埋蔵量は、2002年に急増しています。これは、巨大油田が発見された、という訳では無く、カナダのオイルサンドの埋蔵量の一部が、石油の埋蔵量に加えられたためです。
これは、2001年のアメリカ同時多発テロ後の原油価格上昇により、生産コストが高く、石油より低質なオイルサンドでも、資源としての有用性が認められるようになった、ということだと思います。
「石油はあと40年」と言われていますが、一説によると、そのうちの10年分くらいはオイルサンド等で、厳密に石油と呼べるものだけで計算すると30年もない、とも言われています。
また逆に、産油国の中には、国内の石油資源を温存するために、石油の埋蔵量を過少に公表している国がある、とか、またまた逆に、石油の生産量割当てをたくさん欲しい国は、石油の埋蔵量を過大に申告している、とも言われています。
石油だけを考えてみても、生産コストの高い、あるいは、石油の質が悪い悪条件の油田をどの程度まで含めるかによって、埋蔵量の数字は大きく変わりますし、オイルサンドまで含めるならば、話は全然違ってきます。
「石油はあと40年」と長年言われ続けていても、その内容は変わってきています。確かなことは、条件が良く、高品質の石油を産出する油田は減っている、ということです。
コストや質を問わずに、燃えれば何でもいい、というのであれば、石油でなくとも、オイルサンドでも石炭でも天然ガスでもバイオ燃料でも可燃ゴミでも、いろいろあります。
石油が他のエネルギー資源と違う重要性を持っているのは、液体で取り扱いが容易で、簡単な精製のみでガソリンや軽油を作れるからです。
石油より扱いにくい、コストのかかるエネルギー資源や、採掘コストの高い悪条件の油田ならば、いくらでも、まだまだありますが、好条件の油田は、確実に残り少なくなってきているのです。
必ず殻を取ってお召し上がり下さい
かなりキアイの入った太字になっているので、おそらく殻ごと食べた人からクレームが来たのだと思います。
ピスタチオは必ず殻を取って食べましょう。
「電波バトル」を書いていると、だんだん昔のことを思い出してきました。
十五年ほど前、反原発運動に参加していたのですが、「石油をこのまま使い続けるのはダメだ」という根本的な点で、私は原発推進派の人達と完全に意見が一致していたので、反原発運動の中で浮きまくっていたのでした。
なので、原子力発電を批判する時も「原子力発電に反対する人達が指摘するように」とか、他人事のような書き方になってしまうのですね。
「電波バトル」のスタンスは、原子力発電はできるだけ早く止めるべき、太陽光発電や風力発電、電気自動車や燃料電池自動車、水素エネルギー等は資源の無駄遣い、バイオエタノールは農地の限られている日本には不向き、そして、石油等の化石燃料を使わない豊かな時代を築いてゆく、です。
まだ、思いついたままを書きなぐっている段階で、思い違いや誤りもあるかもしれませんが、興味とお時間があれば、お付き合い下さい。
